実家の物置が古道具の宝庫で、山遊びに使えるものもたくさん
妻が里帰り出産をした都合で、しばらく妻の実家に滞在しています。
家の主から「物置にすごい古い道具がたくさんあるから、使えるものがあったらどんどん持って帰って欲しい」と言われたものですから、お言葉に甘えて、物置探索をさせていただくことにしたわけです。
そしたら、おもしろいものがザクザク出てくるじゃないですか。今日はそんな道具の一部をご紹介します。
古道具はおもしろい
妻の実家は古い道具を絶対に捨てない家系です。曾祖父母の世代の着物やらなんやら、なんでも揃っています。
実のところ、家のスペースが許されるなら、持って帰りたいものは山ほどありましたね。
そして、そういう古道具を見ていて、「新しい道具も良いけど、古い道具はもっといい」という気持ちを再確認しました。ぜひご覧のみなさまもそんな気持ちになって欲しいな、と思ってこの記事を書いています。
「そんな古道具、家に転がってないよ」
という人にも最後に手に入れる方法をチラリと触れておきますよ。
釣り道具
家の曾祖父(わたしから見て)は釣り好きだったようです。生きていれば100歳を優に越える人。ここに挙げるような道具はみんな少なくとも50年以上前。家の人いわく、たぶんもっと昔だろうとのことです。
古い網製のビクなんかもあり、ちょっと使わないかな〜と思っていたら、こんなものが出てきました。
鮎の友釣りで使うおとり缶らしいです(Twitterで教えていただきました。ありがとうございます)。もちろん、ビクとして使うこともできるでしょう。もはや、オブジェとして良い味をだしているとさえ思います。
で、こちら、ただの錆び付いた缶なんですが、重りや浮きなどの釣りの小道具が収納されていました。わたしはこの仕掛け巻きが好きになっちゃいましたね。テンカラでもいくつかの仕掛けを巻いて持って行くので、これを実際に使おうと思います。
ついでに言うと、この缶は昔の葉巻の缶のようです。これも良い味だしてますよね。せっかくなので、缶も持ちかえり、釣りの小道具入れにでもしようかな、と思っています。
こちらは必ずしも釣り道具ではありませんが、魚を入れる魚籠としても使えるし、山菜を入れるのにも使えそうなサイズのカゴです。
こういうちゃんとしたカゴって買うと結構するんですよ。ぜひ活用したいと思っています。
刃物、山の道具
さて、今回1番興奮したのは刃物などの工具類ですね。見てください。こちらはそのごく一部なのですが、味があると思いませんか? 左から角ナタ差し(シース)、両刃の角ナタ、のこぎり、手斧です。もちろんナタなどの刃物はひどく錆びていますが、こんなものは磨いて研ぎ直してやれば使えます。
また、昔ながらの無骨さがステキで、たとえば左端の角ナタ差しなんて、ただ皮を四角く縫っただけのものです。こんなの、現代の製品として通用するものではないでしょうけれど、必要十分なんですよ。すっごく味があるアイテムだと思います。
また、角ナタ以下は柄も含めてかなり手入れがいりますが、たぶん現役の道具として使えると思います。のこぎりの目立てはちゃんとやったことがないので、挑戦してみたいですね。
で、さらに発見したのはオリノコと剪定ばさみ。これだけ古い道具なのに、オリノコもカチッとしていて、使えると思うんですよ。写真の通り、大小あって、小さい方は刃が15cmくらい、大きい方は20cm程度。たとえば山に持って行く道具として、丁度いいサイズだと思います。
わたしはこれらのオリノコにひと目ぼれしてしまったので、ぜひ使ってみようと思います。それも1回試しに使うということではなくて、常用する道具として生き返らせようと思います。
そのためにもなんとか目立ては覚えないといけませんね。
ほかにもたくさん
じつはほかにも立派な樽や梅干しを漬ける瓶などいろんなものをいただいてしまいました。
とある茶箱を開けたら、こんなものが!
絵本の山でした。すべていただいたので、たぶん絵本を買い足す必要はないですね。ありがたい話です。
断捨離とか、ミニマリストとかいわれているけど
世間では断捨離だとか、ミニマリストだとか、「ものは減らせ」という意識が強い時代になっています。
わたしもその気持ちは分かりますが、いろんなものがとってあるというのも、次の世代にとって夢のある話だな、とも思いました。
シンプルライフ! とかいいながら、なーんにも残らないよりは、こうやってあれこれ出てくる方がおもしろいですよ。もちろん、使えないものもあるので、時々こうやって物置を漁っていらないものを処分するというイベントも必要ですけどね。
古道具を探す方法
さて、こんな物持ちのいい親戚がいない場合、こういう古道具にアクセスできませんね。
そんなあなたにお勧めなのはヤフオクです。
「古道具」だとか「山仕事」「山師」「農具」「ナタ」「大工」みたいなキーワードで漁ると、掘り出し物がたくさん出てきます。
たとえば、テキトーに探した一例ですが……
剣ナタ、角ナタ、手斧などのセットです。おそらく家の物置から出てきたものをまとめて出品しているのでしょう。
ブランド物の道具もおもしろいですが(わたしも使っています)、こういういつ誰が作ったのかも分からないような古道具を手入れして使うのもいいですよね。
狩猟をやる人は剣ナタとか、解体用のナイフとかが必要になると思いますが、それもこうやって古道具を探して使えば数百円〜数千円でいくらでも手に入りますし、みんなと同じにならないオンリーワンの道具になると思います。
また、安く手に入れているものですから、遠慮なく自分用にカスタムできるのも良いですね。
ぜひ、古道具遊びをして見てください!
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