【Windmill AWL-10】雪山での猟で活躍したライター
この冬に導入した道具の1つが今日ご紹介するライター “Windmill AWL-10” でした。
導入の経緯と、実際の使用感をお話します。
導入の経緯
約4000円のライターです。まあまあ高いですよね。別に憧れや酔狂で買ったわけではなく、どうしても必要と考え、導入しました。
その理由を順を追って書きます。
まず、基本的にぼくはBiCライター愛好家です。それは今でも変わりません。山に行くときの荷物には必ずBiCライターを忍ばせています。
しかし最近はちょっとメインライターとしては不足を感じていました。理由は——
「アルコールストーブを愛用しているが、この手のライターは下向きの着火が厳しい」ということ。アルコールストーブって、燃料に向けて火をつけるので、寒い時期に普通のライターで着火しようにも、アルコールの温度が上がらず、火がつきにくいんです。天候が良ければいいんです。でも氷点下10度を下回り、手袋を外すとみるみる痛くなっていくようなとき、なかなか着火しなくてイライラしました。それでもがんばれば着くんで、予備のライターとしては優秀だと思っています。
また焚火台を使った焚火もわりと頻繁にやりますが、風が強いとやはり苦戦します。厳冬期は乾いていると思った小枝が、実は凍っていて、サクッと着かないときもあるんで、火力に頼りたいんですよね。
そこで以前、こいつを導入しました。
参考:新富士バーナー『スライドガストーチ』を狩猟の荷物に追加
しばらくは愛用していましたが、唐突に壊れました。全体的にガタがきていて、各部が歪んでグラグラしてましたね。機能的には気に入っていましたが、思ったよりも長く使えずちょっと信頼感が落ちました。使い方が悪かったのかもしれません。
というわけで、下向き着火がしやすく、風に強く……と考え、AWL-10を買ったというわけです。
安心の防水
こいつはきっちりと閉まる蓋が着いていて、防水になっています。これが地味に嬉しい。
というのも、厳冬期はライターが冷え切らないように、上着やズボンのポケットに入れておくことが多いんですが、汗でじんわり湿ってくるんですよ。何時間も歩いていると、ポケットのライターが濡れていることも少なくありません。
構造上、石が濡れると着火しにくい一般的なライターは、この時点で落選です。
火力も安心で、風にも強い
無敵とまでは言いませんが、やっぱり風には強いです。
わざわざ強風に晒しながら火をつけるようなことはしませんが、どうしても風を避けきれないときでも、ちゃんとアルコールや焚火に着火させてくれました。
燃料も重鎮式なので低温に強いタイプにしてもよし
ガスを充填できるので、低温に強いタイプを入れてやれば、さらに冬山に強い仕様になるでしょう。が、ぼくはまだそこまでやっていません。ポケットに入れて、そこそこの温度を保ってやれば、十分使えました。
まぁ、氷点下10度程度の環境なので、氷点下25度などになってくると、話は別かも。
ただ、ガスを変えれば性能が上がるというのは安心ですよね。ぼくも今入っているガスを使いきったら、低温タイプに変える予定です。
ライターは生命線
ぼくは雪山といっても、標高の高いところを目指す登山をやっているわけではなく、動物を探して低地を歩き回るだけなので、所詮は安全圏での行動しかしていません。
それでも、やっぱりライターって生命線だと思うんです。
なにかの間違えで、厳冬期の山の中で寝るとなったら、やっぱり焚火くらい熾したいですよ。あるいは普段の休憩でも温かい飲み物くらいサクッと作りたいわけです。
そんなときに「うわー、火がつかねー、かなしー、さむいー」なんてことになるとひもじいわけですよ。
まだ1シーズンしか使っていないので、耐久性などはこれから見ていくことになりますが、今のところは気に入っています。
もし、ライターを探している人がいたら、検討してみてはいかがでしょうか?
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