【猟場下見報告】北海道での忍び猟はまだ始まらない
北海道は猟期に入りました。が、まだ猟には出られていません。
先日、少し空き時間があったので、鉄砲を持たずに猟場に行ってみることに。非猟期中の下見も不足を感じていたのでちょうどいい機会でした。
でもね、まだわたしの猟は始まらないなぁと思いましたね。
え、どこから山に入れば……?
猟場として狙っている林道があります。これまでも車を走らせて、広く探索してきましたが、いかんせんヒグマが怖いのであまり歩いてきませんでした。
でも、今日は猟期も近いし、慎重に歩いてみようと思っていたんです……が。
上の写真を見てください。左側がびっしりと笹藪になっています。これが途切れないんです。
「どこから山に入ればいいの?」
比較的笹藪の背が低い場所でも腰丈くらいはあります。
しかも、林道沿いだけではなく、どこまでも笹藪が続くので、たぶん1時間歩いたら、1時間は藪漕ぎになりますね。
エゾシカはいるんですよ。シカだってきっと笹藪が辛いんでしょう。林道に出てきて歩いていることが多いです。もしも林道上から、林道上にいるシカを撃てるなら、容易に捕獲可能です。もちろん林道上から撃つのも、林道に対して撃つのも違法なので、為す術なしなのです。
どこか歩ける場所はないのか?
かなり車を走らせても、笹藪にすきまはありません。
山がびっしりと笹藪に覆われていて、たまにちょっと切れ間があっても、一歩入ればまた笹藪に……。
そこで考えました。細い沢はどうか? 沢歩きのように、沢を歩いていけば、少なくとも笹はないわけですから。そこでいくつか沢を歩いてみると、この通り左右に覆い被さる笹、笹、笹……。この沢を歩いていても、まったく周囲が見えず、猟にはなりません。むしろヒグマがいそうで怖いだけ。
1番開けた場所がここかな。少しは向こうまで見渡せるけど、その向こうにはまた笹藪が……。
お茶飲んで帰った
結局、ほとんどなにもできず、お茶を飲んで帰りましたとさ。

今日の下見は良い教訓でもありました。「猟期」というものは、法律的に定められた「猟をやって良い期間」です。けっして「猟に適した期間」ではありません。いまは猟期だけど、少なくとも単独忍び猟というスタイルの猟の時期は始まっていないという事実だけは理解しました。
ではどんな猟ならいいのか? 考えられるのは——
- カモ撃ち
- シカのコール猟(少し見晴らしのいい場所で待ち伏せる)
という感じでしょうか。あとは葉が落ちて雪が降ったら本格的な忍び猟の時期になるのかな。そのときを待ちつつ、コール猟とカモ撃ちに取り組んでみようかな。
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