ターハントのスコープ載せ替え！サイトロンSⅡ 3-12×42

猟期に入ってからは一度も鉄砲に手を加えていません。猟期の合間にスコープを変えたり、チークパッドを変えたりすると猟でなんとなく不安になるので、できることなら何もしたくないんです（まぁ、もちろん必要に迫られればやりますが）。

で、猟期が終わった今、このタイミングでターハントのスコープを変えました。

新しいスコープとそれに変えた理由を書いていきたいと思います。

サイトロン SⅡ bigsky 3-12×42

サイトロンの中級機ですね。Sのあとのローマ数字でランクが変わります。SⅠ・SⅡ・SⅢとあったはず。これがつかないモデルもあったりしますね。

倍率は3-12倍。対物レンズの口径は42mmです。

レティクルはこういうミルドット。すっきりしていて好きですね。

 

これまで使ってきたスコープとの比較

本州の猟で使うことを考えると、（個人差があるとはいえ）ちょっと倍率が高く、対物レンズの口径もやや大きい部類に入るかなァと思います。

本州ですと、近くを走る獲物に対応したいとか、長く歩くことを考えて、低倍率で、軽いスコープが好まれるような気がするので。とはいえスコープも趣味性が高い道具の1つなので、「でっかいスコープが好きなんだ！」という人も結構いますけどね。

他人はどうあれ、わたしがこれまで使ってきたスコープと比べると、やはり「高倍率」「大きな対物レンズ」と言えます。

これまで使ってきたのは（MSS-20で使用）

• リューポルドVX-HOG 1-4×20（MSS-20に新しいスコープ『リューポルドVX-HOG1-4×20』載せた理由）
• Browning 2-7×32（新しい猟用スコープを頂いてしまったのでご紹介 “ブローニング 2-7×32”）

の2つ。正確にはその前にMSS-20のおまけでついてきた、ブッシュネルのなんちゃらというスコープもありましたが、猟に投入されることなくお蔵入りとなっています。

どちらと比べても、今回の3-12×42というのは高倍率＆大きな対物レンズ。というか、見てもらうと分かる通り、だんだんと倍率は高く、対物レンズは大きくなって言っているのが分かると思います。

 

なぜこのスコープ？

じつは今回、このスコープは猟仲間とのトレードです。前に使っていた“リューポルドVX-HOG1-4×20”と交換しました。

しかし、けっして「トレードできたから、使う」というわけではないです。

ひと言で言えば「北海道仕様」にするため。

 

ボルト式散弾銃であるターハントは完全に北海道での猟を念頭に入れて購入したものです。

参考：『ターハント12番ハーフライフル木銃床』を手に入れました

北海道で猟をするのは来期からになるので、今期はお試し程度に使っただけで、あまり活躍させていません。しかし、北海道ではこれがメインの銃になる予定です。

そこでスコープをどうするか？　性格的にロングレンジ嗜好なもので、北海道に行ってもそれは変わらないどころか、加速するだろうと思っています。そこで少しでも遠くをしっかり狙えるスコープが欲しくなるわけです。

「高倍率寄り」とはいえ、何倍まで使うか？　そりゃ上は60倍とか、そんなものもありますが、明らかに高倍率すぎ。

イメージとしては「150mで安心してバイタルを狙える」を意識しました。

現実、4倍で100mのシカを獲ったこともありますので、高倍率じゃなければならないということはないものの、やはり「安心して」という部分を考えると、もう少し欲しい。100mで7倍で構えると割と調子が良くて本州でのシカ撃ちとしては満足していましたが、さらに150mとなると、もう少し欲しい。

最初は「9倍くらい？」と思っていたのですが、猟の先輩から「7倍も9倍もそんなにかわらないよ」と言われ納得したので、グッと上げて12倍としたわけです。

これなら射撃でも楽しめそうな気がします。

 

かっこいい……

これまで小さめスコープを使ってきたので、こういう長くて存在感のあるスコープはちょっと憧れだったんですよね。だからと言って使えもしないどでかいスコープを使うのは格好わるい。

で、今回自分なりにちゃんと合理的な理由でちょいと大きめのスコープを使うことになってなんか妙に嬉しい気持ちです。まぁ大きなスコープが偉いわけでは全くないのですが笑

 

ちなみに、上の写真はスコープのシェードが付いた状態です。対物レンズにつけて、横からの光の入り込みを防ぐためにつけています。それを外すとこうなります。

 

いうまでもなく最低倍率が3倍と、それほど低くないので、本州でやる人で「俺は3倍がいい」とあえて思うのでなければオススメはしません。私の個人的な感覚では、最初の頃は最低倍率を2倍以下に2倍いかにしておいた方が無難だと思います。

とか言いながら、私の周りの単独猟仲間は3倍以上の人も少なくないので、これも１つの選択肢なんだろうと思います。

スコープは本当にあれこれ好みが変わっていきますね。

そういう意味ではいきなりあんまり高価なスコープを買うのは怖い。エントリーモデルから中級機くらいをいろいろ使ってみるのが良さそうです。

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