【インナーをアップグレード】ミレー ドライナミックメッシュの第一印象

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狩猟用のウェアに金をかけるならインナーにかけるのが正解だと思います。見た目は変わらないし、実際に着て山を歩いてみないと効果を実感しにくいもんで、ついついアウターに投資しがちですが、インナー1つで快適さが格段に変わります。それも5000円とか1万円程度の投資でグーーっと良くなります。

これまでも高機能系のインナーであるモンベルのジオラインやスーパーメリノウールなんかを使っていましたが、さらにワンランクアップを目指してみたくて、メッシュ系のインナーを試してみることにしました。

ミレー ドライナミックメッシュ

今回購入したのはこいつです。七分丈タイプ。これ以外にも半袖やノースリーブもあります。

商品説明を見てみましょう。

究極のドライ感を実現する次世代のベースレイヤー
汗はメッシュを抜けて素早くベースレイヤーに移行し、肌をドライな状態に維持させる
安全かつ快適性に優れ、登山やトレイルランニング等マウンテンアクティビティに必須のアンダーウェア

・水分を含まないポリプロピレンを使用し、汗は重ね着した上のレイヤーが吸い上げて乾燥を促し、肌に濡れた感覚を残さない
・一体成形のホールガーメント製法のため身頃部分に縫い目がなく、不快な擦れやごろつき感を軽減
・登山やトレイルランニングからバックカントリースキーまで、激しく汗をかくアクティビティほど効果を発揮
・マラソンからスキー/スノーボードのウィンタースポーツのインナーとしてもおすすめ
・ロングスリーブタイプ(長袖)

<DRYNAMIC>
多様なマウンテンアクティビティやハイキングに対応する素材の開発というミッションのもとに研究開発されたドライナミック メッシュシリーズ。
パフォーマンスと品質の基準を満たすことはもちろん、全ての素材がそれぞれの用途を考慮して選択されています。

・特徴:吸湿性, 速乾性, イージーケア, 耐久性, UVカット, 消臭糸使用

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仕組みとしては、こいつは網になっていて、生地は水を吸いません。汗をかくと、それはこのメッシュではなく、その上に着ているインナーに吸われていきます。

普通であれば、その汗を吸ったインナーは肌に接しているので、どうしても汗冷えしてしまいます。汗が乾きやすい素材など、いろいろありますが、根本的に「濡れた物が肌に接している」以上、汗冷えは避けられません。ところが、このメッシュインナーを着ていると、汗を吸ったインナーが肌に接しないわけです。ちょっと浮いた状態ですね。だから汗冷えしない……とまぁ、そういう理屈になっています。

これはかなり期待大。

 

商品を見てみよう

パッケージはこんな感じ。「驚きのドライ感と動きやすさ」

ミレー ドライナミックメッシュパッケージ

 

パッケージ裏面はこんな感じ。メッシュになっていることの意味など、理屈が書いてあります。最後の所に書いてあるとおり、サイズ選びがとても重要なようです。ダボッとしてしまってはダメで、ピタッとしてないといけません。さらにいえば、そのうえに着るインナーもピタッとさせるべきだと書いてあります。

ミレー ドライナミックメッシュパッケージ裏面

 

外観はこんな感じ。本当であれば、着用写真をアップして差し上げたい所なんですが、あまりにも……あまりにも痛々しいのでどうか勘弁してください。

 

メッシュをアップでみるとこんな感じです。かなり荒いことが分かると思います。普通にスケスケですから、これだけを着て人前に出ることは(たぶん普通は)できません。

サイズ感

わたしは “EU L/XL(日本サイズM-L相当)” というサイズを選択しました。

身長180cm、体重72kgです。それでこのサイズを着るとぴったりです。身体に吸い付くようにピタリと着られます。脱ぐときなんかはやや気を使う感じ(無理やり伸ばしちゃうのが嫌だから)。

 

着心地

着心地ですが、まだ新しくて洗濯もしていない状態だからかもしれませんが、わずかにチクチクする感じがあります。

ほらウールの服でもたまにありますよね。あの感じ。これは肌が敏感かどうかでずいぶん違うと思うので個人差あるでしょう。わたしはまだ短時間しか着ていませんが「着慣れてきたら馴染んできそう」と感じました。

 

単独忍び猟は汗対策必須!

やったことがある人なら分かると思いますが、単独忍び猟では汗対策がかなり重要。恐らく巻狩の勢子さんとかも必須なんじゃないかな。タツの場合はたくさん歩く場所の場合と、あまり歩かない場合で必要性は変わってくるかも。

巻狩は分かりませんが、単独忍び猟ではとにかく歩くわけです。歩けば汗をかきます。それでも歩いているときはいいんです。身体も暖まっているから。そんなとき尾根の向こうからカサカサと物音が聞こえてきたとしましょう。

当然、待ちますね。ひとまず1度は立ち止まるはずです。耳を澄まし、それが獲物かどうかを判断する。そのまま待つこともあれば、時間をかけてそっと忍び寄ることもあるでしょう。

そのときですよ、強烈な汗冷えが襲ってくるのは……。

何度も経験していますが、身体がガクガクと震え、なんというか、身体の真ン中から凍えてくるような寒さです。基本は歩いているもんで、あまり厚着をしません。むしろ薄着です。

「防寒着を1枚持っていけば!?」

と思う人もいるかもしれませんが、獲物がすぐそこにいるかもしれない中で、ザックを下ろし、防寒着を出し、着るなんてできません。そんな悠長なもんじゃないです。

そこで汗対策です。

 

アウターで良いものを買うと凄い高価になりますが、インナーで良いものはせいぜい数千円から1万円。3万円も出したら上下のインナーをふた揃えは買えるんじゃない?

メッシュインナーの効果はおいおい実際に使うようになったらレビューしていきたいと思います。Twitterで使っている人の話は聞きましたが、みなさん気に入っているようでしたよ。

ほんと期待しています。

じつはすでに2着目を買おうかと思うくらい気に入っています。次は下半身用を買うのもありかな〜。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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