ターハント実射! ゼロインついでにワクワクの試し撃ち
先日ご紹介したとおり、ターハント(12番ハーフライフル)を購入しました。初めてのハーフライフルです。さっそく撃ってきましたよ。
参考:『ターハント12番ハーフライフル木銃床』を手に入れました
夕暮れギリギリ駆け込み
日中に仕事を終わらせて、時計を見ると3時ごろ。
「今から駆け込みで射撃場に行くか……」
思い立ったが吉日! なにはともあれ撃ってみて、初期不良などがないことを確認したいってこともあったので、ちょっと無理してでも早く撃ちたかったんです(本当はただ撃ちたかっただけ)。
射撃場16:00
射撃場に着いたのは16:00。
「営業終了って17:30でしたっけ?」
「まぁ、暗くなるまでですね〜」
時間との勝負です。
銃と弾
銃の精度は相性の良い弾と組み合わせて初めて発揮されるものです。ターハントは良い銃だと言われていますが、どの弾が合うのかは撃ってみないと分かりません。
だから普通はここから弾選びの迷宮が始まるわけですが、実は諸事情により、あまり深い追いしないことにします。諸事情とは——
- 猟としては北海道で使うことを想定しているので “銅弾” を使わなくてはいけない。銅弾に関しては北海道に行ってから考えることにする。
- 射撃用としては鉛で手詰めするつもりです。
というわけで、鉛の市販装弾はあんまり追求せず、「まぁ、使える」という弾を探すくらいのつもりでいました。
射撃場で売られていたのはウィンチェスターとフェデラルのサボットスラッグでした。それぞれ5発で1750円だったかな。1発350円なので、普通のライフルドスラッグと比べてずいぶん高いですね。
ともかく、10発ずつ買ってみました。
まずはゼロイン
「5発でゼロインしてみせる!」という意気込みで挑みます。
なにしろ弾が高いので、無駄弾は絶対撃たないつもりです。
「さぁ、いつもの通りボアサイティングで……」と思ったら、わたしメガネを持ってくるのを忘れてしまい、ろくにボアサイティングができないという緊急事態。
※ボアサイティング → 銃のボルトを抜いて、銃身を後ろから覗きながら大雑把なスコープ合わせをするテクニック。
ポンコツな裸眼を鞭打って、雰囲気だけでボアサイティングし1発試射! かなりのギリギリですが、紙の端っこに着弾(笑)。
その後、調整をして、5発目に10点圏にはいったので良しとしました。
ウィンチェスターでのグルーピング
さて、ウィンチェスターは残り5発。日も落ち始めているのでテンポよく撃たないといけません。
結果は——
なかなかいいじゃないですか。CTC(center to center、つまり1番遠い2つの弾痕の中心間の距離)が4.7cm。ハーフライフルは初めてなので、これをどう評価していいか分かりませんが、普通のスラッグ銃で5cm切ったらかなりの好成績だと思います。
というわけで、満足。
フェデラレルのグルーピング
フェデラルはゼロインで使っていないので10発残っていましたので、5発ずつ2枚に分けて撃ってみました(なぜか贅沢な撃ち方)。
最初の5発はご覧の通り、2つに別れるように着弾。CTCは6.2cm。
次に撃ってみると、ご覧の感じに。こちらでCTC3.5cm。
どの弾使う?
というわけで、数字上はフェデラルが勝っているんですが、ちょっと納得していないというか、手応えがないのが正直なところです。
というのも、自業自得とはいえ、薄暗くなってきている中で撃っています。それも射撃用としては低倍率である4倍のスコープです。
正直なことを言えば、明るいときに、もう少し高倍率で撃てば、ウィンチェスターもフェデラレルももっとまとまる気がするんですよね〜。
また、フェデラレルは良い記録だけ見ればCTC3.5cmですが、悪い方は6.2cmで、なんか手放しで「フェデラレル!」と喜べる感じでもない。どっちもどっちって感じかな、という印象です。
今期の大物猟でMSS-20のサブとして、たまに持ちだしてみようと思っていますが、そのときはウィンチェスターを使うつもりです。こちらでゼロインされているし、猟で鹿を撃つなら十分。ただし、100mを一度は試さないといけませんね。ドロップ量を見ておかないと安心できません。
ターハントの感触
さて、ターハントでの初撃ち。わたしの感触を挙げていきます。
1.音でかい!
MSS-20(20番)に慣れているからか、音がでかい! イヤマフで撃ったらキーンとなったので、2発目からは耳栓も追加しました。
2.反動? 大したことない
正直な話、最近はMSS-20ばかり撃ってて、20番の反動に慣れていました。だから12番の反動にはビビっていたんですが、なんてことはない。ぜんぜん気になりませんでした。
なんでだろう?
初めて12番の自動銃を撃ったときは「もう嫌だ……」と思うほど苦痛だったけど、今回は20発撃っても「えー時間が許すならもっと撃ちたい!!」って感じ。何にも気になりません。
3.トリガー重い!
これは調整していないので仕方ないですね。
どうやらターハントはレミントンのトリガー(あるいは同等品)が入っているみたい。いろいろ調整できるので、好みの重さにしてあげないといけませんね。
4.かっこいい……
すいません、これは言わずにはいられないですね。かっこいいんだもの。
というわけで、今期の猟でも使えるかな?
ひとまずゼロインもしたし、使える弾も見つかりました。いろいろ慣れる必要はあるし、もうちょっと撃ち込んでみたいところですが、ひとまず関東でのシカ撃ちでも使える感じです。
当面はMSS-20がメインではありますが、気が向いたらこちらも持ち出してみるつもりです。
乞うご期待。
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