ソロストーブでワンスティックファイヤーに挑戦したら楽勝過ぎた
YouTubeのブッシュクラフト系チャンネルで流行っていたワンスティックファイヤーに、ソロストーブで挑戦してみます。
ワン・スティック・ファイヤー・チャレンジ
ブッシュクラフト系ユーチューバーの間で流行っていたチャレンジのひとつがワンスティックファイヤー。
ワンスティックファイヤーとは——
A few months ago Justin Wolfe issued a challenge on his YouTube channel (grierwolfe). The purpose of the challenge was to make a sustainable fire with only one stick/log.
The One Stick Fire Challenge
(テキトー訳)数ヶ月前、ジャスティン・ウルフが彼のYouTubeチャンネルでみなさんに挑戦状を出しました。挑戦とは、1本の枝・丸木で持続可能な火を作ることです。
“持続可能” の捉え方は人それぞれかもしれませんが、いろんな人の動画を見ていると「枝さえ追加すれば維持できる火」を枝1本で作ることがゴールのようです。
やり方は大体みんな同じで、丸木を持ってきて、バトニングで適当な大きさに割り、数本のフェザースティックを作り、フェロ・ロッドで着火する、とまぁこんな感じ。
ソロストーブでやってみようか……
最近体調を壊してしまい外遊びをしていませんでした。そこでリハビリも兼ね、ワン・スティック・ファイヤーをソロストーブでやってみることに。
普通に焚火をやるより簡単なのは目に見えていますが、自分が普段使う道具でやることで「気付き」があるんじゃないかな、と期待しています。
でも簡単すぎてはいけないと思ったので、“持続可能な火” ではなく、“丸木1本で湯を沸かす” というゴールに変えてみます。どうなりますでしょうか?
使うもの

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使うのは丸木の半分になっている薪です。乾燥させた薪を使っているので条件は最高。はっきり言って楽勝なハズ。まぁ、病み上がりなので勘弁してください。
ソロストーブ用に小さく割る
まずはソロストーブで使うので、細く割っていきます。で、数本、テキトーなフェザースティックにしておきます。乾燥しているので、細かいフェザーは不要です。
(下の写真に鋸が映っていますが、「使うかな〜」と出してみたものの使わなかったアイテムです)

フェザースティックを作ったとき削りかすにフェロ・ロッドで着火。着火したところにフェザースティックをかざして火を移します。で、ソロストーブに放り込んで、残りのフェザースティックを乗せていきます。

すると、静かに火が付きました。


ソロストーブは、それ自体が風防の役割も果たすので、最初の小さな火が消えにくいのがいいですね。
ちなみにソロストーブでは「最初に小枝を詰めて、そのうえに着火した火を置く」のが定石ですが、今回は下から上に普通の焚火のように火をつけました。なかに敷き詰める小枝を作るのが面倒だったのが理由です。
少し待っていると火が大きくなってきました。

火が付いたところで500mlの水を入れた鍋を乗せます。

本来であれば、ソロストーブを使うときは短い枝をたくさん用意しますが、面倒なので長いままの木を投入。まったく問題ありませんでした。

「さあて、ガンガン木を投入していくぞ」と思ったのですが、どうもぐつぐつ音がするのでふたを開けてみることに。

沸いてた……。

楽勝どころじゃなかった
沸騰までにかかった時間は4分ちょい。割った薪も半分以上残っています。
最初に入れたフェザースティックが3本、追加で入れたのが(数えてないですが)3〜5本程度。全部で10本弱くらいしか使っていません。それも小さいのを優先して入れていたので、ボリューム的には用意した薪の1/3程度じゃないでしょうか? あるいはもっと少なかったりして……。
下の写真に見える、木の束が残りです。手前の1本に関しては割りもしないで大きいまま……。

お湯はしっかり沸いて、そのうえまだ上の写真のように火は力強くと燃えています。ソロストーブを使えば丸木半分で、持続可能どころか、1食分の調理くらい簡単にできちゃいますね。
もちろん自宅の暖炉用に乾燥させていた薪ですので、条件が最高にいい丸木でした。山の中でこういう木に出会えるとは限りません。
でも、正直な話、今回の挑戦でひとつ学んだことがあります。
それは「ソロストーブって枝を使うもんだと思い込んでいたけど、丸木を割って使えば、準備に少し時間を取るけど、そのあとの作業がめっちゃ楽」ということ。だいたい丸木の中心部分は乾燥していることが多いしネ。
沸かしたお湯はスタッフがおいしくいただきました。
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