立射50mの精度を上げたい! 的撃ちで気付いたいろんなこと
スキートもおもしろいですが、静的射撃もおもしろいですね。
立射がまだまだ下手くそで、満足できないレベルなので、立射だけに絞って練習してきました。
事前に受けたアドバイスも参考になりましたし、撃っていて気付いた自分の癖も勉強になったので、後学のためにメモしておきます。
最後の10発の結果
下の写真がこの日最後の10発の結果です。黒枠内に7発(1発はぴったり同じ穴に当たり分かりづらいです)。枠外に3発。黒枠に納めることを目標にしているので、成功率7割ですね。
全弾必中を目指しているので、ちょっと満足できません。とはいえ、1日の練習でいろんな気付きがあり、それを踏まえてどんどん当たるようになった最後の10発だったので、意義のある結果だったとも思っています。
この日は全部で50発撃ちましたが、実はかなり多くの弾が右上に当たっていました。
黒枠内に収まるとしても右上あたり。左・下方面に外すことはなく、サイトが狂ってるのではないかと思うほどでした。しかし、膝撃ち・依託ではちゃんと中心に当たっているので、サイトの狂いではないと考えています。
じゃなにが原因か?
大きく2つのことに気が付きました。
1. 的と照星の隙間の問題!
これは以前のスラッグ射撃でも気付いた問題でしたが、ちょっと時間が空いたらまた再発してしまいました。
上記の記事で使った画像をそのまま使って再度説明します。オープンサイトの場合、下の写真のように照星の上に少し隙間を空けて、的を乗せるのが正しい狙い方らしいです。
膝撃ちや依託射撃のときはこれがちゃんと出来ていたのですが、立射になると銃口の揺れが大きくなり、どうしてもその隙間が不安になるんですね。言い換えると「照星と的がくっついたときに撃ちたくなる」ということです。
そうすると、当然、なくなった隙間の分だけ上に着弾します。
「隙間を空けるぞ!」と強く意識して撃った最後の10発(最初の的の写真)は少なくとも高さに関してはかなりまとまっていると思います。
1発かなり下に着弾していますが、これの理由も分かっているので後述します。
2. 銃の傾き
「的と照星の隙間問題」で上に外す理由は説明できるのですが、右に外すのはなぜでしょうか?
しばらくわからず繰り返し撃っていて、急に「あれ?」と思うことがありました。どうも撃ったときに銃口が右上に跳ねる気がするのです。
本来であれば、反動は真後ろに来るはずで、銃口の動きとしては真上に少し跳ねるだけだと思うんですが、確実に右上に跳ねています。最初は肩付けおかしいのかな? とかあれこれ考えていたのですが、どうも分からず、行き着いた結論は「銃が傾いている」ということでした(銃身方向を軸に捻れている、という意味です)。
自分のフォームを見ても傾いているとは思わなかったのですが、それぐらいしか思いつきませんでした。
で、わずかに(たぶん端から見ても分からないくらい)傾きを直してみて撃ったらみごとに狙い通りに着弾。
じつは昔から整体などを受ける「背骨から首の骨が右に傾いている」と言われます。大袈裟に言えば右に首をかしげている状態です。その状態を私自身は自然だと捉えているようです。証明写真を人にとってもらうと100%、必ず、「首を左に戻してください」と注意されます。
で、右に首をかしげた状態で、据銃すると首の角度の分だけ、銃も傾きます。
どう直すのがベストかは分かりませんが、意識してまっすぐにしてみたら、ちゃんと当たりましたので良しとします。
(今後の課題ですね)
細かい気付きいろいろ
大きな気付きは上記の2つでしたが、他にも細かい反省・気付きがありました。
1. タイミングが勝負!
「クレーはタイミングだ」とは言いますが、的撃ちもタイミングですね。銃口がスッと落ち着いた瞬間にすかさず撃つととてもよく当たります。
その「スッと落ち着く瞬間」ってのは長くないし、何度もありません(わたしは)。というのも構えると呼吸も遅くなるし、銃も重いし、時間が経つとどんどん揺れが大きくなります。そうなると銃口が止まることなんて期待できません。銃口が止まる瞬間って、据銃した直後の数秒以内なんです(しつこいようですが、わたしの場合は、です)。
据銃して、数秒以内にスッと落ち着く、その瞬間に力むことなく、でもチンタラせずに引き金を引く必要があります。
最初の的の写真で大きく下に外している1発はタイミングを逸したのが原因です。
揺れが止まった瞬間に撃とうとしたのですが、トリガーの遊びを引き切れてなくて、予想以上に大きく引き金を引くことになり、タイミングを逃しました。悔しいです。
2. 的・照星・照門のどれを見る?
Twitterで「撃つときは照星を見るべき」というアドバイスをいただきました。
これを試してみたのですが、とっても良かったですね。正確には照星だけを見ると言うよりも、的と照星を交互に見る感じになりますが、撃つ瞬間は照星を見るようにしました。
イメージとしては——
据銃する → 照門を見る → 照星を見る → 的を見る → 照星を見る → 撃つ
という感じ。実際はこれを短い時間でやっています。
集中できる気がしますし、揺れの収まりも早い気がしました。
3. 違和感に正直に
構えたときに、どんな小さなことであれ、「いつもと違う……」と思ったときは、絶対にいい結果になりませんでした。
フォームの違和感、視界の違和感、メガネの位置、足の位置、肩付けの位置、手の位置……、うまく当たるときは何ひとつ違和感がないんですよね。
ちょっとでも違和感があるときに「まぁ、大丈夫だろう」と思って撃つと、絶対はずれます。
快適スラッグ射撃
結果はともかく、大きな成果のひとつは「痛みがないこと」です。
ゼロではありませんが、少なくとも50発撃っても気になりません。
これなら練習は捗りますね。精進精進っと。
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