やっぱり欲しいレンジファインダーについて考えてみよう

最終更新日

レンジファインダーはいらないかな、と思って猟に取り組んできましたが「やっぱり欲しい」という気持ちも湧いてきます。

今日はわたしがレンジファインダーに求める機能とモデルの候補を比較してみたいと思います。

やっぱり欲しいレンジファインダー

以前、こんな記事を書きました。

参考:金がないから頭を使う:レンジファインダーを使わずに獲物までの距離を測る

 

レンジファインダーなしで獲物までの距離を測る方法です。これはこれで目安としては成立すると思っています。

しかし、先日ハーフライフルでやや遠い獲物を撃ち、かすりもしなかった一件がややトラウマ気味になっていて、「ちゃんと距離を知ってから撃ちたいな」という気持ちが湧いてきています。

参考:単独猟日記:狙い込んで外す……その経験から思ったこと

 

散弾銃、それも関東での猟ならば必須とは思っていないのですが、きっちり測る経験を重ねれば目測の精度もあがると思うので、そういう意味でも試してみたいというのが正直なところです。

 

レンジファインダーの比較のポイント

さて、レンジファインダーにも高額なモデルもあれば、廉価なモデルもあります。距離を測定する機械にどんな違いがあるのでしょうか?

どこまで何を要求するかは人それぞれでしょうけれど、わたしが気付いた気にすべきポイントは次の6点です。

1.計測距離

メーカーやモデルによって測れる距離が違います。たとえばNikonの距離計ですと250〜500ヤード(229〜460m)のモデルがありますね。

用途によって違ってくると思います。たとえばライフルで遠い獲物を積極的に狙っていくなら229mは心許ないと感じるかもしれませんが、スラッグであれば、概ね問題ない距離感じゃないかなと思います。

 

2.手ぶれ補正

200m先の小さな獲物を捕らえて正確に測ろうと思うと手ぶれ補正も重要になってくるようですね。

測定対象が遠くなればなるほど欲しくなる機能なのかもしれません。

 

3.距離優先切り替えシステム

これは狩猟では重視されやすい機能のようです。

この言葉自体Nikonの用語なのですが、測定対象を近距離優先にしたり、遠距離優先にすることができます。たとえばですが、獲物の手前に藪があるときは、その藪までの距離を測っても意味がありませんので、遠距離優先にして藪の向こうを計ることもできます。逆に獲物の後ろに森があって、その森まで測定してしまっているときは近距離優先にするのかな?

実際に使用したことがないので完全なイメージが湧きませんが、恐らくこのような運用になるのかと思います。

 

4.高低差測定

この機能がついているモデルは直線距離だけではなく、高低差を表示してくれます。

弾のドロップ量は高低差でも変わってくるので、距離が遠い場合などは余計に気にしたい項目ですね。

 

5.測定スピード

言うまでもなく早ければ早い方がいいですね。

 

6.防水・防塵系の保護機能

猟で使うのである程度の保護機能は欲しいところです。

 

気になるモデルを洗い出し

わたしなりに気になるモデルを洗い出して上記のポイントで比較してみます。

まずはざっと6モデルを。

 

それぞれ、先ほど挙げたポイントで比較してみますね。ただ、この比較だと光学性能とか、精度とか、品質みたいなものが加味されていないので、やっぱり実物を見てみたいとは思いますね。参考程度にどうぞ。

COOLSHOT PRO COOLSHOT 40i COOLSHOT 40 COOLSHOT 20 Rangemaster Eyoyo
計測距離 500yd 450yd 450yd 250yd 1000yd 600m
手ぶれ補正 × × × × ×
距離優先切り替えシステム × × × × ×
高低差測定 × × ○※3
測定スピード 0.5秒 0.3秒 0.3秒 ?※1 ?
防水・防塵系の保護機能 防水・防曇 生活防水 生活防水 生活防水 防水※2 防水防塵(IP54)

※1:1600というモデルでは0.85secとの記述を見つけたので、近い感じかな?
※2:公式サイトで “Watertight to a depth of 3.2 ft / 1 m” とのこと

※3 高低差機能はないという情報が。要確認。

 

これを見ていくと、スペック上はCOOLSHOT PRO STABILIZEDは最強ですね。ライカあたりはたぶん光学性能が高いのかなと想像しています。だから実際に手に取ってみたら印象は変わるかもしれません。

また、“距離優先切り替えシステム” はCOOLSHOT 40iにしかないようですね。他のメーカーも探ってみたいとは思いますが、まだ見つけ切れていません。

 

今すぐ選べと言われたら……

この記事を執筆した段階での考えですが、COOLSHOT 20か40iで迷うところですね。

 

理由を比較のポイントを軸に書いてみると……

計測距離は、ハーフライフルで狙える範囲ということで考えると200mくらいじゃないかと思うんですよ。そういう意味では20でもいいと思ったりします。ただ、練習次第でその先も可能性があるかもしれないという気持ちがあって、それなら450ヤード測定できるCOOLSHOT 40/40iを捨て切れていないわけです。

手ぶれ補正はそりゃあった方がいいのでしょうけど、今のところ上位モデルにしかついていないのを見ると、なくていいもんかな〜という印象。これは試してみないと必要性が分からないかもしれませんね。

距離優先切り替えシステムは欲しいと言えばほしいです。でも、なくてもなんとかなるか? という気持ちも。ただ、COOLSHOT 40と40iを比較すると価格差がそれほど大きくないので、40を選ぶ理由はあまりないと思っています。40買うなら40iを買うかな。

測定スピードはまあどれも良さそう。保護機能はどれも完璧ではなさそうだし、結局は自分である程度の保護をしないといけないかなって感じですね。

 

というわけで、価格優先でCOOLSHOT 20にするか、長く使える機能性を求めて40iを選ぶか……。どうせ買うなら40iかな。

目測の距離感を鍛えるという意味ではCOOLSHOT 20あたりを使い倒すのもありかもしれません。

 

みなさんはどう思いますか? またすでに使っている人のご意見もぜひお願いしたいです。

 


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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