初めての猟期までにやっておきたいことまとめ
さて8月です。猟期まで約3ヶ月。長いようであっという間です。あと12回くらいしか週末がないんです。
というわけで、猟期までにやっておきたいこと、考えておきたいことを、ザーッとまとめてみたいと思います。
特に初めての猟期を迎える人に向けて書いています。
1.猟友会に入るなら早く入る
以前猟友会について記事を書きましたが、入るにせよ、入らないせによ、もう動き始めないとマズイです。すでに遅いかもしれません。
猟友会は支部によりますが、早いところだともう狩猟登録の手続きが始まっています。ボチボチ締切のところもあります(わたしのところはまだ始まってません)。急がないと今期の狩猟登録に間に合いません。
また猟友会に入らないという決断をしている場合、自分でハンター保険に入らなくてはいけません。そういうハンター保険を受け付けている団体もありますが、わたしの知っているところはもう締切間近。大急ぎで動かないとマズイですね。
また狩猟登録自体は自分でもできますが、それに必要な書類を揃えるのに時間がかかる場合もあります。急ぎましょう。急ぎましょう!
2.猟場について考える
巻狩しかしない。そして一緒にやる猟隊が決まっている。ってな状況ならいいのですが、単独でやりたい人や鳥もやりたい人は猟場の候補がないとダメです。猟期になってから探すのは遅すぎ。
単独猟をやるなら、個人的には3ヶ所を目標に猟場を見つけておくことをオススメします。
厳しいことを言うようですが、猟場を探せないなら、単独猟に挑戦するのはやめたほうがいいかも。
参考:猟場探し:新しい猟場を捜しに行ったので、そのプロセスをまとめてみる
3.装備の用意を
猟の装備というと、すごく特別なものを想定するかもしれません。また猟用の装備品というのもたしかにあって、いろいろ格好良いものもあります。
もちろんそういうものが全部必要ってわけじゃありません。最初はすでに家にあるものを中心に揃えていけばいいでしょう。
ここでいう「装備の用意」というのは、ガッチリ全部揃えようという意味ではなく、「必要だと思うものがあるなら、早めに用意しておこうね」ってことです。
とくに猟用の道具というのは、毎年あんまり生産されません。売り切れれば来期まで作らないこともザラです。たとえば猟で人気のあるスパイク長靴もありますが、生産量は限られているようです。買うなら早めに! しかも靴や長靴は履き慣れておいた方がいいです。
4.射撃はやっとこ
射撃は絶対にやっておきましょ。上手くなることも大事ですが、まずは「銃の扱いに慣れる」「撃ち慣れる」「反動を知る」っていう部分が重要だと思います。
とくに12番スラッグの反動は半端じゃないです。山で獲物を前にすれば気持ちも高ぶり、変な姿勢で撃っちゃったりするもんです。少し慣れておくだけでも違うでしょう。
5.今一度地域ごとのルールの確認を
狩猟免許の講習で習うのは基本です。全国で共通したルールを中心に勉強します。
でも、実は地域ごとに狩猟鳥獣が違ったりします。たとえばオスジカは獲っちゃいけないとか、オスは1日1頭までとか、○月○日以降はオスを獲ってもいいとか、この山の熊はダメとか、結構いろいろあります。
まぁ、これは今すぐというよりも、狩猟登録が済むと、その地域の資料が届きます。それに書いてあるので、真面目に読みましょう。
(この資料に書いてないルールがたまにあるんですよね〜。アレは怖い。茨城だったかな? ハンターマップにない禁猟区が突然増えたの)
6.単独中心に考えている人も、できたら1度は誰かと同行するといい
これは「やらねばならない」という事ではなくて、提案です。
わたしは、初年度から単独猟をやることに対して肯定的です。わたしがそうですしね。しかし一定の反対意見もあるのは理解しています。
「まだ狩猟のいろはも分かってない」「安全な猟を学んでからにすべき」などといった理由でしょう。これは一理あります。
しかし猟歴の長い人が安全かと言えば、必ずしもそうではないので、初心者にだけこの圧をかけることに違和感はあります。しかし初心者側としては「よし!徹底的に安全にやるぞ!」と気持ちを締める良い指摘だとも思ってもいます。だからこそ、わたしは猟期前に猟場を歩き回り土地に慣れ、射撃場に通い鉄砲に慣れるべきだとしつこくブログで言い続けています。
そこで、猟場歩きと射撃に加えて提案したいのは少しでもいいので巻狩なりなんなり、だれか慣れた人に連れて行ってもらうということです。1度でも2度でもいいでしょう。可能ならば猟期の前に、駆除をされている人に同行するという手もあります。
そこで狩猟の空気感を感じ、安全について考えるのはよい機会になると思っています。わたしも実は単独で出猟する前に巻狩に参加しています。良い経験でした。
今のうちに探して頭を下げてお願いすることをオススメします。
あと、老婆心ながら言いますが、初対面の猟隊に「ちょっと慣れるために1〜2回だけ混ぜてください!」ってお願いの仕方はやめたほうがいいですよ。みんな楽しむためにやっているのであって、あなたの教育の場ではありません。付き合いを持つのなら、責任ある関係を築きましょう。
7.カメラハンティングに挑戦してみるのもいい
これは猟場探しと似ているようで違うと思っています、カメラハンティングとは、こちらのTogetterにまとめられています。
狩猟の練習にもなるし、なにより楽しいです。で、自然と猟場に慣れることもできます。写真が撮れればSNSとかにアップして楽しむこともできるし、「もしかして、猟期になったら簡単に獲れるんじゃない!?」とワクワクすることもできます。
ま! そんなに甘くはないけどな!
でも楽しいのでオススメです。
以上
ってなところでしょうか。
いま、もし、本当にここに挙げたことをぜーんぜんやっていない場合、ちょっと焦ってもいいと思います。
分かっていてやっていないならいいのですが……。
たとえば巻狩に参加することが決まっているにしても、なーんにも考えずにフラフラ行って、ぜーんぶお膳立てしてもらえると思ったら大間違いだと思います。
わたしも巻狩に参加したときは、猟に行く山を事前に教えてもらい、地形図や林道の通り方を予習しておきましたし、射撃の練習も自分なりにやって挑みました。だからこそ、どっちの方向にゴルフ場があるとか、建物があるとか、そういうことは頭に入っていました。
それで完璧だなんて思っていないですが、自分でできることはやってみるという姿勢は大事かな、と。
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