シカ笛でオスジカを呼んでみて学んだこと@北海道
初めてシカ笛でオスジカを呼び寄せることに成功しました。その経験から学んだことをいくつかご紹介します。
呼んだオスジカの動画
こちらが実際に読んだオスジカの動画になります。現れるところも獲れれば良かったのですが、カメラを回せませんでした。
シカ笛での呼び方
過去にコール猟については記事に書いたことがあります。特にシカ笛のなら仕方については下記の記事を参考にして頂けると良いかと思います。
参考:コール猟に憧れてシカ笛を買った話と、リアルな鹿の鳴き声動画のご紹介
また、シカ笛ですが、こちらの商品を使っています。超定番品です。
Amazonで買えるんだからありがたいですね。
上記の参考記事でヒーローズインクの米山さんの動画を紹介していますが、まさにあの吹き方で今回も成功しました。2回鳴くシカもいれば、3回鳴くシカもいて、地域ごとに傾向があると言われています。まさに方言です。
わたしは北海道の北部某所にいて、何度か鳴き声を聞き、それが2度鳴きだったので、わたしも合わせて2回にしました。
現れるときは音もたてない
このとき、わたしは道路沿いのちょっとしたスペースに車を止めて、地面に座ってシカ笛を吹いていました。まぁ、簡単に来るとは思っていませんでしたので、休憩がてらの軽い気持ちで吹いただけです。
10分ほどでその鹿が姿を現しましたが、実は出てくる瞬間は気付きもしませんでした。「どこからくるかな〜」とあっちこっちを見ていましたが、ふと視界の隅にシカが立っていることに気が付いたという状態です。そのときすでにシカは全身を見せてこちらを向いて立ってました。
距離は50〜100mというところでしょうか(距離の目測って難しいですね……50mより遠いのは間違いないと思います)。
ガサガサと音でもたてながら出てくると思ったら大間違いですね。動画を見てもらえば分かりますが、歩くときでさえまったく音をたてません。50m以上遠いと、よっぽど枝を踏んでくれるようなヘマをしてくれない限り、音で気が付くのは難しいと思います。
前猟期で待ち伏せ猟に挑戦したときも思ったことですが、待ち伏せるときは立ち位置が重要ですね。よく見える場所。かつ相手からは気付かれにくい場所。
一般的には木を背にして立つといいと言われています。木のシルエットの中に入っていれば、なかなかバレないものです。
動かなければ向こうも動かない
この動画は編集して短くしてありますが、全部で9分近くありました。つまり、睨み合いのままこれだけの時間を過ごすことができたということです。
こういう経験は何度もありますが、とにかく「こちらが動かなければ、意外と動物も逃げない」ということです。
急に姿を現したり、大きな音をたてなければ、相手だって不用意に逃げたりしないものです。
待ち伏せ猟だけではなく、忍び猟でもこれは大事なことです。忍び猟では「少し歩いては立ち止まりシカを探す」という動作を繰り返すことになりますが、そのとき絶対に身体のシルエットを動かしてはいけないということです。
シカは「あれ?なんか来たか?」とこちらを見ているかもしれませんが、ハッキリとした脅威と認識されていなければ、すぐには逃げません。そこで身体を動かして——たとえば首をきょろきょろと動かしたり、腕を広げるような動きを見せれば一目散に逃げてしまう、というわけです。
これで何度逃げられたことか……泣。
実際の猟でも、立ち止まり、目の動き+最小限の首の動きで周りを観察していたら、こちらを見て立っているシカを見つけたことが何度もあります。
このときの鉄砲を構える動作にもコツがありますが、それはまぁ別のお話。シルエットを動かさないのが重要だと教わりました。
コール猟は今から11月まで
実際にコール猟ができるのは発情期で会える10月から11月の初旬まで。地域によっては11月の半ばまではいけるかも、と聞きました。
一般的な猟期が11月15日からと考えると、ちょっとギリギリなんですよね。だから実はコール猟ってあんまりやれないのが実情なのかな、と。あ、北海道は別です。10月から解禁の地域もあるので、ばっちりコール猟もやれます。
でも、まぁ、北海道以外の地域の人でも、鉄砲を持たずにシカ笛を持って山で吹くのは自由です。それで現れたオスジカとにらみ合ってみるのもおもしろいですよ。
かなりオススメの遊び方です。これなら狩猟免許を持っていなくても楽しめます。
気になった方はぜひどうぞ。
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