ジムニーの二駆・四駆切り替えとフリーホイールハブについて
ジムニーを入手してから、一生懸命この車を理解しようと勉強しています。
さて、今日はジムニーの二駆/四駆の切り替えとフリーホイールハブについて調べてみました。燃費にも影響するらしいですよ。
まずは二駆/四駆の切り替え
ジムニーは二駆と四駆を切り替えることができます(いわゆるパートタイム4WD)。
運転席に二駆/四駆を切り替えるトランスファーレバーがあるので、「これを変えりゃいいのか」と思ってしまいますが、実はそれだけではいけません。
車を降りて、前輪を見ると、このようなつまみがあります。FreeとLockを切り替えるつまみです。このつまみ(と内部の機構)をフリーホイールハブと呼ぶようです。
まずは意味は理解せず、二駆から四駆に切り替える手順を覚えます。
- (準備)シフトをNにして、タイヤをまっすぐにする
- 前輪のフリーホイールハブをLockにする(左右にあるので忘れずに)
- 車内のトランスファーレバーを四駆にする
難しくはないのですが、いかんせん1度車を降りて、左右のタイヤでフリーホイールハブをゴニョゴニョしなくてはいけないので、悪天候だったりすると嫌になりますね。これに関しては車から降りずに行う方法もありますので、後述します。
フリーホイールハブってなによ。
このブログは車の細かな内容について語るものではありませんし、そもそも私も曖昧な知識ですので、専門用語を避けて、簡単にフリーホイールハブについて説明してみます。
フリーホイールハブは前輪に付いている機能。LockとFreeの意味は——
Lock:動力が届いたらタイヤを回す
Free:動力が届いてもタイヤには届けないよ
LockにしてもFreeにしても、動力がなければ同じことです。あくまで「Lockにして、かつ動力が届けば、その動力をタイヤに届けるよ」ということ。
で、その動力を届けたり、切ったりする仕事は車内のトランスファーレバーが担っています。
トランスファーレバーとフリーホイールハブの関係
トランスファーレバーとフリーホイールハブの設定を表にしてみました。
フリーホイールハブ | |||
Free | Lock | ||
トランスファーレバー | 二駆 | 二駆 | 二駆 |
四駆 | 二駆 (ただし、この状態での走行はダメ) | 四駆 |
四駆になる状態は1つしかなく、残りはすべて二駆として動作します。ただし、表中にも書いたとおり、トランスファーレバーを四駆にして、フリーホイールハブをFreeにしている状態は車に良くないので絶対にダメです。一応、二駆で走りますが、負担が大きいようですので、絶対に避けましょう。
この組み合わせを見ると4通りありますが、基本は下記のどちらかです。
- トランスファーレバー=二駆 & フリーホイールハブ=Free → 二駆
- トランスファーレバー=四駆 & フリーホイールハブ=Lock → 四駆
二駆&Freeで二駆、四駆&Lockで四駆、というわけです。言葉で覚えようとすると混乱しますが、「動力をタイヤに伝えないFree状態は二駆」「動力をタイヤに伝えるLock状態は四駆」とちゃんと意味で理解すれば明らかです。
しかし、この基本とは別に「二駆&Lock状態」もありますね。「四駆&Free」はダメだ、と書きましたが、二駆&LockはOKです。問題ないようです。正確に言えば、デメリットもありますが、メリットもあるんです。
デメリットは燃費が悪くなること。メリットはデフが回転し、オイルが循環すること。
メーカーも「月に1度、15Km程度はLockにして走るべき」と言っています。つまり、燃費を気にしないのであればLockのままでも問題ないどころか、車にとっても良いということです。
表を見てください。Lock状態は二駆でも四駆でもOKなんです。このことを頭に入れておきましょう。
雪国に住んでいて、頻繁に四駆を使う人はLockのままにしておけば、車外に出ることなく二駆⇔四駆の切り替えができます。猟で山に入るときも、Lockにしておけば、必要なときに即座に四駆に切り替える事ができます。もちろん二駆に戻すのも簡単。
じつは私のジムニーが手元に来たときLockになっていました。もちろん二駆の状態。つまり燃費が悪い状態。
わたしはすぐにFreeに戻しました。元々燃費が悪い子なので、少しでも改善したいんです。
ただ出猟の際にはLockにします。こういう使い分けをちゃんとできるのって嬉しいです。
少しずつ理解
こうやって少しずつ理解していくと、「自分の車!」という気持ちが高まってきますね。
でも、まだまだ知らないことが多すぎて……。
精進精進、と。
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