スタイル問わずシカ撃ちに持って行く最低限の道具
「シカ撃ちの荷物」と言っても、スタイルやその日の状況によってかなり変わってきます。忍び猟と流し猟じゃ全然違うし、忍び猟でも丸1日歩くときと、2〜3時間だけ歩くときじゃ違ってきます。
そうは言っても「どんなときでも必ず持っていくもの=ベースキット」はあります。
つまりスタイルによって、ベースキットにアレコレ追加していくというわけです。今日はそのベースキットのご紹介。
鉄砲と弾
なにはなくともまずは鉄砲と弾。
最近はもっぱらターハントRSG12を愛用しています。弾はフェデラルトロフィーカッパーですね。非鉛弾の研究はまだ浅いので、これが最善の弾かはまだ自信がないですが、ちゃんと獲物は獲れますので、ひとまずOKかと。
解体キットポーチ
解体道具ポーチプロトタイプ1号。
プロトタイプなので、あまり深いことを考えず、なるべく早く使えるように、と最初の思いつきでそのまま作成してみることにした。
猟期が終わったら、次の猟期まで時間があるので、のんびりと2号3号を作ればいいかなーと。#myog pic.twitter.com/sYWT8Z33Su
— やまくじ『山のクジラを獲りたくて』 (@yamakuji_jp) March 3, 2020
解体で必要となるものはすべてここに入っています。
入っているものはナイフ・研ぐヤツ・のこぎり・手を拭くヤツ・手袋・駆除番号を書くスプレーですね。
ゲームバッグ
解体した肉を入れる袋です。解体する場所がどこであれ、何かと便利ですね。
流し猟の時は解体場所があったりするので、必ずしもいらないのですが、それでも必ず持っています。ゲームバックを持っていないハンターが多いのですが、1度使うとやみつきです。
ビニール袋なんかにいれると肉が冷えないし、体液・血がたまり、その中に肉が浸かっている状態になります。
市販のゲームバッグじゃなくても、サラシとかもアリだと思っています。今持っているゲームバッグがダメになったら、次はサラシで運用してみようかな〜と考えています。
双眼鏡
双眼鏡は必須ですね。狩猟のスタイルとは関係なく必ず持って行きます。
遠い獲物をはっきり確認したいってのもありますし、遠くの景色を観察することもできます。遠くの足跡を双眼鏡で見ることもあります。
メモ帳とペン
ぼくはメモ魔なので、とにかくメモを取ります。シカを見た場所などはもちろん、道具の評価であったり、獲物の足跡の多い場所、食痕なども……。あるいは狩猟と関係ないことを急に思いついたりもします。
書いたメモはその夜にビールでも飲みながら見返します。そこから何かを学んだり、発見したりすることもありますが、それよりも酒の肴って要素が強いですね。
最後に……必ずしも必要ではないもの
本題とは逆に「必ず必要ではないもの」を挙げて締めくくります。
剣ナタ
流し猟なんかでは不要ですね。忍び猟の時は必ず携行します。
距離計
流し猟では必ず持って行きますが、忍び猟では持って行かないことが多いです(持って行くこともあります。気分ですね)。
流し猟だと牧草地狙いなのですが、距離が分かりづらいんですよね〜。それでもよく行く場所では「あの境界線まで300m」みたいな距離の目安は頭に入ってきましたが、それでもふと獲物を見て「近いかな?」と測ってみたら射程距離外だったということも少なくないです。
一方、忍び猟で山に入るときはそんなに遠くないことが多いので、測らなくても大丈夫。歩く場所にもよりますけどね。
骨スキ・皮剥包丁
解体用に骨スキや皮剥包丁があると便利だったりしますが、忍び猟の時は持って行きません。必須だとは思っていないですね。
でも流し猟だったり、解体場所があると分かっているときは使う事もあります。
最低限の荷物はこんなもの
まとめると、最低限必要なものって……
- 鉄砲・弾
- 解体ポーチ(ナイフ・手袋・衛生用品)
- ゲームバッグ
- 双眼鏡
- メモ帳・ペン
こんなものだと思います。言い換えると、これ以外の荷物は「快適さを求めるため(防寒着、雨具、など)」や「緊急時の対応(ファーストエイドキット、GPSなど)」「楽しさを求めるもの(クッカーなど)」なんかに当たります。
だから短時間の渉猟だと、そのあたりはバッサリ減らして、今日ご紹介した最小限の荷物に近いくらいになることもありますし、逆に楽しさを求めてあれこれ持っていくこともありますね。
また、おもしろいと思ったらこちらをクリックしていただけると、ランキングが上がります。応援のつもりでお願いします。
ブログ村へ