中古のジムニーがタニグチのファイナルLSDを積んでた! ……で、LSDって?

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先日、ジムニーを手に入れたお話をさせていただきました。

参考:「狩猟用にジムニーって良いよなぁ」って言ってたら、良きご縁が!

この車について理解しようと、車検証を見ていたところ、ひょんな所からタニグチ製のファイナルLSDのマニュアルが出てきたのです。

で、ファイナルLSDってなんでしょう?

調べてみましたよ。

マニュアル登場

このジムニーは人から譲っていただいたものでして、あらゆるカスタムのほぼすべてが前のオーナーが購入した時点でついていたものです。つまり、どういうカスタムがされているか、もはや誰も分からない状況でした。

とはいえ、「よく分からない車」っていうのは気持ちが悪いので、自分なりに一生懸命調べたりして、少しずつ理解を進めている状況です。

さて、そういう調査のひとつとして、車検証が入っていたファイリングを調べることにしました。

ほら、ああいうファイルって、車検証の他に、過去の整備メモが入っていたりするでしょ。なにかこの車に関するヒントがあるかもしれない、と思ったのです。案の定、昔の整備記録が出てきたりしたのですが、そんな紙の束の中に、こんな茶封筒も入っていました。

タニグチ製、ファイナルLSDのマニュアル

これを見たとき、思わず「おお!」と声が出ました。

最近ジムニーの動画を眺めていて、タニグチという社名とLSDについてボンヤリとは知っていました。

「たしか、タニグチのLSDってかなり評判が良いんじゃなかったっけ? もしかして、タニグチのLSDが装備されているってこと!? おおお嬉しい!」

 

LSDとは?

わたしは車の専門家ではないので、思い切って大雑把に説明しちゃいます。詳しくはご自身で検索してください。

 

まずはデフとその機能を

コーナーを曲がるとき、内側と外側では走る距離が異なるので、必然的に外のタイヤの方が速く回転することになります。その分、内側のタイヤはゆっくり回転するわけですね。これにより車は滑らかに曲がることができます。

この左右の回転の差を吸収するのが “デフ = ディファレンシャル・ギア” ってやつ。

このデフは「回りやすいタイヤを回し、その分、回りにくいタイヤは回さない」という動きをします。コーナーを曲がるとき、外側の方が速いので回りやすいわけですね。だから外側のタイヤをより速く回そうとします。その分だけ、内側のタイヤは遅くなるわけです。

悪路を走るとき、このデフの機構が邪魔になる場面があります。「片輪が浮いてしまった状態」です。

たとえば深い雪の中で、スタックしてしまった車を想像してください。ちょっと浮いちゃったタイヤばかりが空転して、ちっとも前に進みませんね。浮いているタイヤ=回りやすいタイヤで、接地しているタイヤは回りにくいタイヤです。デフが気を利かせて、回りやすいタイヤ(浮いてるタイヤ)を一生懸命回し、その分、接地しているタイヤを回すことをやめてしまいます。そうすると、無意味にタイヤが空転するばかりで脱出できないというわけです。

そこで、LSDが登場します。LSDとはリミテッド・スリップ・デファレンシャルの略であることから分かる通り、デフの一種。ではLSDについて説明してみます。

 

デフの一種であるLSDとは

超簡単に言ってしまえば、先ほどのように片輪が浮いてしまったときに、浮いているタイヤを空転させるのではなく、左右のタイヤを同じように回そうとしてくれるのがLSDです

詳しい仕組みを説明できるほど把握していないのですが、どうも左右のタイヤの回転数があまりに違うとき「こりゃおかしいぞ」と気付いて、自動的に左右のタイヤを繋いで、同じ回転数にしてしまうようです。

普段、一般道のコーナーを曲がるときは、普通のデフとして作動するけど、悪路でスタックしたときは左右のタイヤを直結したような動きをするわけです。

悪路を走破する上ではかなり有効なカスタムのひとつですね。

 

タニグチのファイナルLSD

さて、今回私のジムニーに搭載されていたFINAL L.S.Dというのはタニグチ社製のLSDです。

タニグチはジムニーのオフロード性能を高めるようなカスタムパーツを多数作っている会社で、恐らくジムニー乗りでクロスカントリーをやっている人なら、ご存じの方もかなり多いのではないでしょうか。

このFINAL L.S.DというのはOS技研が作ったスーパーロックLSDをジムニー用にカスタマイズしたもののようです。タニグチが「最強L.S.D」と呼ぶこの商品については、この公式動画が分かりやすいと思います。

動画曰く、セールスポイントは『強力なオフロード性能 快適なオンロード性能』。普段は左右のタイヤをロックせず、一般的なデフのようにスムーズなコーナリング性能を確保します。しかし、左右の回転差が一定以上になると、ガッチリ左右がロックして、100%左右直結状態にしてしまいます。これにより強力なオフロード性能を生みだしているんですね。

 

ところで、本当にファイナルLSDを積んでるの?

Twitterでも呟きましたが、実際のところ「マニュアル積んでいた=本当に搭載されている」と言っていいのか不安でした。

もしかしたら、過去のオーナーが1度積んだけど、ジムニーを手放すときに、LSDを降ろしていたりして……なんて考えてしまったのです。だって安いものじゃないし……。

そうしたら車に詳しいフォロワーの方が確認方法を教えてくれました。詳しくは上記ツイートへの返信をご覧ください。

2つの方法がありました。

1つ目は「片輪をジャッキで浮かせて、ギアをニュートラル、サイドブレーキ解除で、浮いたタイヤが回るかどうか」というもの。この状態はまさに空転状態をシミュレーションしたものですね。ここで片輪だけ回るとしたら、LSDは入っていないと言えます。が、じつはこれは回ってしまいました。LSDの訊き具合によって回ることがあるようです。ファイナルLSDの解説にもあるとおり、ある程度の回転差にならないとロックされないので、これはファイナルLSDとしては正常な動作と言えそうです。

2つ目の確認方法は「両輪を浮かせて、片方を回したときに、もう一方も同じ方向に回るかどうか」というもの。これを試したら、両方回りました。

というわけで、どうやらLSDは入っていそうですね。よかった〜。

 

最強の狩猟車を目指して!

自分的にはかなり驚きでした。だって、たまたま身近な人が持っていたジムニーを譲っていただいたのですが、そいつがすでに車高はアップされ、前後のバンパーがついて、フォグランプがついて、タニグチのファイナルLSDまで積んでいるんです。この時点で「かなり悪路もいける車」です。まぁ、言うまでもなく、本当に悪路を走破するために必要なものはドライバーの腕ですけどね。それは自分次第。今言えることは、「少なくとも車は悪路を走れる性能を持っている」ということ。

今後、狩猟を始めて、少しずつ「最強の狩猟車」を目指してみたいと思いますよ。

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