短時間の歩く猟でビノハーネスが便利だな、という話

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わたしが活動している地域の山はまだ笹藪に覆われていて、縦横無尽に自由に歩ける状況ではありません。藪漕ぎをすると言っても、そんな状況でもなく、よっぽど必要に迫られなければ入りたくないレベルの藪なのです。

「そこで林道を中心に行動して、ところどころ歩きやすい範囲だけ山を歩く」というスタイルで行動することが多くなります。

このとき、林道での移動が歩きになることもあれば、車で流すこともあります。そうなると「車で移動 → 降りて30〜60分の渉猟 → また車に戻って移動」という感じになります。

この場合、大袈裟にザックを背負う必要もなくて、獲物が獲れたら車に戻るなりなんなりすれば良いので、必要最小限の荷物だけで済ませたいわけです。いろいろ試しているうちに、ビノハーネスにあれこれ収納する形が使いやすくなった、というお話です。

ビノハーネスシステム

ビノハーネスの下部に5発差しの弾差しをつけて、サイドのベルトには2発差しのX-Holderをつけています。
※なお、背景に映るガンロッカー的なものはガンロッカーではありませんのであしからず。

昨シーズンからミステリーランチのビノハーネスを愛用しています。単純にビノハーネスとして便利で使っていたのですが、すこし拡張する形で、さらに便利に使っています。

ご覧の通り、横のベルトにX-Holderをつけており、ここに最初に使う2発の弾を入れておきます。さらに予備としてビノハーネス下部に5発差しの弾差しを取り付けてあります。

本当ならベルトに弾差しをつけた方が使いやすいんです、正直なところ……。

でもあえてこうしているのはザックを背負うときと背負わないときで同じ形にしたかったから。ベルトに弾差しをつけると、ザックのウェストベルトと干渉し、弾差しの位置を変えなくてはならず面倒。

まぁ、このあたりは日々の模索の範疇なので、ベルトを使ってみたり、ビノハーネスにつけてみたり、今でも模索しています。あくまで今日はビノハーネスに集中させるときのやり方、です。

 

中身はこんな感じ

まぁ、シンプルなもんです。あれこれポーチをつけて増やしていくと邪魔くさいので、こんなもん。

 

中身を出すとこんな感じ。

Garmin InReach Mini/日の出光学の双眼鏡(6×32)/メモ帳・ペン/許可証/弾差し/シカ笛/犬笛

 

下部の弾差しは革でカバーしてあり、ひらくとこんな仕組みになっています。自作のカバーです。それを無理やりインシュロックで固定しています。

 

 

あとは腰の剣ナタとドッグナビくらい

車を降りて「さあ行くぞ」となったら、腰に剣ナタをつけて、ドッグナビを下げて犬を放つ感じですね。放つと言っても、全然ぼくからは離れては行かないンですけどね。笑

歩く時間によってこれがベストだと思うこともあれば、やっぱりザックを背負って行動した方がいいこともあるし、その中間くらいの微妙な距離感のこともあります。その時折で微妙に最適解は変わってくるので、いつも模索をしています。

今回のやり方は「ザックを背負うこともある、背負わないこともある」というときに、それを切り替えやすいやり方として気に入っています。今日は絶対に背負わない、と決めていれば先述の通りベルトに弾差しを通す方が好みではあります(胸元スッキリ)。

ザックには食べ物とか、解体道具を入れておいて、「ここは長くなるから背負って行こう」とか「ここは不要」とか、簡単に判断できるというわけです。

みなさんのお気に入りなシステムがあればSNSなんかで見せてくださいね〜。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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