YouTubeが銃に関するコンテンツポリシーを強化! なにがダメになる!?
YouTube、銃器に関する動画投稿を禁止(ITmedia)なんてニュースがTwitterに流れてきてビックリしました。
たしかにアメリカで銃関連の事件が何件も起きており、国全体を挙げて銃規制の話題が出るほどです(まぁ、最近始まったことではないんですが)。その流れを汲んでか、Googleなりに先手を取ったつもりなのか分かりませんが、銃器に関する規制を強化してきたというわけです。
実際に新しいコンテンツポリシーを見つつ、実際に何がダメなのか考えてみたいと思います。
まずは公式の文章を読みましょう
短いニュース記事やタイトルだけを見ると『銃器に関する動画投稿を禁止』と書いてあり、一見すると「狩猟や射撃もアウト?!」と驚いてしまいますね。
ちょっと冷静になって公式の文章を読んでみれば、そういうことじゃないのが分かるかと思います。
- 銃器や特定の銃器のアクセサリを、直接販売(個人による非公開の販売など)または他のサイト経由で販売することを目的としたもの。これらのアクセサリには、銃器で疑似自動発砲を可能にするもの、銃器を自動発砲に改造するもの(バンプストック、ガトリング トリガー、オートシアーのドロップ、変換キットなど)、および大容量のマガジン(30 弾以上装填可能なマガジンやベルト)などが含まれますが、これらは一例にすぎません。
- 銃器、銃弾、大容量マガジン、自作のサイレンサーやサプレッサ、または特定の銃器アクセサリ(前述のものなど)の製造方法を教えること。これには、銃器を自動発砲に改造する方法や疑似自動発砲を可能にする方法を含みます。
- ユーザーに前述のアクセサリや改造の実装方法を紹介すること。
何を言っているのか、ちょっと噛み砕いていきます。
何を言ってるか?
括弧などを省いて、ポリシーの1〜3をざっくり短く分かりやすくすると——
- 銃器や特定のアクセサリを販売するのはダメよ。
- 銃器・銃弾・特定のアクセサリの作り方を教えちゃダメよ
- 特定のアクセサリの実装方法を教えちゃダメよ
とまぁ、こういうことなんですね。たとえば「銃の作り方」はアウトだけど、銃の撃ち方はここでは規制されていません。
ちょこちょこ出てくる “特定のアクセサリ” とはなにか? ってのも気になりますね。わたしは知らないものばかりなのですが、どうやら “銃器で疑似自動発砲を可能にするもの、銃器を自動発砲に改造するもの” と定義されています。
また、サイレンサーや大容量マガジンなども例として挙げられていますね。
普通に狩猟で使うアクセサリ(たとえばスリングとかリコイルパッドとか)はまったく対象外。日本の感覚だと「まぁ、そりゃダメだよね」ってものばかりなんです。
大丈夫そうなもの
最終的にはYouTubeの規制を判断する担当者の判断になると思うので、なにが大丈夫で、なにがアウトかは分からないのですが、この文章を読む限り、下に挙げるようなものは大丈夫だろうと思っています。
- 銃の紹介動画
- スコープの紹介やスコープの載せ方の動画
- 撃ち方を指南する動画
- 狩猟で銃を使う動画
- クレー射撃の動画
などなど……。銃を自動化するようなアクセサリはそもそも日本では禁止されているので、わたしたちハンターが手に入れられるものは動画で紹介しても大丈夫そうです。
気になるのはリローディング……
ただし、”普通のハンター” ができることで、動画が規制される恐れがあるのが “リローディング” です。
コンテンツポリシーの2に『銃弾(中略)の製造方法を教えること』と明記されています。
わたしの勝手な想像ですが、YouTubeのコンテンツポリシーを作った人はあまり銃分野のことを知らず「銃弾を自分で作るなんて悪いやつ!」と思ってしまったんじゃないかなァ。
実際には善良なハンター・シューターでも、普通に弾を作るんですよね〜。わたしが好きで見ているリローディングばかりのYouTubeチャンネルがあるのですが、その人も怒っています。
とにかく、今言えることは「弾作りはアウトよ」と書いてあるということ。上の動画もそうですが、今後、このように声が上がることが想像されます。YouTube側もそのうち落としどころを見つけるかもしれません。
よく分かりませんが、狩猟で使うような弾と対人用の弾などを区別できれば良いんですけどね。そのへん、その分野で詳しい人たちが意見を出す必要があるでしょうね。
今まさにリローディングを始めようとしていて、いろんな人の動画を見ているというのに、「今消さないで〜」という気分です。
とまぁ、今回の規制は日本人的には大きな影響はないかもしれません(弾のリローディングは除く)。
しかし、こうしてGoogle社の判断で規制が強化されると言うことは、やっぱり頭の片隅に入れておきたいですね。
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