ぼくが使わなくなった山道具たち
今日はぼくが使わなくなった山道具というのをまとめてみたいと思います。
使わなくなったのはけっして「ダメな道具だから」ではなく、ぼくのスタイルや好みによるものがほとんどですが、その理由を書いていくことで誰かの参考になれば幸いです。
ナルゲンボトル
登山と言えばナルゲンボトルって雰囲気があるんですが、ぼくは最近は使わなくなりましたね。今でも持っていますが、持ち出すことはあまりありません。もう手放すことを考えています。
これは荷物がかさばることが大きな要因ですね。
入っている水の量にかかわらず、大きさは同じなので、少ない水で済むときも、大きなボトルは大きいまま。
ぼくは水はもっぱらプラティパスを愛用しています。
これなら水が減ったら潰して小さく収納できますし、水が入っていないときは丸めてポケットサイズになります。軽くてコンパクトなので、これが1番良いと思ってます。
ちなみに燃料を入れたりするような小さなナルゲンボトルは別。こういうのは本当に便利です。あるストを使うときにアルコールを入れて携行したり、液体系の調味料や油などを入れるのに重宝しますので、テキトーに2〜3コ持っていても損はないかと。
あとは中くらいのサイズのナルゲン。たとえば0.38Lのやつ。こういうのはナッツなどの行動食を入れて、ポケットに入れておけば、長時間行動するときに便利だったりします。ただ、ぼくはそれもジップロックで済ませちゃいますね。
ハイドレーション
こういうの、昔は使ってたこともあるんですが、ぼくは自然と使わなくなりました。理論的には間違いなく便利なんですが、なんか味気ないな、と。
行動するときは行動し、休むときは休む、とメリハリ付けてやりたいので、歩きながらチューチュー吸うのは性に合わないようです。もしトレランとかやってたら使うんでしょうね。あるいは長時間の行動になる登山なんかでも便利なのかな。
その代わりに行動中の水分補給はどうするかというと、やっぱりプラティパスです。
こういう小さなプラティパスをポケットに入れておきます。ペットボトルなどと違い、フニャフニャしているので、ポケットに入れておいてもあまり不便ではないです。ギリギリ満タンまで入れず、300mlくらいいれて使うかな。で、時々口に含んで行動します。
それがなくなったら、座ってザックの中にある大きなプラティパスから小さなプラティパスに移します(このときこぼしやすいのが難点……)。
これが冬になると寒くて凍ってしまうので、行動用の水筒も魔法瓶になります。
ぼくはホームセンターで買った0.35Lくらいの小さな水筒にお湯を入れて飲んだりしてます。で、ザックにはもう少し大きなモンベルのアルパインサーモボトルを入れておき、やはり時々移して飲んでますね。
ザックカバー
こういうザックカバーは使わなくなりましたね〜。
まだ持っているんですが、持ち出すことはまずないです。
こういうザックカバーって背中の部分が開いているので、長時間行動していれば濡れてきます。それよりはザックの中に厚手のゴミ袋でも入れておいて、中身だけ防水にしちゃった方が、むしろ濡れなくなります。
もちろんザック自体は濡れて重くなりますけど、カバーしててもザックは濡れるんですよね〜。
そもそも素材が防水のザックを使うのが本当はいいんでしょうかね。持ってないんでなんとも言えませんが。
ガスストーブ
これはもう15年くらい前に買って、いまでも一応持っていますが、使うのはもっぱら家の中です(笑)。
7年近くは主力のストーブとして、これを愛用していましたので、いまでも、もしガスストーブを使うならこいつです。
でも、いま買うならほかにもいろいろ選択肢があるんだろうな。
じつはあんまりガスストーブって使いません。ぼくはね。趣味の問題です。まず冬は寒すぎて厳冬期用のガス缶を使わないとダメなので、それならぼくはガソリンストーブを使っちゃいます。それ以外の時期は焚火台で焚き火するか、コンパクトにいきたいならアルストを使っちゃいますね。
アルストは日数が増えると燃費の悪さが際立って、意外とコンパクトじゃなくなっていくんですが、最近はもっぱら日帰りなので、せいぜい1回のメシと、1〜2回のコーヒーを作れれば良いもんで、アルストがコンパクトで便利。
<数日間、がっつり歩き続ける登山>を最近はやっていないので、それをやるようになればガスストーブをまた使うかもしれないですが、いまだと焚火台・アルスト・ガソリンストーブが主力ですかね。
スタイルが変われば道具が変わる
ぼくは人が使う道具を見るのが好きです。
これは道具を見ているのが楽しいからではなく、道具を見ると、その人のスタイルが見える(気がする)から好きなんです。
他人の本棚を見ると「へ〜、そういうのが好きなのね〜」と思うのと同じで、山道具を見ると、「あ〜この辺に重点を置いてる感じね」と分かることも多いです。
ときどき自分の道具を見返して「そういや、なんでこれ使ってるんだろう」なんて自問して、あえてほかのものを試してみることもあります。そうすると、自分が求めているものが分かってきたりしますからね。
だから今日、ここで挙げた「使わなくなった道具」も、ちょっと山との付き合い方が変わると、活きてきたりするんだと思います。
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