ハンターメインの射撃会に参加して、スラッグ部門で優勝しました

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前猟期中に知り合ったベテランハンターの方は、「ハンターたるもの鉄砲の腕前も高めなけりゃいけない」という狩猟哲学をお持ちでした。

わたしもまったく同感でして、そんな気持ちもあってこんな記事を書きました。

参考:「狩猟に射撃はいらない」という意見について

 

で、そのベテランハンターさんから「ハンターたちの射撃技術向上のために射撃会をやっているんだけど、やまくじくんも来れば」と誘って頂いたんです。射撃技術の研鑽はわたしの大きなテーマ。コツコツ1人で練習することも大事だけど、たまにうまい人を見て、勉強することも絶対必要です。

というわけで行ってきましたよ! こういう射撃会に参加するのは3度目。まだまだ不慣れですが、だんだん射撃会ってものの流れが分かってきたので、この記事では「射撃会の1日」が分かるように順を追って書いていきたいと思います。

「まだ射撃会に参加したことがない」「下手だから出るのが怖い」「人見知りだから出たくない」

そんな人たちがイメトレできるような記事にしたつもりです。

参加当日はなる早で到着

射撃会自体は10:30に開始すると聞いていました。しかし射撃場は8:30から開いており、早く行って撃つことができるとのことです。

過去参加した射撃会でも、必ず大会前にある程度の練習時間が確保されていました。名目としては「スコープ合わせ」と「ちょっとした練習」のためでしょうね。

参加者みんなが一斉に来るので、のんびり練習できるわけではありませんが、スコープの調整くらいは可能ですし、軽い練習もOKです。

どの程度練習できるかはその射撃会の参加者数など、状況によるので空気を読んでやりましょう。

「全員が練習する権利」を持っています。遠慮せず、必ず撃ちましょう。たとえば「スコープ調整は済んでるし」と思っても、1発2発でも撃っておくべきです。

緊張感が和らぐし、数発練習して思った通り撃てれば励みになります。それに、前回銃身を掃除したときにオイルを塗布しているはずです。そのオイルを飛ばしてやるつもりで撃っておきましょう。

この日、わたしは委託して3発撃ち、ばっちりスコープが合っている事を確認。そして立射で1発射撃。その1発がなんと10点ど真ん中。

「この良いイメージを持って本番に挑もう!」

と、ここで練習終了。計4発だけでした。でも、去年参加した射撃会ではスコープが合わず20〜30発撃ちました。

 

人見知りの試練

わたし、かなりの人見知りでして……、こうして知らない人たちがたくさん集まる場が苦手です。本当に苦手です。

というわけで、10:30の射撃会の開始時間まで、試練の時間です。

 

射撃会に行くと大多数の参加者は常連さんです。つまりみーーーんな顔見知り同士。

「オー、○○さん!元気ー?」
「ボチボチだよ」

ってな楽しそうな会話が繰り広げられている中、隅っこでひとりぼっち。でも、安心してください。そういうボッチくんは自分だけじゃないです。よく探せば他にもいるもんです。

だからといって、声をかけて友だちになれるくらいなら人見知りを公言したりしませんよ(笑)。

「あの人もボッチだ〜。ボッチは1人だけじゃないな」

と安心しておしまいです。

 

銃を見よう!

こういう射撃会のおもしろさは銃架にもあります。

みなさん銃を銃架にかけてあるので、ブラブラ見にいきましょう。みんないろんなこだわりがあったり、独特なカスタムがされていたり、とにかく勉強になるし、おもしろいです。

(ただし絶対触らないように。写真を撮るのもどうかな。許可を取るべきだと思います。でも見るのは問題なし!)

 

開始だ! 競技内容発表!

わたし、じつは競技内容を知らずに来てました。漠然と「まぁ、膝射・立射あたりだろう」くらいに思ってました。

で、開始時間になり競技内容を聞くと

  • 自由姿勢(50m)
  • 立射(50m)
  • 立射の風船割り(50m)

とのこと。「自由」ってなんだ? と周りの人に聞くと、文字通り自由とのこと。シッティングでも、立射でも、膝射でも、プローンでもOK。

また、風船割りというのも、定番種目のようですね。前の射撃会でもありました。50m先に風船を貼って割る競技です。1つ割ると10点。10発で10コ割れれば100点。普通の的撃ちと違い、ちょっとでも外して、割れなければ0点ですので、ワンミスがスゴイ点差に繋がる恐ろしい競技です。

過去参加した射撃会での風船はスゴイ小さかったので、この日も小さいんじゃないかとドキドキしていました……。

 

自由姿勢開始!

