雪の中で狩猟をして気づいたことを羅列
雪国育ちでもなく、これまで狩猟をしていた地域も雪国ではありません。
まとまった雪なんて取材でほかのハンターの狩猟に同行したときくらいのものです。
だから完璧な “雪初心者” なんです。どれだけ山遊びをしてきたと言っても、所詮は雪がない……あるいはちょっとしかないという場所。だから、雪の中での歩き方、猟の仕方を知らないんです。
幸いなことに、雪はいきなり深く激しくなるわけではなく、徐々に強くなり、少しずつ深く積もっていきます。だから、まだ雪が浅いうちに「雪山の経験値」を少しずつ貯めていきたいと思っています。
——というわけで、今日は「わたしが雪の中で猟をして気づいたことアレコレ」を挙げていきます。
1.スコープの保護が必須
関東でやっていたときはそんなにスコープの保護の重要性って高くありませんでした。ガツガツ藪漕ぎすることも少なかったし、雨も少なく、雪はほとんどない。
一応バトラーキャップなんかを使っていましたが、それが壊れてからしばらくは何も付けていない時期があったほどです。
でも、雪が多く降ったらアウトですね。バトラーキャップなり、スコープカバーなり、対応が必要です。
2.双眼鏡の保護も必須
スコープの保護は想定内のことでしたが、双眼鏡も保護しないといけませんね。
バトラーキャップみたいなレンズだけをカバーするタイプもありますし、双眼鏡ハーネスタイプもありますね。現在検討中です。
3.銃口のカバーが必須
よく言われることですが、銃口のカバーも必須だなーと。銃口が土・ゴミ・雪で埋まっていると、発砲時に銃身が壊れます。
鉄砲を背負っていると銃口が上に向いている状態になります。木から雪が落ちてくると1発で銃口が埋まります。そうじゃなくても降ってる雪でジワジワと埋まっていきます。
油断せず銃口の保護はちゃんとやらないといけませんね。
4.視界が悪くなる&景色が単純になる
想像以上に強い雪だと視界が悪くなりますね。ちょっと吹雪くとあたりは真っ白。「狩猟どころじゃない」なんて状態になります。
「獲物の確認ができないなら撃たない」というのは当然ですが、獲物の向こう側……バックストップの確認なんかも慎重にやりたいですね。
また、景色が白く染まり、すごく単純に見えてきます。そうすると「あれ、さっきはこっちから来たっけ?」と不安になることも。こりゃ油断すると簡単に迷うなーと思いました。
やはり普段から地形をよく把握しておくのが大事だと思います。
5.自分の足跡が時として消える
迷ったら自分の足跡を追えば帰ることができます。雪のおかげで足跡がはっきりと残りやすいというメリットはありますね。
ところが!
あまりに強く吹雪くと、足跡が風で薄まり、雪で埋まり、見えにくくなります。まったく見えない状態になったことはまだありませんが、「あれ、こっちで合ってるかな?」と不安を感じたことはあります。
普段は「まぁ、足跡を辿れば帰れるし」と高をくくっているところがありますが、やはりGPS系のツールをバックアップとして持っておくのは大事ですね。
6.降る雪自体は不快じゃない
雪がどんどん降っても、気温が低いため、服の上であんまり溶けないようです。だから濡れるわけでもなく、あまり不快ではありませんでした。
ある日なんてフリースだったんですが、ほとんど濡れてなかったです。
今のところ、こんな感じ
……とまぁ、こんな感じです。まだ深くなっていないので、雪の初級編という感じでしょうか。
こうやってちょっとずつ経験値を貯めていかないとな。
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