すぐに破けるゲイターで困ってない? 狩猟用のゲイターは秀岳荘の綿布スパッツ!
狩猟で登山靴を使っている人はきっとゲイターを使っていると思います。使っていない人はこちらの記事でゲイターの重要性を欠いています。
過去記事:山に入るならゲイターの利用を絶対検討すべき。忘れていって、大切さを再認識
しかし「猟に適したゲイターはどれか?」という問題は残ったままでした。一般的な登山用スパッツはペラペラで、1シーズンで破けてしまいました(補修して使いましたが)。
海外の商品でよさげなものはありましたが、高価だし、個人輸入するのも手間だし……、と躊躇していたところ、良い商品をオススメ頂き、手にした瞬間「これだ!」と思ったのでご紹介させて頂きます。
『秀岳荘 ロングスパッツファスナー式<綿布>』
この商品との出会いは狩猟関連でいろいろ情報発信をされている桔梗屋さんからの推薦でした。とっても参考になる情報でしたので、そのままご紹介します。ぜひ、全部読んでほしいですね。
透湿素材の商品は生地が薄くて、すぐに裂けてしまうのが欠点ですね。ちなみに私が使っているのはこちらです。すごく頑丈で、もう10年くらい使ってます。細かい補修は自分でやりますが、秀岳荘の縫製工場でも修理してくれます。
秀岳荘オリジナル
ロングスパッツ ファスナー式https://t.co/dXqhqWFc7X— 桔梗屋 (@r_kikyoya) 2018年3月13日
防水性のかわりに通気性を重視するなら、こういう商品もあります。靴底に当たる部分に、ベルトではなくゴム紐を使っているのが気になりますが、生地の強度から言えば最強レベルだと思います。
秀岳荘オリジナル
ロングスパッツ ファスナー式< 綿布>https://t.co/jnEN9UNknE— 桔梗屋 (@r_kikyoya) 2018年3月13日
ちなみに、秀岳荘が言うところの「少し強力」というのは、「山で酷使しても10年単位で使えますよ」という意味ですので、「かなり頑丈」となると、本体が燃えたりするか、ファスナー等を修理してくれる人がいなくなったりしない限り、一生使えるという意味かと思います。
— 桔梗屋 (@r_kikyoya) 2018年3月13日
グッとくるのは『秀岳荘が言うところの「少し強力」というのは、「山で酷使しても10年単位で使えますよ」という意味ですので、「かなり頑丈」となると、本体が燃えたりするか、ファスナー等を修理してくれる人がいなくなったりしない限り、一生使えるという意味』ってところですよ。
長く使える道具はそれだけで愛着が湧きます。
ご紹介頂いたのは防水重視のナイロン製と、通気性+頑丈さ+通気性重視の綿布製の2種類。わたしは綿布製を選びました。雪国だったらナイロン製を選んだ気がします。
ちなみに高くないんですよ。今の価格で4570円でした。ゲイターとしては一般的な価格帯かと。
見ていきましょう
質感が伝わるか不安なのですが、しっかりした綿布です。手で破こうったって破けません。丈夫なのが売りですが、見た目もかっこいい!

実際に装着するとこんな感じ。まだ新しいので折り目がついた感じですね。足が凄く太い人はもしかしてキツいのかな? いや、だいたいの人は大丈夫だと思います。ふくらはぎ周り40cmとのことなので、気になる人はチェック。
ちょっと離れて見るとこんな感じ。ちょっと山に行って汚れてくれば、かなり良い感じに馴染むと思います。かっこいいね。
しつこくもう1枚。足回りのフィット感がかなり良いです。足下がバシッと固定されていて、動きやすいですね。ちなみに、この写真はふくらはぎ周りをゆるゆるにしていますが、キュッと絞れるようになっています。
素材となる綿布も丈夫ですが、ひとつひとつの金具やパーツもしっかりしていて、壊れる気がしません。たとえばファスナー上下に着いている留め具を見てください(赤丸)。リベットでガッチリ固定されています。これが外れない限り、ファスナー部分に強い負荷はかからないので、本当に安心感があります。
ちなみに頑丈さを推していますが、足の下を通すゴム紐は、結構普通のゴム紐です。切れるときは切れるかと思います(特別切れやすいという意味ではない)。この部分は工具なども不要で簡単に交換できます。秀岳荘さんで交換部品も売られてますし、ホームセンターなどで好きな紐に換えてもいいでしょう。なんにせよ、欠点と言うほどの話ではないかな。
言うまでもなく、軽量装備ではありません。わたしが前猟期に使っていたモンベルのスパッツのような、一般的に登山用品店で売っているものはすごい軽いです。素材も薄く、装着していてもストレスが少ないですね。それに比べて、秀岳荘の綿布のスパッツは「足を保護してます!」と主張する感じです。
モンベルのスパッツが悪いなんてことはなくて、適材適所だと思いますよ。ゆるい登山をするだけならモンベルのスパッツでOK。藪漕ぎしたり、岩に擦ったり、足を保護するという目的なら秀岳荘のスパッツは抜群です。
あと、ナイロン製に比べて静かに歩けると思いました。ナイロンだとこすれたときに音がしますが、綿布だと服がこすれる音と変わらない感じ。忍び猟にはいいですね。
防水? 撥水?
さて、このスパッツは防水・撥水の性能はあるか? 結論から言うと多少は撥水しますが、その程度です。実際に実験してみました。
上からホースでバシャーっと水をかけた様子です。これくらいだと水は浸みません。
次にホースで1分ほどかけ続けてみました。
するとやっぱりジワジワ浸みましたね。
これは欠点か? 個人的にはまったく気にならないです。というのも、スパッツっていくら防水でも、上から水が入りますから。早朝、草が多いところを歩くと朝露で濡れますが、その程度の水は弾いてくれるようです。(使い古していくうちにどうなるかは分かりません)
防水性を優先するならナイロン製が良いかもしれません。こちらも丈夫らしいですよ!
この商品を勧めてくれたフォロワーさんはナイロン製を使っているそうです。雪の中を歩くのであればこちらがいいかもしれませんね。わたしの住む地域では雪はないので、通気性重視で綿布にしました。
秀岳荘いいね〜
秀岳荘は他のスパッツも作っています。今日ご紹介したのはロングタイプですが、ショートもあります。行く山によってはショートでも良いでしょう。夏は暑いからショートにするという考えもあるかもしれません。
正直、最近の登山用品って薄くて華奢で「登山路を歩くなら良いけど、狩猟だとなぁ……」と思うことが多いんです。この秀岳荘のスパッツは頑強でかなり気に入りました。
秀岳荘にひと目ぼれです。今後は何か探すときはまず秀岳荘で探そうかな、とさえ思っています。
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