さて、始まってしまえば、あとは流れ作業です。順番なんかが発表されるので、あとは自分の順番を待ちます。

さっそく自由姿勢が始まります。

迷わず得意のシッティングの姿勢をとり、まずは弾を入れずに構えてみます。今回の射撃会では時間制限がありませんでしたが、時間制限があることも多いようです。10発で10分とか? それくらいです。

1発2発と撃っていきます。なんかいまいちバシッとまとまった気がせず、憂鬱な気持ちに……。

的が回収されて、採点が行われます。それが結果表に書き込まれていくので、チラリと見にいきます。すると何と1位。点数にして86点でした。去年の射撃会では91点でしたので、ちょっと悔しいですが、それでも思ったよりは良かった……。

 

 

立射の時間

結構点差が開くのが立射ですね。うまい人はがしっと高得点をとるし、不慣れな人は「的に入ればいい方」って感じ。

ぶっちゃ、撃ってて気持ちよかったです。ガク引きが1番の課題でしたが、それが1度も起きなかった。1度だけ銃口がガクンと落ちる、ハデなガク引きをしてしまいそうになったのですが、なんとか踏みとどまって引き金は引かずに済みました。

銃を下ろして、深呼吸をして、残りの射撃を終えます。結構良い感じに撃てたので、ワクワクしながら結果を見にいきます。すると、立射部門も1位!!!

点数にして82点。ハッキリ言って予想外の高得点です。普段の練習だと70点台前半くらいなんです。というのも、10発撃つと、どうしても2〜3発ガク引きやフリンチングで大きく外してしまい、1発当たりの点数が2〜4点くらい低くなるんです。

今回はそれがなかったので、自分的には最高の結果となりました。

 

風船割り。怖い。

わたしが過去に参加した射撃会での風船割りは水風船でした。大きさは手のひらに乗るくらい。たぶん直径10cmくらいかな〜。

もしこれくらいの大きさだとすると、かなり苦戦を強いられます。逆に言えば、まぐれで1つでも多く割れれば、一気に10点加算。膝射・立射で稼いだ数点の点差なんて、1発で埋まっちゃうんです。

——なんて不安に思いながら、風船作りをしている人たちのところへ。

すると、風船がでかい!!!!

25cmくらいあるんじゃないかな。急に真逆の緊張感が湧いてきました。

「この大きさの風船だと、全部当てないとだめだ!」

普段の練習で、立射で25cmなら確実に当たります。よっぽどひどいガク引きをしたときは、あるいは外すかもしれません。微妙な緊張感です。

 

そして追い打ちをかけるようにもう1つの緊張感が高まってきました。

「みんな、見てる……」

 

というのも、初参加のわたしが2競技で1位。あちらこちらから「1位の人だれ?」「あの人だよ」という会話が聞こえてきます。

人見知りモード全開です。あの場にいた人は「あいつみんなと打ち解けないヤツだな」と思ったかもしれませんが、自分なりに一生懸命だったので勘弁してください。こんなわたしでも一生懸命に話しかけたりしてがんばってたんですよ……。

 

そして風船撃ち。

わたしが射台に立つと、うしろに人が集まります。ベテランの方が「これくらいの風船当たって当たり前だよなぁ」と笑ってます。

緊張の1発目。……成功。

2発目。……成功。

3発目、4発目……8発目。……成功。

連続8発成功です。わたしの前に撃っていた人たちも、わたしと並んで撃っている人たちの中にも、8発連続成功はいなかったようで、後ろからは「全部割っちゃうんじゃない」とざわざわし始めます。

深呼吸して9発目。……成功。

そして10発目。……ミス。

「あーーーーーーーーーーーーー!」

というため息が後ろから聞こえてきます。

 

じつはこのとき、いろんな人が声をかけてくれて、仲良くお話しできるチャンスになりました。まじで悔しいですね。全部当てることできましたもの。未熟です。

そして風船割りでも1位。

……ということは……?

 

総合優勝!

やりましたーーー。

1位です。射撃会に参加するのはこれで3度目。1度目は順位などを出さない練習会でした。2度目の参加は銃砲店主催の射撃大会で、まったく太刀打ちできず真ン中くらいの順位。

そして今回1位です。ぶっちゃけ、立射の82点は不相応に高得点でした。練習でもコンスタントに出る点数ではありません。普通、本番は練習よりもちょっと悪くなるもんですが、今回に限っては練習よりも良かったようです。

 

ちなみにこの射撃大会は商品はありませんでしたが、参加賞が超豪華!ビクトリノックスです。ビクトリノックスのはさみってしっかりしているから良いですよね。大好きです。

これは妻にプレゼントしました。

 

射撃会のススメ

長くなりましたが、射撃会の様子が伝わりましたでしょうか?

ひとつ大事な点を補足しておきたいと思います。それは「決してみんなが高得点ではない」ということです。

今回、わたしは結構良い点数が出ました。しかし、中には「鉄砲を所持したばかり」という人もいますし、普段、あまり練習してなくてあまり当たらない人もいます。

で、何が言いたいかというと「点数が低いからってバカにされることはないよ」ということ。

誰だって最初は当たらないし、一生懸命練習しても「なぜか今日は当たらない」ってこともあります。経験者はそういうこと分かってるから、当たらない人を指差して笑う事なんてないです。

下手でも、練習不足でも、とにかく参加してみてうまい人たちのフォーム、使っている銃、練習方法など聞いてみてください。うまい人はみなさんいろいろこだわりがあります。

それを見聞きするだけで参加する価値があります。

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