フルサイズ一眼レフを買った理由とD750を選んだ理由
最近、D750というフルサイズ一眼レフを手に入れました。
なぜフルサイズ一眼なのか? なぜD750なのか?
言い換えれば「ミラーレスではなく、ほかのメーカーでもなく、最新機種でもなく、なぜ型落ちのレフ機であるD750を選んだのか?」というお話です。
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写真に対する意識の変化
最近、ふと気が付いたことがありました。
「そういや、ぼくの写真って商業誌で使ってもらえてるんだなァ」
ぼくは狩猟雑誌のライターのお仕事をしています。仕事の内容は取材・撮影・執筆まで。その後ページレイアウトなどは編集者が行います。
ぼくは記事を認めてもらってライターのお仕事を頂いたという経緯と、そもそも文章表現が好きであるという趣味の問題もあり、原稿執筆が仕事であるという気持ちが強かったんです。でも冷静に考えるとぼくが作っているのは文章ではなく、雑誌の紙面。つまり文章単体のコンテンツではなく、文章・写真・レイアウトなどが組み合わさって完成されるもの。
文章の部分については自分なりに自信を持って取り組んでいるし、日々研鑽する努力もしていますが、はたして写真はどうだろうか? 取材される側と読者から「カメラマンとしてもプロなんでしょ」という目で見られて当然です。
もちろん、その時々で最善を尽くしていて、手を抜いているわけではないけれど、写真について自己研鑽する努力をしていただろうか?
少し視点を変えると、商業誌の誌面で自分の写真を使ってもらえるのって凄く恵まれているのではないか、という気付きでもあります。舞台の上に立たせてもらっているわけです。最善を尽くさなければもったいない。
そんな風に思うようになりました。
プロの意識を持ちたい
これまでぼくはAPS-Cセンサーの一眼レフとミラーレス一眼レフを使っていました。
趣味のレベルとしては問題はないのですが、仮に自分を「プロカメラマン」であると仮定したとき、フルサイズ一眼レフを持ってないというのは、問題であると思いました。本当であればフラッグシップ機を持っていてもいいくらいです。
プロであれば相応の道具を使うのは当たり前のことなのかな、と。
もちろん道具だけプロのものを使えば良いという話ではなく、良い道具と日々の努力が両輪になって良い成果物に繋がっていくという話です。
そこでまずはフルサイズ機と相応のレンズを導入しようと決意したわけです。
D750に辿り着いた経緯

正直に言えばかなり悩みました。リサーチもたくさんして、ノートに自分の考えを書いて……という感じであれやこれやと考えました。
で、結論としてD750を選んだわけです。
ちなみにレンズは標準ズームと望遠寄りの2つ。
ここに辿り着いた経緯を書いていきます。
まずはミラーレスかレフ機か。ぼくなりに考えるミラーレスの強みは3つ。
- 軽量/コンパクト
- 見たまんま撮れる
- サイレント撮影
これに加えて「時代的にこれからはミラーレスだろう」という気持ちもあり、ミラーレスの代表とも言えるα7Ⅲあたりを狙っていました。
しかし、ふと堅牢性に疑問が出てきました。α7Ⅲが弱い、と断言する気はない(というか根拠がない)のですが、まだミラーレスというジャンルは成熟したばかりで、過酷な場面で叩かれていないのではないか? という疑問が出てきたわけです。
一方でレフ機は長くプロが使ってきており、当然過酷な場面でも使われています。もちろんフラッグシップ機とそうではないレフ機を同列に扱うわけにもいかないでしょうけれど……。
そんなわけで、レフ機が選択肢に上がってきました。
レフ機の強みは——
- レンズが豊富
- 堅牢性が高そう
- 操作性が良い(ミラーレスは小型ゆえに厚手のグローブで操作しにくい)
- 型落ちでも十分に製品として成熟している(ミラーレスの成熟は最近のことなので、あまり古いモデルをあえて買うのは不安)
であると、ぼくは考えました。
また「型落ちでも十分」という点を考えると、「ボディが安い分、良いレンズに予算を回せる」ということに気が付きます。
というのも、一眼レフはボディ+レンズで成立するもの。それもレンズの比重はとても重く。最高のボディにダメなレンズを使うより、そこそこのボディに良いレンズを使った方が、できあがる写真は良いだろうというのがぼくの考えです。
ここまで考えたことをグッとまとめると——
- 今回の目的は「良い写真を撮ること」
- その為には良いレンズを合わせて入手するのは必須
- そこでボディの価格を抑えたい
- ミラーレスの型落ちは不安だからレフ機がいい
ってな具合です。その為に少し重くなるくらいのことは受け入れます。
今後の活動
まぁ、道具を手に入れても使いこなせなければ意味がないので、カメラの腕を鍛えていきたいと思っています。
できることならブログ・SNS・雑誌で使う写真もレベルアップしたいと思っています。
冷凍庫が一杯になるとぼくは獲物を獲り控えます。それでも山には行きますが、どうせ行くなら自分の活動に繋がる形にした方がいいなと思っています。
極端な話ですが、たとえばぼくの狩猟(及びその周辺の活動)で家族の生計が成り立つならば、毎日山に行ってもいいわけですよ。そこまでを望んでいるわけではないんですが、すこし家計の足しになれば嬉しいという気持ちはあります。
そのうえで『写真』というものをレベルアップしたいなと思ったわけです。
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