ハンドロード:なんかいろいろ弾頭あるけど、なんなの?何が違うの?

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最近は弾のハンドロード(自作)のことばかり考えています。

昨日の記事では火薬のことを勉強してみました(参考:ハンドロード:火薬ってどう選ぶの? ユニバーサルとロングショットのこと)。今日は弾頭の基礎について勉強してみることにします。

弾頭ってなに?

そもそも弾頭ってなに? という方もいるかもしれません。

要するに弾のことです。多くは鉛で出来ていて、獲物を撃ったときに、実際に当たる部分ですね。北海道では鉛弾は使用禁止ですので、銅製の弾頭が主流でしょうか。

どんな種類があるの?

あれこれ調べてみたところ、どうやら大まかに3種類の形に分かれるようです。

こちらの本に基本的な違いなどがまとめられているので、参考にどうぞ(詳しいハンドロードの研究ではなく、あくまで基本的なタイプ分けのみです)。

1.フォスター

フォスター弾頭は “釣り鐘型” です。新年に鳴らす除夜の鐘の形ですね。

中が空洞になっているので、前が重く、後ろが軽い作りになっています。バトミントンのシャトルと同じ原理ですね。

また、らせん状の切れ目が入っているものもあります。ネットでこの理由を調べたところ、2つの説があるようです。

前述の「これから始める人のための狩猟の教科書」曰く、

この溝は回転のためにつけられているのではなく、チョーク付きの銃身でも発射ができるように摩擦を少なくする目的で掘られています。チョークがキツい銃身でもブリネッキ型よりは安全に発射する事はできますが、安定性が若干悪くなるようなので1/4しぼり(インプ)以上で撃つのは避けましょう。
引用:『これから始める人のための狩猟の教科書

と書かれています。余談ですが、チョーク付きの銃でスラッグを撃つときは、銃砲店などによく相談した方がいいです。万が一銃身が破裂した場合、銃の破損だけではなく、大けがに繋がります。

さて、一方こちらの記事では、筆者の感想としてこう書かれています。

このライフリングみたいなヒレは何故あるのか!?

商品化されているフォスター弾頭の場合は、チョークのキツイ銃で発射した場合でもヒレが潰れてバレルに圧力をかけすぎない安全作なんだと聞いた事がある。

でも実際にスラッグは発射される時に後ろから押されて僅かに膨らむから、そのスラッグがバレル内に接触したヒレによって僅かな回転を与えられる為でもあるのか、と勝手にアタシゃ考えているんだけどね。
だって、バレルにそんな風な汚れが付くんだもん。それに、バレルと密着するスラッグほど精度がイイ気がするのはワタシだけなのか?

引用:スラッグ射撃

気になるお話ですね。もし、このお話通りだとすれば、うっすらと回転しながら飛ぶということです。どうなんでしょうね? 実際に研究・実験した人がいればおもしろいですね。

参考:フォスタースラッグ弾のリロード|tasigiの射撃と狩猟日誌
参考:スラッグ射撃

2.ブリネッキ

こちらは螺旋付きの円柱状の弾頭の後ろにワッズ(なんかコルクみたいなやつ。軽いもの)が付いています。

これの説明は英語版のWikipediaが分かりやすかったです。ざっくり翻訳しますね。意訳です。

The original Brenneke slug is a solid lead slug with ribs cast onto the outside, much like a rifled Foster slug. There is a plastic, felt or cellulose fiber wad attached to the base that remains attached after firing. This wad serves both as a gas seal and as a form of drag stabilization. The “ribs” impart a small amount of rotation to the projectile as it travels down the bore. This rotation does not impart gyroscopic stabilization, rather it improves accuracy by correcting for manufacturing irregularities.[5] Additionally, the ribs decrease contact surface with the bore, reducing friction and increasing velocity. The ribs also deform through the choke more readily than a solid slug would, thus reducing pressure and wear on the choke to safe levels.[6]

Since the Brenneke slug is solid, rather than hollow like the Foster slug, the Brenneke will generally deform less on impact and provide deeper penetration (see terminal ballistics). The sharp shoulder and flat front of the Brenneke (similar in dimensions to a wadcutter bullet) mean that its external ballistics restrict it to short-range use, as its accuracy is similar to that of an American Foster slug while retaining the improved penetration and slug integrity of the Brenneke design.

Shotgun slug|Wikipedia

(ざっくり意訳)

元々のライフルドフォスタースラッグのように、外側に螺旋が切られ、中空ではない弾です。弾の後ろにプラスチック・フェルト・繊維などでできたワッズがついていて、それは発射後も離れることなく一緒に飛んでいきます。このワッズには2つの役割りがあります。1つはガスシールとして。つまり燃焼ガスを受け止めるため。もう1つは銃口内での安定性のため。

螺旋は銃口内で少量の回転を与えるために付いています。ただし、これはジャイロスコープ効果を期待するものではなく、(訳注:たぶん)弾頭の製造誤差を吸収し、精度を高めるためのものです。また、螺旋は銃口との接触面積を減らし、弾速を上げる効果もあります。さらに、チョークを通ったとき、螺旋部分が潰れることで、チョークを壊さないという目的もあります。

中空ではないため、フォスタースラッグに比べ着弾時のつぶれが少なく、強い威力と貫通力を持ちます。

角張った形状的に、フォスターと同様に短距離射撃に向いていますが、より一層威力があります。

日本語の記事をアレコレ見ましたが、だいたいこのWikipediaの文章に集約されているように思いますね。

そのまま真に受けるなら、フォスター並の精度を持ち、強い威力を持つ、というわけです。

また精度のカナメは(たぶん)弾頭の後ろに付いたワッズ部分のサイズかな?これが銃口に対してスカスカだったりすると、ガスシールとしての効果が期待できません。

なんてことを考えていますが、どうでしょうね〜。

3.ソーベストレ

これはいまのところ、あまり興味がないので深く調べていないのですが、なんかメカニックな最新の弾頭のようですね。ざっくり言えば、ダーツのような形状をしているようです。

いつもお世話になっているブログ『吾輩はプアである』で、市販のソーベストレ弾頭を試した記事がありますので、そちらをご覧ください。

参考:サイトの調整ついでに評判のソーベストレとブリネッキを試してみた

まず試す弾頭

わたしがまずブリネッキ弾頭を試す予定でした。

というのは、縁あって(また後日詳しく書きますが)譲っていただくことになったリローディング道具一式にブリネッキの弾頭が入っているからです。

しかし、銃砲店に行って相談したところ、20番のブリネッキ弾頭は安定的に買うのが難しいらしいです。つまり、なくなったら手に入りにくい。

となると、あれこれ実験するには手持ちの弾頭では足りないので、フォスターの鋳型を手に入れて、自分で鋳造するのが良さそうです。

でもブリネッキにはいまだに魅力を感じています。というの一般に、20番は12番に比べてストッピングパワーが弱く、狩猟での威力に欠けるわけです。

となればブリネッキの威力は魅力的です。

いつか大量に手に入れられたらブリネッキの研究もしたいですね。

これまでこういうこともよく分からず銃を撃ってきたのが恥ずかしいです。勉強してよかった。

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