単独猟日記:雪は道具選びをシビアにするな〜、ということ

最終更新日

雪は降っては溶けてを繰り返し、山に行く日によっては真っ白い日もあれば、木と地面の色に染まる日もある。

雪は好きなんだけど、雪があるといろんな道具選びがシビアになることを久々に感じた1日だった。

まだ雪が深いわけじゃないけれど

まだまだ雪は山を表面的に埋めているだけ、地面を一蹴りすれば地面があらわになる。

だから雪があるとはいえ歩きにくいこともないし、スノーシューやスキーが使えるわけでもない。まだまだ中途半端な時期である。

でも、パラパラと舞う雪やら、木から落ちてくる雪のせいでいろいろ苦戦もする。

 

肌の露出が冷たい

まだまだ気温は低くないのだけど、藪をくぐると笹に積もった雪が落ちてきたりする。

すると首元からドサッと入ってきたりする。

「ああ、そういえば去年は首に手ぬぐいを巻いていたな」

なんてことを思い出す。手ぬぐいなら暑くなれば取ればいいし、こうして雪がかかったときも、1度取って雪を払い落とせばいい。便利なもんだ。

 

この日も、山に入って1分と経たずにこの洗礼にあい、いきなり首から背中に雪が入って身震いした。そしてその直後、15mくらい先にいたらしいオスジカがピョンと跳ねて藪に飛び込んだ。

入山1分でオスジカ、である。獲れなかったけど。

 

スコープカバーでも苦戦する

じつはまだ「これだ!」っていうスコープカバーに出会えていない。

こういうバトラーキャップを使っていたりするんだけど、すぐに壊れるので困っている。数百円程度ならば予備を抱えておいて、惜しまず使えばいいのだけど、意外と安くないのだ(1つ2000円程度)。

そこで去年から、こんなタイプのスコープカバーを使っていた。

カバーとしては優秀で、もちろん壊れることもない。だけど、いかんせん取り外しに手間取る。獲物を見掛けてから取るとなると、ちょっと厳しい場面もある。

というわけで、じつはカバーを外しっぱなしで歩くことが多くなった。雪がなければそれでもうまくいく。転んだりしなければそうそうスコープも汚れないので。

でも雪が絡むとそうはいかない。

この日もちょっとした笹藪をくぐってはスコープが雪で埋まり、ふとした風で木から落ちてきた雪がスコープに溜まり……。

この日の手帳を見るとこんなことが書いてある。

「スコープカバーについて考える」

去年のメモを見返すと、同じことが書いてあった。バトラーキャップも嫌だし、カバーのやつもうまくいかないし、、

どうにかしてよ。

 

ずぼん考

この日の猟はなんともパッとしない。 歩いていても新しい足跡が見つからない。いつもだったら小一時間も歩けば新しい痕跡があり、それを追跡すれば、わりと高い確率で追いつけたりする。獲れる獲れないは時の運もあるけど、ある程度「ああ、今日もいい出会いがあったな〜」と思える日が多いものだ。

だけどこの日はダメ。

朝イチに開始1分で飛ばれたオスジカ以来、痕跡もない。まるでシカが消えてしまったようだった。

そうすると自然と休憩が増える。

寒くなってきたので、この日からお汁粉がおやつレギュラー陣に加えられた。

ところが問題がある。

地面が湿っていて冷たいのだ。

じつは防水のズボンを使っていない。上着はともかく、ズボンについてはシャカシャカ鳴る素材が好きではない。上着は腕を振らずに歩けばだいぶ静かになる(猟ではぶんぶんと腕を振る歩き方をしない)。でもズボンは足を動かさないわけにはいかないので、どうしてもシャカシャカ鳴ってしまう。がに股で歩けばいいのだけど、地形によってはそうもいかなかったり……。

というわけで、防水じゃないもんで、雪が絡むとジワジワ濡れる。

座ると地面の雪がついて冷える。

スコープカバー同様、去年からなんともうまくいかない問題なのだ。

 

名残りジカと思い出ヒグマ

どうにもパッとしないので、別の山に移動した。そこでもなかなかシカが出てこない。

「そろそろ帰ろうか」

なんて思った矢先、またも20mくらいの近距離の藪の中からオスジカが飛び出した。藪から藪へと消えて、あとはバサッバサッと藪を蹴って逃げていく音が遠ざかっていくのを聞くばかりだった。

帰り道、ちょっと違うルートを通ると、ヒグマの足跡があった(上記写真)。

そんなに古くなさそうだ。

シカにうまく出会えなかった苦労も、この足跡1つで報われる。

そんな1日だった。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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