山にコーヒーキットを持って行く理由と、その中身紹介

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山に行くとき、わりと高い確率でコーヒーキットを持っていきます。中身は後ほど紹介しますが、要するにコーヒーを作る一式のことです。

はっっっっっっきり言って、「いるかいらないか」で言えば、いらないんです。

だって、山でコーヒーなんて飲む必要ないですもん。コーヒーなんて利尿作用があるから飲まない方がいいんじゃないかと思ったりします。笑。水かお湯を飲めばいいわけです。しかも水を飲むなら、湯沸かし系の道具一式を省略できるので軽量化も捗ります。

それでも持って行くのには理由があります。あくまで個人的なものですけどね。それをお話していきます。

コーヒーキットを持って行く理由

山の中でゆっくりコーヒーを飲む優雅な時間を楽しむため……というのは建前です。そういう気持ちも少しはあります。コーヒーは好きですし。

でも、本当の理由は「強制的に身体を休ませるため」です。

ぼくは本当に休憩ベタなんです。家でも山でも放っておけば、ずっと何かをしています。山だと延々行動しちゃうんです。そして生半可体力があるもので、それで最後まで歩けます。

しかし、それが連日続いたり、あるいは行動中にちょっとした不測の事態が起きたりすると、やっぱり後半辛くなることもあります。狩猟で言えば、獲物を獲ったけど、回収に手間取って下山が遅くなったときなんか、疲れを感じます。

やっぱり山では体力を使い切って下山するのではなく、3割くらいの余力を残しておきたいもの。理想としては毎日山に行ってもいいくらいの余裕のある山行をしたいと思っています。実際そういう生活に憧れているし。

さらに、休憩中に頭を冷やして、周りを観察して、いろんなことを考えることもできるので、やっぱりある程度の休憩は必要なんだと思うんです。

ところが、休憩できないんです。下手だから。なんかボケーッと休んでいられないんです。性格なのかな〜。

そこでコーヒーキットです。1日に1~2回は「よし、ここでコーヒーだ」とばかりに、コーヒーキットを広げて、湯を沸かし、コーヒーを飲みます。湯沸かし時間を淹れて10〜15分くらいの休憩になります。逆にそれ以上長くなると、身体が冷えきってしまうので、理想としては10分前後で終わるくらいがいいんです。

水筒にコーヒーでも淹れて持って行っても良いんですが、それだと休憩時間が短すぎるんですよね〜。その日の計画によってはそうすることもありますけどね。

さて、コーヒーキットの中身を見ていきましょう。

 

全貌

ケトルを容器にして、その中にアルスト・アルコール燃料・風防・コップ・ライターを入れています。それだけです。

それぞれご紹介します。

ケトル:トランギア0.9L

最初は0.6Lを使っていましたが、ケトルはあまり小さいとメリットが薄いという考えに至り、いまは0.9Lを使ってます。ケトルは湯を沸かして、コップにちょっと注いで飲むのに適しています。0.6Lとかだとコップ1〜2杯分を沸かして飲むことになりますが、それなら最初からマグで直接沸かせばいいってなるんです。

たっぷり沸かして、チマチマ飲むのがケトルの強みなので小さいケトルはメリットが薄いと思いました。

 

アルコールストーブ:フレボR

参考:公式サイト

本体重量7gという、恐ろしく軽量なアルコールストーブです。定番のトランギアは110gなので、空気みたいな軽さですね。

その上、火力も強い、と。トランギアと比べて機能的なデメリットと言えば燃料を入れて持ち運ぶことができないことと、堅牢性でしょうか。踏めば壊れる作りです。

でも、コレまでの人生、アルストを踏んだことがないので、ヨシとしています。

 

風防:風火蔵

参考:風火蔵公式サイト

こちらはKentarou In The WoodsというYouTubeチャンネルを持っているけんたろうさんのガレージブランド商品です。

なかなか優秀なヤツでして、ここであれこれ語るよりも、ぜひ公式サイトから見てみてください。

手短に説明すると風防兼五徳であり、風を完全に遮るのではなく、むしろ適切に巻き込んでアルコールストーブの火力を上げる「ターボ」効果を生み出す、独特なデザインになっています。

そのあたりの性能もいいんですが、なによりチマチマした部品の組み立てがなくて、収納しやすいってのが自分的にはかなり気に入っています。

 

燃料ボトル:フリーライト

この燃料ボトルもフリーライトのフレボRに付属したボトルです。かなり優秀で気に入っています。

容量約100ml。燃料を補充するのも、アルストに移すのもスムーズです。たかが燃料ボトルですが、ぼくはこれが好きですね。また日帰りだと100mlというのはちょうどいいです(余裕があるという意味)。

 

ライター:なんでもいいや

ライターは何でもいいかと。アルストに火をつけるだけなので。

ガムテも巻いてます。山に持って行くライターは全部巻いてあります。そういう宗教に属しているので仕方ありません。

 

コップ

いろんなフォールディングカップを使ってきましたが、今のところコレが最高にお気に入りです。1番いい。

何が良いって、ベタッと平たくなるので収納しやすいです。半分くらいの深さに折れるコップもありますが、やっぱり収納しづらい。

 

実は重要バンダナ

そしてケトルを包むバンダナも、僕にとっては重要なポイントです。

バンダナの強みは2つ。1つは荷物の量が増減しても問題ないってことですね。急に荷物が増えても問題なし。

「あー、インスタントのお汁粉を持っていこうかな〜」
「お餅を持って行って、軽食代わりにしよう〜」

ってときに、ケトルと一緒にバンダナで包んでしまえばOK。

そしてもう1つは広げると荷物置き場になるってことです。

今回のコーヒーキットもそうですが、1つの道具の中に、他の道具をあれこれ詰め込んでいると、いざ使うときに全部を広げないといけません。地面の上に小物をバラバラに置いてしまうと絶対になくします。

その点、バンダナを広げて、何かを置くときは常にこの上に置くようにすると、紛失しにくいし、何かを探すときにスムーズです。

今日の記事の中で、じつは1番のノウハウな気がします。

 

コーヒーキットは心のゆとり

最初に書いたように、ぼくにとってコーヒーキットは休む口実です。

だから「コーヒーキットは心のゆとり」と自分に言い聞かせています。

じつは焚火台やクッカーなんかも同じ考えです。実際のところ、日帰り山行で食べるものはおにぎりやパンなどそのまま食べられるものが1番合理的です。クッカー不要で、調理時間ゼロですからね。

厳冬期はおにぎりはダメですが、バターが多いメロンパンなどは全然問題ない。

でもね、それだと、本当に本当に休まなくなっちゃうんです。だからわざわざ焚火台や飯ごうを持ち込んでるんです。

コーヒーキットは心のゆとり。

明日もまた山に行くために。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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