ターハントをリフィニッシュ! 木銃床のおもしろさはお手入れにあるかも
北海道への移住に伴い、買い足したのがターハント12番でした。
言ってみれば「憧れの銃」でしたが、それを手にしてしまったわけです。それはそれは嬉しい気持ちなのですが、ある晩、ターハントを握りながら思いました。
「ちょっと木がくすんでるよな……オイルフィニッシュをやり直すか」
まずはビフォアを見ていきましょう
これらの写真はどれも去年の末に購入したときのものです。
わたしが言う「くすんでる」というのが分かりますでしょうか? わざとコントラストなどを調整して、ちょっと分かりやすくしたつもりです。
実際に手にするとあまり気にならないです。だから「状態が悪い」みたいな気持ちはありません。むしろ良い銃だと思っています。
木銃床のリフィニッシュについてあれこれ
でね、わたしはなんでも「まずは調べてみる」というタイプなもんで、木銃床のリフィニッシュについて調べまくりました。
お友だちのカカシさんのブログ(ストックの手入れにTru-Oil®を使ってみた)も見て、本人にも相談したりもしたんです。海外でもTru-Oilはオススメされていることが多くて「初心者でも失敗しにくいし、乾きも早いよ」という感じですね。
よっしゃ、これはTru-Oilに決まりだなと思ったものの、手が止まります。
そう、北海道までの送料が高いんですよ。馬鹿みたいに高いんですよ(今見たら、送料無料のがある……なんで……?)。
で、よく見たらTru-Oilも中身は亜麻仁油ベース。海外の銃床のリフィニッシュ系の動画を見てみても亜麻仁油は使われることが多いんです。
ただ海外でよく見かけるのはBLOと言ってBoiled linseed Oilなんですね。「沸騰させた亜麻仁油」なんですが、どうもなにかが追加されているのかな? ちょっと良く分かりませんが、普通の亜麻仁油よりも乾燥が早いようです。
さて、手元には亜麻仁油があります。BLOではないけど、亜麻仁油です。ナイフのお手入れに使ったりもしているので、なんとなく信頼感もあるもんで、今回はこれで行くことにしました。
まずはオイル落とし
新しいオイルを塗り足す前に、まずは古いオイルを落としたいですね。
いろいろ調べつつも、良く分からないので、塗料用のシンナーを使うことにしました。これは本当に良い方法なのかわからず……。とにかく、やってみたところ、ガンガン汚れと油が落ちました。
先ほどの写真と比べると、光沢感もなくなったのが分かると思います。拭いていてどんどん茶色い汚れ?が落ちてくるのが快感でした。

ヤスリをかけるのだけど……
オイルを抜いたら、次はヤスリ掛けをするのが一般的なようですが、わたしはしませんでした。
ちょっとした使用感と呼べるようなキズは嫌いじゃないというか、なんとなく気にならないので、ヤスリ掛けはしないことにしました。きっちり完璧に仕立て上げるのであれば、しっかりヤスリをかけた方がいい気がします。その場合はチェッカリングの保護など忘れずに。
オイル!オイル!オイル!
こんな感じでストックを固定してオイルを塗ると楽です。見たまんまですが、斜めに固定した木材に、ストックの弾倉部分を差し込むとそれだけで落ちなくなります。でも万が一にでも落ちて変な傷が付いたらイヤなので、ちょっとしたにタオルを巻いてあります。
そしてオイルを塗る! こちらの写真はまだ濡れている状態。まだ乾燥していないのでスゴイ光沢感です。
これを24時間くらい乾燥させて、また塗って……。また24時間の乾燥……塗る……24時間……塗る……24時間……
なんて具合に4回くらい塗ったところで満足して終了。
こんなになりました
はっきり言って写真では分かりにくいんです。でも実際に手に持つとしっとりとして、感触も滑らか。
ちゃんとオイルを入れ直したことで、多少は水にも強くなったかなと期待。
雨の中で使うこともあるので、濡れてダメになるようじゃ困るわけです。
今後は時々オイルを塗り足してあげたりして、きれいに保とうと思います。愛着200%!
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