猟のヒヤリハット3:藪に入ったら目に注意。そしてアイウェアの検討。

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今日のヒヤリハットは藪漕ぎでのことです。これはハンターに限らず、山に行く人にとってあるあるだと思いますね。

藪の中のイノシシを追って

この日はイノシシを探して山を歩いていました。

地面に残るイノシシの足跡を追っていたところ、どうやらこの藪の中に向かっているようでした。

非常に濃い笹藪です。笹の幹?が硬化していて、柔らかい藪ではありません。地面から木の枝が大量に伸びているような状況です。

この中にまだイノシシがいるかもしれません。ちょっと怖いですが、ゆっくり中に入っていって、猪を撃てないまでも、いることだけでも確認したいと思っていました。

どうにかこの笹藪に潜り込める場所を探そうと、周囲を歩いているとこんなシシ道を発見。

イメージは映画『トトロ』でメイちゃんがトトロを探して、藪に飛び込むシーンがありますね。あれです。

ともかくしゃがみ込んで、片手で鉄砲を構えつつ、藪を避けながらゆっくりともぐり込みます。いきなりイノシシが出てきたら恐ろしいので、鉄砲の用意は欠かせません。

「ブヒ!」

少し頭を突っ込んで奥を覗き込んだとき、この道の貼るか奥の方にイノシシがいました。鳴き声に続いて、向きを変えて逃げていったようです。こっちはこっちで大慌て、こんな狭いところでイノシシと鉢合わせ状態です(実際は向こうが一目散に逃げたので「鉢合わせ」ではないんでしょうけど)。怖くて鉄砲を構えつつ、後ずさり……。

手探りで藪を避けながら藪から出ようとしたときです。

「痛ッ!」

手で避けていた藪が目の真下に直撃。思わず手で擦り、血が出ていない確認。何度かまばたきをして、ちゃんと見えていることを確認。

結局、ケガもしておらず、何も問題はありませんでした。このときはイノシシがまだ近くにいるので、そっちを追うことで一生懸命でしたが、あとになって「じつはヤバかったな」と思ったのでした。

 

山に入ると目の危険は多い

こういった藪に入ればいつも目が危険にさらされています。あるいはちょっと転んで、転んだ場所に枝や笹があれば刺さるかもしれません。鉄砲が暴発すれば何かが目に当たるかもしれない。

とにかく目の危険はじつはとても多いものです。

で、やっかいなのは、こういった危険に対して注意しようがないってこと。

どんなに注意しても転ぶときは転びます。転んだときに目を守ろうったって、瞬時のことですから、そんな器用に目を守ることもできない。

鉄砲が暴発すれば為す術ないし、藪が目に飛び込んできたときにできることもありません。もちろん慎重になることで、事故の確率を減らすことはできますが、決定的ではないですね。

 

アイウェアの検討

で、猟期ももうすぐ終わりですが、1つの検討としてアイウェアの導入を検討しています。

自分なりに考えて、理想のアイウェアを考えました。

  • 透明 or 黄色等の明るい色のもの(薄暗い杉林の中でも使いたいので、濃い色はダメかな? と)
  • 丈夫なもの
  • 安価なもの(落としたり、踏んだりしそうだから)
  • 縁がないもの(視野が広いもの)

という感じ。本当は風防がついているものも検討していました。たとえばこういうものです。

これはサングラスの縁にクッションがついていて、目に風が入らないようになっています。バイクに乗るときなんかに便利なものです。

これなら目を守る効果が高いかな、と思うのですが、視野の狭さが気になります。

というわけで、この風防機能は諦めて、試してみようと思っているのはこちら——

どうなんでしょうね? まぁ、安いものですので、あんまり過剰な期待はしていません。もし猟に向かないようであれば運転用に車においておくつもりです。

それでも商品説明を見ると「耐衝撃性が高い」「夜の運転でも使える」など、自分的には魅力を感じるキーワードが並んでいるので、だまされたと思って買ってみます。

ちなみに人によってはゴーグルのようなものを装着していますね。目を守るという意味ではこれは最強でしょう。

 

じつは長時間メガネをかけているのが嫌いな性格なので、もしかしたらそもそもサングラスをしていられないかもしれない、なんてことも思っています。

どうなりますことやら……。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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