「車がなくても狩猟はできる?」へのぼくなりの答え
Twitterなんかで定期的に「車がないんですが、狩猟はできますか?」という質問が出てきて、いろんな人がいろんな回答を呟いているのを見かけます。
いろんな考えはあるでしょうけど、今日はぼくなりに答えてみたいと思います。
車がないと何が起こるのか?
車なしで狩猟をやろうとすると何が起こるんでしょうか? ポイントは2つ。
- 猟場へのアクセス
- 獲物の持ち帰り
単純な話ですね。正直に言えば、あとは自分で考えてみるしかない、っていうのが僕の答えです。というのも、住んでいる場所、猟場の場所、一緒にやる人の考え、やりたい狩猟スタイルなどによってあまりに変わってきちゃうので、答えることができないんです。
たとえば猟場のすぐ近くに駅かバス停があるなら、それでいけばいい。駅から猟場まで5Kmあって、歩くのが苦じゃないなら歩いていくことだってできる。ただし獲物の持ち帰りはいろいろ悩ましいですね。電車の中で「血の匂いがする」ってのはダメでしょう。
でもそれだって、工夫の余地はあります。駅のロッカーにクーラーボックスをデポして、現地で解体した獲物をクーラーボックスで冷やしながら帰るのは可能かもしれません。大物を丸々持って帰るのは無理でしょうけど、鳥ならいけますね。
——と書きましたが、はっきり言って大変だと思います。正直ぼくはめんどくさすぎて、車なしってのは考えられないですね。
バイクならどう?
バイクがあるなら行動範囲が広がります。少なくとも猟場へのアクセスは解決するので、あとは獲物の持ち帰り。これはやはりクーラーボックスでも積んでおけばOKでしょう。シカやイノシシだって、やりようはあります。千松信也さんの著書を読むと、最初の獲物はバイクで持ち帰ったという記述があります。
ただバイクにイノシシを丸ごと縛り付けて持ち帰るのは、周りの目を考えると慎重に考えたいところです。猟場から自宅までが思いっきり田舎道で、そういう理解がある場所ならやれるでしょうけど、大都会を駆け抜けるのはぼくならやめます。
——というわけで、ここから先はやはり「自分で考えて」という話になってしまいます。
グループ猟での「同乗」問題
グループ猟をやる予定の人で「誰かに乗せてもらえばいい」と考えているなら、慎重になったほうがいいです。
考えてみてください。同じ狩猟という趣味を持っているとはいえ、他人を乗せて長時間移動するのって辛いですよね。ぼくなら辛いです。たまになら、まぁ、人助けだと思って乗せてあげてもいいですし、仲良くなっちゃえばもちろんOKでしょう。
これはもはや人間関係や人付き合いのレベルの話になりますね。
当たり前のように「乗せてくださいね」じゃダメですよね。誠意を見せましょう。
年齢で差別するつもりはないですが、若いと「しかたね〜な〜」と受け入れてもらいやすい気がしますね。
結論:車がなくても工夫でやれるけどやっぱり欲しくなるよ
車なしでも狩猟はやれます。でも大変だし、選択肢が狭まるのは間違いないです。
車なしでも始めればいいと思います。最初はそんな制限があっても大丈夫。最初からポンポン獲れるもんじゃないし、あれこれ心配するよりも、1日でも早く狩猟を始めた方がいいと思います。
「車が手に入るようになるまで狩猟を始めない」なんてのはもったいないです。
でもずっと車なしでやっていけるとも思わないほうがいいし、狩猟を始めるとなったら車の手配も考え始めた方がいいですね。初年度は無理でも2〜3年目には車を用意するつもりでいれば十分時間もあるし、少しお金を貯めて安い中古車を買えばいいんです。たぶん欲しくなりますよ。
——というのがぼくなりの答えです。参考になれば幸いです。
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