第2回猟場探し：シカ3頭に遭遇するもすべて尻！

「冬が来る前に少しでも猟場を知っておきたい」と思い、猟場を開拓し始めています。

自分がどういう場所で猟をやるのか、少しでも目に焼き付けておくのはもちろん、動物を見つける練習という意味もあります。

前回は2ヶ所の猟場候補にちょっとだけ入って雰囲気を探ってきました。今日はその1つのさらに奥地に踏み込んでみようという狙いです。

沢から上がる

とにかく「水があれば動物もいる」と思っているので、入り口は沢沿いを選びます。こんな沢から写真左手の斜面を登っていきます。獣道を見つけたので、それに沿って歩きます。

歩き始めてすぐ木に引っかかった糞を発見。イノシシだと思われます。

前回はシカの痕跡しか見つからなかったのですが、やはりイノシシもいるようです。

さらに少し歩くとこれ。鹿の角研ぎだろうと思われます。

シカに遭遇！

尾根をどんどんと登っていきます。

何かが動いた気がして隣の尾根を見ると……

写真には写りませんでしたが、シカでした。動いたのはわたしから逃げるときの音だったようで、シカを見つけたときには完全にお尻を向けて、ぴょんぴょんと跳んで逃げてましたね。

この日、合計3度シカに遭遇しましたが、すべて逃げていくシカでした。写真を撮ろうと思っても、間に合わないくらいだったので、実際の猟だったら撃つことさえできなかったでしょうね。

まだまだ注意深さが足りないし、歩き方も雑なんでしょう。良い教訓になりました。

アニマル・トラッキングは楽しい

猪やシカの糞はいくらでも見つかります。1番新しそうなのはこれですね。まだ水っぽさが残っています。恐らく猪でしょう。猪はいろんなものを食べるので、食べ物によっても糞の形状なんかは異なります。

今日歩いた場所は猪とシカの痕跡を見つけることができました。こっちはシカの糞ですね。

今日はそこまで余裕がありませんでしたが、慣れてきたら「この獣道はシカ」「こっちの獣道はイノシシ」と読み解いていくのも楽しいと思います。

匂い！？

小一時間ほど歩いていて、唐突に「獣臭い」と思った場所がありました。尾根と尾根に挟まれた小さな谷間です。

具体的になんの匂いか分からないのですが、あきらかにそれまではなかった匂いがそこにはありました。あえて言えば牛舎の匂い？でしょうか。糞と動物の体臭が混ざったような匂いです。

偶然かもしれませんが、その谷の近くで2頭目のシカを発見しました。寝屋が近かったりしたのでしょうか？

おまけのキジバト

下山して、林道に出る直前、キジバトさんが木に止まっていました。

一見すると写真右の方を見ているように思えますが、わたしは睨み付けています。鳥は顔の横に目があるので、こうやって相手を見るのでしょう。めっちゃ警戒されているのがわかりました。

銃で猟をする時を想像しながら、ゆっくりとカメラを上げ、フォーカスを合わせて写真を撮ります。

この通り撮影することができたので、きっと実際の猟でも獲れたはず。

なーんて、想像しながら山を歩くのも楽しいものです。

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