シャルムのベストに手を加え、実弾の紛失対策を施す

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シャルムのベストは全体的には気に入っているものの、弾の保持性能の悪さは気になっていました。

自分でできる対策を施して不満を解消していきたいと思います。

シャルムの猟装ベストの不満

まずは不満点を見ていただきたいと思います。

下の写真の通り、左右の腹前のポケットと左胸に弾差しが付いています。

参考:次の猟期はこれでいく! シャルムのハンティングベストをご紹介

青丸部分が弾差しになっている。

胸は2発、腹回りは6発ずつで、最大で14発収納できます。

最大14発というのは、わたしにはちょうどいいですね。実際には10発程度しか持って行かないので、左右のポケットに4発ずつ、胸ポケットに2発入れれば10発になり、ちょうどいいです。

参考:単独忍び猟に弾を何発持っていくか?

問題は「弾が落ちないか?」という点です。

これが本当にダメなんです。とくに胸の弾差し。これはアウト。使い物にならない、と断言します。少なくともここに弾を差して歩く気にはなれません。

実際に弾を落としたことがあります(その場で拾いました)。その経験をした瞬間「これはダメだ」と確信し、使用をやめましたね。

 

腹のポケットの問題も……。

ご覧の通り、腹のポケットのフタは小さなマジックテープです。まずマジックテープって音がうるさいので大嫌いなのですが、弾を保持する部分のフタとしてはマジックテープの面積が小さすぎて弱すぎる……。そして追い打ちをかけてダメなのが、マジックテープの縫製。上の写真、下側のマジックテープは自然にほどけてこうなっています(上側は自分で外したものです)。

こちらは弾差しがポケットの中なので、ポンポンと落ちるものではないと思います。それにしてもフタがショボすぎる。

 

改善:まずは腹のポケット

こちらはフタだけが問題なので、マジックテープを外してスナップボタンに変えました。

これならマジックテープより頑丈だし、開けるときの音も小さいです。今のところスナップボタン1つで問題は感じませんが、もし強度に不安を感じるなら2コにするってのもありですね。おいおい運用しながら考えます。

 

改善:胸ポケット

こちらが悩ましかったです。twitterでもいろいろアイデアをもらいまして、考えていたのですが、結局シンプルなゴム紐で閉じる形を選びました。

ゴム紐を下に縫い付けて、カバー部分に薬莢の部品を取り付け。ゴムを外せば弾が抜けるカタチになっています。

実際に小突いてみると……

もし「1秒でも早く弾を抜きたい」ならばこれはやや問題ありですね。ちょっと開けるのに手間取るので。ぼくの場合は安全性重視で考えています。

実際の運用を考えると、別に常時ゴムを締めている必要はないと思っています。だいたい獲物がいそうな場所ってのは分かっているものなので、そういう場所に入るときにゴムを外してもいいわけです。で、そういう場所を抜けたらゴムを戻す、と。

そのあたりは運用でいろいろ工夫すればいいかなーと思ってます。

ゴム紐を外すのに手間取るので、ちょっとゴム紐に手を加えようかな、と考えています。それはまたいつか。

 

不満を解消する楽しさ

問題があったとき「何かを買って解決」ってのもいいんですけど、あえて手持ちの道具に手を加えて改善していくのも楽しさですよ。自分だけの道具になっていくんでね。

弾差しについては、またおもしろい話があるので、そのうちそれもお見せしたいと思っていますが、まずは手元のベストに手を加えてみました。

みなさんは弾差しについて工夫はありますか?


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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