シャルムのベストに手を加え、実弾の紛失対策を施す
シャルムのベストは全体的には気に入っているものの、弾の保持性能の悪さは気になっていました。
自分でできる対策を施して不満を解消していきたいと思います。
シャルムの猟装ベストの不満
まずは不満点を見ていただきたいと思います。
下の写真の通り、左右の腹前のポケットと左胸に弾差しが付いています。
参考:次の猟期はこれでいく! シャルムのハンティングベストをご紹介
胸は2発、腹回りは6発ずつで、最大で14発収納できます。
最大14発というのは、わたしにはちょうどいいですね。実際には10発程度しか持って行かないので、左右のポケットに4発ずつ、胸ポケットに2発入れれば10発になり、ちょうどいいです。
問題は「弾が落ちないか?」という点です。
これが本当にダメなんです。とくに胸の弾差し。これはアウト。使い物にならない、と断言します。少なくともここに弾を差して歩く気にはなれません。
シャルムのベストの胸ポケット。
こんな乱暴に弾をどつくことはないのだけど、転んだ時にスキーのストックがここに当たり弾が抜け落ちた経験があり、無視できない問題だと感じてた。 pic.twitter.com/Yi1ofmTWUI— やまくじ『山のクジラを獲りたくて』 (@yamakuji_jp) June 11, 2020
実際に弾を落としたことがあります(その場で拾いました)。その経験をした瞬間「これはダメだ」と確信し、使用をやめましたね。
腹のポケットの問題も……。
ご覧の通り、腹のポケットのフタは小さなマジックテープです。まずマジックテープって音がうるさいので大嫌いなのですが、弾を保持する部分のフタとしてはマジックテープの面積が小さすぎて弱すぎる……。そして追い打ちをかけてダメなのが、マジックテープの縫製。上の写真、下側のマジックテープは自然にほどけてこうなっています(上側は自分で外したものです)。
こちらは弾差しがポケットの中なので、ポンポンと落ちるものではないと思います。それにしてもフタがショボすぎる。
改善:まずは腹のポケット
こちらはフタだけが問題なので、マジックテープを外してスナップボタンに変えました。
これならマジックテープより頑丈だし、開けるときの音も小さいです。今のところスナップボタン1つで問題は感じませんが、もし強度に不安を感じるなら2コにするってのもありですね。おいおい運用しながら考えます。
改善:胸ポケット
こちらが悩ましかったです。twitterでもいろいろアイデアをもらいまして、考えていたのですが、結局シンプルなゴム紐で閉じる形を選びました。
実際に小突いてみると……
んでこちらは簡単な対応だけど、ゴム紐で閉じたパターン。落ちない。 pic.twitter.com/T6lhfGjND6
— やまくじ『山のクジラを獲りたくて』 (@yamakuji_jp) June 11, 2020
もし「1秒でも早く弾を抜きたい」ならばこれはやや問題ありですね。ちょっと開けるのに手間取るので。ぼくの場合は安全性重視で考えています。
実際の運用を考えると、別に常時ゴムを締めている必要はないと思っています。だいたい獲物がいそうな場所ってのは分かっているものなので、そういう場所に入るときにゴムを外してもいいわけです。で、そういう場所を抜けたらゴムを戻す、と。
そのあたりは運用でいろいろ工夫すればいいかなーと思ってます。
ゴム紐を外すのに手間取るので、ちょっとゴム紐に手を加えようかな、と考えています。それはまたいつか。
不満を解消する楽しさ
問題があったとき「何かを買って解決」ってのもいいんですけど、あえて手持ちの道具に手を加えて改善していくのも楽しさですよ。自分だけの道具になっていくんでね。
弾差しについては、またおもしろい話があるので、そのうちそれもお見せしたいと思っていますが、まずは手元のベストに手を加えてみました。
みなさんは弾差しについて工夫はありますか?
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