テンカラ1年生のわたしが今年の釣りで学んだ4つのこと
2016年、わたしはテンカラ釣りを始めました。渓流釣りもテンカラ釣りも初めてで、苦労しつつも、少しずつ成長しています。
さて、2016年の釣りシーズンも終わりましたので、今年の釣りを振り返り、学んだことをまとめていきたいと思います。
2017年の自分に向けてのアドバイス集です。
今年の釣り記事
これまで釣りの記事をいくつか書いてきました。
《動画》西丹沢でテンカラ釣りしてきました
《渓流釣り》テンカラのコツを少しだけ掴んだ気がする!
《渓流釣り》今シーズン最後のテンカラ釣りで過去最高の釣果(動画)
最初の数回の釣行ではまったくアタリもなく「自分がやっていることはなにか根本的に間違えているのでは?」と自分を疑ったものです。
毛針も自作だったので「この毛針、なにかおかしいのか?」と疑心暗鬼にさえなりました。
釣りに行くたびに自分なりに反省点を考え、改善してきた結果、1尾釣れ、2尾釣れ、少しずつ釣果が上がってきました。
そうやって意識してきたことをここでまとめたいと思います。
※言うまでもありませんが、初心者がない頭をひねってやっていることです。何か決定的におかしいことをしているかもしれません。参考程度にとどめておいてください。
1. 魚がいる場所は決まってる
渓流釣りですから、川は狭くて、どこに魚がいてもおかしくないような気がしてきます。
しかしそんな細くて小さな川でも、魚は「どこにでもいる」というわけではなく、必ず居心地の良い場所にいるようです。
ネコが必ず暖かい場所を見つけて寝ているのと一緒ですね。
で、どこに魚がいるか? これは渓流釣りの入門書や入門サイトを見ればいろいろヒントがあります。基本的には身を隠しやすい《岩陰》とか《流れがゆるやかになった場所》とか、餌が流れ込んでくる《流れ込み》とかがポイントになります。
毛針をそういうポイントに流さないと魚は食わないですね。
うまい人はこういうポイントに2~3回流して、ダメなら次のポイントに移動するそうです。わたしはまだヘタなのでもっと粘ることが多いですが、粘った結果釣れたことも多いので、いまはそれで良しとしています。
2. 魚は人の気配を感じたら逃げる
魚はわたしが思う以上に警戒心が強い生き物でした。
本当にちょっとでも姿を見られたらサーッと散っていきます。そしてその魚は釣れません(少なくともわたしには)。
特にテンカラ釣りは糸の長さが固定されていますので、フライのように遠くの魚にアプローチすることができません。そうなると近付いて釣るしかないのですが、その際に「どう近寄るか」がキーになってきます。
- 物陰に隠れ、
- 腰を落とし、
- 音をたてないように
近付く必要があるのです。
3. 毛針は見やすいものが釣りやすい
毛針に関しては白っぽいものや黒っぽいものなど、いろいろ試してみましたが、結局は自分が見やすいものを使うのが1番な気がしました。
とくに毛針のキャスティングが未熟な自分は、どこに着水したかわからないときがあります。見やすい毛針ならこういう問題も起きないですね。
テンカラ釣りのベテランは「毛針なんてなんでもいい」と言う人が多いようです。ならば見やすいものを使うのが合理的かな、と思います。
また自分なりのジンクスみたいなものですが、ボディーが太い毛針の方が釣れる気がします。
魚からも見やすいのかな?
4. 着水音は静かに
キャスティングがヘタなせいで、着水音が大きくなってしまうことがあります。そうするとやっぱり魚が散っていきますね。
テンカラやフライをやったことがあればわかると思いますが、太い糸がまずあり、その先にハリスが付き、ハリスに毛針が結ばれています。
で、テンカラで釣るときは、最初の太い糸があまり水に付かないように着水させると良い気がします(ケースバイケースですけど)。
太い糸が着水してしまうにしても、できるかぎりフワリと自然に着水させたほうが釣れます。
また、着水した毛針をまた振り上げるときの音も重要な気がしています。
テキトーに振り上げると、毛針のある場所によっては「バシャ」と音をたてて、水から出てきてしまうときがあります。その音で逃げていく魚を見たことがあるので、それからは《着水も、振り上げも静かに》心掛けています。
いかがでしょうか?
すべてわたしが現場で気付いて改善していったことです。
まだまだ下手くそで、人に教えることなんてできませんが、これから始める人のヒントになればいいな、と思います。
とにかく1年目のわたしが言えることは「渓流魚を釣るためには3つのステップがある」ということです。
- 魚にバレずに近寄る
- 魚に毛針を餌だと思わせる
- 上手に合わせる〜取り込む
で、わたしのような初心者は2と3ばかりを意識して、「釣りの技術」ばかり磨こうとしてしまいますが、実は1の「魚にバレずに近寄る」が1番大事じゃないか、と思うのです。どんなに上手に毛針を流しても、すでに魚が散っているのであれば意味がありませんから……。
《余談》
ちなみにわたしはこんな本を最初に読みました。冬の間に改めて読んでみるつもりです。
まずは石垣先生の本。石垣先生は大学の先生をされています。それが理由なのか、全体的にすごくわかりやすい、まさに「明快」な本ですね。参考になります。
そして瀬畑雄三さんの本。こちらはテンカラだけでなく、渓流全般の話が書かれています。参考になります。瀬畑雄三さんの釣り師としてのスタイルが好きですね〜。
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