犬なしの大物単独猟にもいろいろある! 3種類のひとりでできる大物猟をご紹介
単独猟というと、なんとなくそれ自体が固有の狩猟スタイルを指していると思いがち。
でもいろいろな単独ハンターに話を聞くと、それぞれ違った取り組み方をしていたりするんですよ。
大物単独猟にもいろいろある!
先日のYouTube生放送 “やまくじ雑談会” で「単独猟にも色々あるよね」という話題になりました。
本当にその通りで、分かってはいたけどちゃんと言葉で整理してきたことがない気がするので、今日はわたしが把握している「3種類の大物単独猟」をご紹介します。
実際には「どれかだけをやってる」というわけではなく、組み合わせだったり、状況によって選んだりしています。
1.付き場を回る単独猟
わたしはこのスタイルが基本です。
シカやイノシシがよくいる場所を把握しておいて、そこにバレないようにソーッと忍び寄り撃ちます。
この場合「よくいる場所」を把握しておくことが成功への近道だと思います。
2.待ち伏せる単独猟
獲物が通るけもの道を把握しておき、そこを見渡せる場所で待ち伏せるスタイルの猟です。
この場合、「よく通る」ことも重要ですが、「いつ通るか?」を把握してないと効率が悪いかも。
闇雲にやっても成功しないので、その山での獲物の動向を把握してからやるべきスタイルだと思っています。
3.足跡を追う単独猟
山で新しい足跡を見つけたとき(これをナマアシと呼んだりしますね)、その足跡を追っていって、獲物に追いついて撃つというスタイルです。
理論上は確実に獲物に迫ることができるわけですが、実際は雪がないと足跡を最後まで追跡するのは至難の業だと思います。
たとえば「夜のうちに雪が降って、朝行ったら新しい足跡があった」なんてシチュエーションではチャンスかも。
各スタイルの使い分け
わたしが会ってきた単独ハンターに聞いた印象だと——
シカ狙い → 付き場を回る人が多い
イノシシ狙い → 足跡を追う人が多い
という印象です。多いと言っても、統計と呼べるほどの人数に聞いたわけではないので、あくまで「印象」ですが……。
実際はコンビネーションで
わたしは基本的につき場を回るスタイルです。
シカがよく入っている場所を知っているので、そこに忍び寄って獲ります。
しかし、その過程で新しい足跡を見つけると「近いかも」ということで、足跡を追跡するスタイルに切り替えることもあります。実際にそのスタイルで獲ったこともあります。
また、付き場に行ったらシカがいなかったとき、「まだ来てないだけで、これから来るはず」と信じて、付き場に入ってくるけもの道の1つで待ち伏せたこともあります。
というわけで、実際には状況によって使い分けて取り組んでいる人が多いのではないでしょうか?
みなさんのスタイルを教えてください
漠然と山を歩いても獲物に辿り着くことはできないと思っています。やっぱりなんらかの戦略がいる。
「ぼくはこうやって取り組んでるよ」
という方法があったらぜひ教えてください。参考にしたいです。
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