道迷い:猟場探しで「絶対に山は舐めちゃいけない」と思った話

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これはすごく恥ずかしい話なのですが、教訓として書いておこうと思います。

実は先日行った「猟場探し(参考ページ)」で軽い迷子になりかけました。結果的にはなにも問題なかったとはいえ、それは結果論。

いわゆるヒヤリハットの1つです。

地図を忘れる

今回最初の失敗は地図を忘れたことです。

何時間も山を歩き回るつもりはありませんでしたが、それでも地図は必需品。その地図がないことに気付いて、わたしはこう決意しました。

「じゃぁ、尾根をまっすぐに登って降りてこよう」

下の下手くそな絵は山の地形図です。赤い線が尾根だと思ってください。かなりデフォルメしていますが、こんな感じで4つの尾根があります(ABCD)。

赤い線が尾根、青い線が予定経路です。

で、今回の入山地点は尾根Bでしたので、尾根Bを登って降りればいいだろうと思ったわけです(青い線)。

夢中になる

今回の山歩きは動物探しが目的です。

獣道を探し、足跡を探し、糞を探し、どこかにシカやイノシシがいないかと見渡しながら歩きます。そのうち有力な獣道が隣の尾根に向かっていることに気が付きました。

「ちょっと隣の尾根も見にいこう」

と、こんな感じで尾根Cへ向かいます。

予定を変更して隣の尾根Cへと向かいました。

さらに尾根Dに向かう獣道を発見し、尾根Dへ。

そしてさらに尾根Dへ。

この時点で「東に2つの尾根だけ移動した」と記憶しました。つまり西に2尾根分戻れば、元の尾根Bに戻れると判断したわけです。

図を見ていれば「それじゃダメ」と分かるのですが、結構夢中になっていたこともあって、あまり深く考えていなかったのが正直なところです。

で、なにが起きたか? わたしは尾根Dを登ってしばらくしてから、予定通り「西に2尾根戻り」下山しました。すると……

「東に2尾根分だけ移動したから、西に2尾根分戻ればOK!」と軽く判断。

わかりますか? ちゃんと2尾根分だけ西に移動したのですが、実は尾根Bと尾根Cが合流して1つの尾根になっていたんですね。それを把握していなかった自分は律儀に2つ分移動して、入山した尾根Bよりも西にある尾根Aに行ってしまいました。

実は途中でこのことに気付いたのですが、事前に地図を頭に入れておいて、尾根ABCDがすべて同じ林道にぶつかることを知っていましたので、尾根Aを降りて、林道沿いに尾根Bに戻り車に戻れたというのが顛末です。

しかし林道沿いを歩きながら「これがもっと長時間の山歩きだったら、もっと遠くに行ってしまった可能性があるし、最悪の場合明るいうちに下山できないなんてこともあり得る……」と反省したのです。

今回は小さなトラブルでしたが……

今回は自分が把握できる範囲の迷子でした。自分が想定外の尾根にいることに気付き、それがどこに降りるかも把握していたので、焦りもなく、せいぜい「ちょっと遠回りしちゃった」という程度。しかし、これがもっと山奥で、もっと複雑な地形だったなら、完全に迷子になり得たと思っています。

「山の中に入ると、こういう大きな視点での地形図を想像しづらい」ということを痛感しました。上の図で見ると、すごく簡単な問題に思えますが、実際に山の中にいると全体像が把握しづらいものです。景色も似ているし、他のこと(アニマル・トラッキングなど)に夢中になっていれば地形に対する記憶も曖昧になります。

とにかく地図を持って、ちゃんと現在地を把握しながら歩きましょう。

これまで散々山歩きをしてきたし、もっと深い山中にだって入ってきました。しかしトラブルというのは、今回のような「まぁ、ちょっと山に入るだけだから大丈夫」というときに限って起きるんですよね。

良い勉強になりました。

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