なぜBiCライターが登山用にオススメなのか?
山には必ずBiC社製のライターを持って行きます。
ほかの着火道具とも比較しつつ、BiCライターの魅力をご説明します。
なぜBiCライターが登山用にオススメなのか?
『BiC社製ライター』というのはコンビニでも買える普通の100円ライターです。見たことある人も多いのではないでしょうか?
「100円ライターなんてどれも一緒でしょ?」
なんて人もいるかと思います。タバコを吸うためであればなんでもいいでしょう。しかし山に持っていくならそうはいきません。山の中で使おうとして、もし火がつかなかったら、場合によっては命に関わります。
安心のMade in France
「言っちゃ悪いけど、100円ライターなんてみんな発展途上国で作ってるんでしょ? ほらMade in Chinaだったりさ……信頼できないよ」
いえいえ、BiCライターはフランス製。
品質もとても高く、少なくともわたしが使っていて壊れたことがありません。
低温に強い
このBiCライターはイソブタンガスが注入されています。
イソブタンガスとは冬用のガス缶に入っているガスです。普通のライターやガス缶に入っているブタンガスと比較すると、気化する温度が違います。
* ブタンガス ≒ -0.5度
* イソブタンガス ≒ -11度
つまり、普通のライターは氷点下では着火しませんが、BiCライターは氷点下10度くらいまでいけるというわけ。山用のライターとして魅力的ですよね。
魅惑の着火回数
着火回数もなかなかです。公式サイトのスペックを見てみるとなんと着火回数3,000回。
普通のライターはせいぜい1,000回と聞いたことがあります(未確認)。
この3,000回という回数をどう捉えるか、ブッシュクラフトやアウトドア界隈で人気のファイアースターターと比較して考えてみたいと思います。
Amazonで評価が高かったこちらの商品と比べてみます。
スペックを見てみると「12,000回使える」と書いてあります。恐らく、ここでいう「使える」というのはストライク(火花を飛ばす)の回数でしょう。つまり「12,000回火花を飛ばせる」という意味だろうと思われます(違ったら教えてください)。
世のブッシュクラフト系YouTube動画を見ていると、1回の着火のために5~10回くらいは火花を飛ばすようです。条件が悪いときはさらに何回もストライクしているのを見かけます。仮に平均5回のストライクで着火できるとして、この商品は「2,400回の着火ができる」というわけです。
つまりBiC社のライター1個で、ファイアースターターの着火回数を超えてしまうくらい、長持ちするんです。「ファイアースターターは長く使えるから、魅力的だよなぁ」と思っていたので、このことに気付いたときは驚きました。
しかも重さを比較すると……
- BiC社製のライター = 22g
- 先述のファイアースターター = 55g
BiC社製のライターを2個持っててもまだ軽い、というわけです。
※ 言うまでもありませんが、ファイアースターターが劣っているという意味ではありません。「水に強い」「故障がない」という強みがありますし、なにより「おもしろい」という魅力があります。わたしも「欲しいなぁ」と思いますもん。
## 山に持っていく『火』はBiCライター
というわけで、わたしが山に行くときは、ザックにBiCライターを3個くらいは入れておきます。
- メインで使う用にひとつ
- ファーストエイドキットの中にひとつ
- 予備の電池などを入れた袋にひとつ
もちろん、ライターにはガムテープを巻いておき、着火剤として使います。
また、BiCライター(あるいはいわゆる100円ライター全般)は2つの弱点があると思っています。
- 水に弱い
- 頑丈とはいえ、故障があり得る
というわけで、予備を持ち歩くのはもちろん、密閉できる袋に収納しておきましょう。逆に言えば、これだけのことで『火』に関しては安心していられるというわけ。
いかがですか? BiCライターの魅力が伝わりましたでしょうか?
またガムテについてはこんな記事も書きました。
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