初めてのシカを獲ったことから学んだこと。次の猟に活かしたいこと。

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昨日の記事に書いたとおり、初めてのシカを獲りました。

その1回の経験から多くのことを学びました。それらは何らかの形で次の猟に活かしたいと思うし、これから「初めてのシカ」を獲る人はぜひ知っていていいことだと思うので、学びを記録してみたいと思います。

ちなみに獲った日の記事はこちらです。

参考:単独猟日記8:初めて獲ったシカのこと。自分で決めて自分で撃つこと。

1.常に「撃つとしたら?」を想定しておきたい

今回のシカはまず音が聞こえて、短いながらも準備をする時間がありました。

そこで撃つための姿勢を取ったり、身体を木の後ろに隠したり、手を打つことができましたが、実は1番大事だと思ったのはバックストップや周囲の安全性の確認を撃つ前にやっておくことだと思いました。

今回も「この辺りにシカが出てくるはず」という場所にあたりをつけて、そこに現れたとしたら「ちゃんとバックストップがあるか?」「人間の気配はないか?」「跳弾の危険性はないか?」など、シカが出てくる前に確認ができました。

もちろん、最終的に銃を構えたときに改めてチェックする必要がありますが、事前にチェックしておくと安心して構えることができますね。

歩きながらでも「もしこの方向に出てきたら安全に撃てるか?」ということを気にする方がいいかな、と思いました。

2.解体方法はいくら予習しても予習したりない

わたしは性格的に事前にちゃんとリサーチしましたし、イメトレもしました。が、ダメですね。やっぱりやり始めたら疑問が次から次へと溢れ出てきます。

もちろん初めてのことなので、上手にできないことは問題だとは思っていませんが、それでも予習は大切だと思いました。他のハンターさんのブログを見て、解体に使う道具、方法、手順などを見ておくと本当に参考になります。

ちなみにわたしが解体用に持って行った荷物をあげておきますね。

  • ナイフ
  • ゴミ袋3枚
  • 土嚢袋2枚
  • ウェットティッシュ
  • ゴムの解体用手袋
  • 汚れてもいいタオル
  • ロープ

これはすべて使いました。最低でもこれらは持って行った方がいいと思います。最後のロープは獲物を吊すためではなく、持ち帰るときに肉の入った土嚢袋をザックに結びつけたりする為のものです。ロープはいろんな用途で使えるので、ある程度の強度があるものを持って行くことをオススメします。

3.持ち帰ることを考えたルートを

単独猟だと比較的山奥へと入っていく傾向があると思います。少なくともわたしはそうです。

巻狩の人たちとバッティングしないためにも、そういう場所を猟場に選んでいるので、それ自体は変えるつもりはありません。が、帰りのことは気にしておきたいですね。

たとえば最低なのはこんなの……

山奥の、林道から1番遠い場所で日の入りまで粘って、ダメなら懐中電灯でのんびり暗い中を帰ってこよう

そもそも暗い山を歩くこと自体危ないのでオススメできませんし、ましてや、もし獲物が獲れたのが日没5分前だったらどうするのか、という話です。まだ解体に慣れてないわたしたちのような初心者が、暗がりで解体をして、それを背負って、安全に下山できるのか? かなり疑問です。

わたしなりに決めたのは、日の入り直前まで粘るとしても、必ず林道や車の近く(少なくとも自分が安全に降りられると確信できる場所)で粘ることです。

それならヘッデンで解体して、すぐに車に戻れるし、あるいは本当に車が近ければ内臓だけ抜いて、あとは車で持ち帰って自宅で解体するという選択肢もあります。

とにかく1日のルートを考えるとき、獲物が獲れるときのことも考えないといけませんね。

4.荷物の背負い方を考えておく

わたしは土嚢袋を持ってきており、「土嚢袋とロープを使えばなんとかなるだろう」と高をくくっていました。

しかし甘かったですね。

土嚢袋の1つはザックに結びつけて、背負うことができました。背負ってしまえれば、重くても耐えられます。

問題はもう1つの袋です。

わたしは紐で取っ手を作って、それをサンタクロースのように背負って歩きました。ハッキリ言ってこれは失敗でしたね。なにしろ片手が取られてしまうので、躓いたときなど、手が使えず危険です。どうするのが最善なのかは今後も研究がいりますが、とにかく安全に背負う方法を考えておいた方がいいです。

もし肉をたっぷり取るつもりなら、間違っても「ビニール袋だけ」で挑まない方がいいです。背ロースだけとか、そういうスタイルの人はいいかもしれませんが。。

5.埋設方法を考えておく

残滓は人目に付かないように処理する必要があります。

これは地域によっても微妙にルールが違ったりするかもしれませんので、どうするのが正解かは置いておきますが、とにかく自分が獲ったら、それをどう処理するかは考えておきましょう。

山に埋めるなら、スコップか、それに代わるものが必要でしょう。わたしは事前に考えていたとおり「剣鉈を使って、そのへんの太い枝を削って、それをスコップ代わりにする」という作戦をとりました。まぁ、うまくいきましたよ。スコップを持っていくのもありかもしれません。

6.衛生用品は超大事

下記の記事にも書きましたが、衛生用品は大事ですね。

参考:巻狩に参加して、考えが変わった道具たち

除菌ティッシュ的なものは多めに持っていった方がいいです。現地で解体していても、手を滑らせてナイフを落とせば除菌したくなります。終わったあとも当然です。

また、ナイフに脂がまとまりついてきれなくなってきた時など、ウェットティッシュで拭くと改善しますし、解体後に手も拭きたい。

というわけで、タオルや除菌ティッシュ、適当な袋など、衛生用品はケチらず多めに持っていくと幸せです。

7.早めの下山の勇気

わたしは9:30にシカを撃ち、解体を終え、下山したのが12:00頃。1時間ほどで帰宅し、解体がすべて完了したのは16:30でした(持って帰った鹿の頭を埋めたりする時間も含む)。

9:30に撃って、16:30に完了です。移動も含めますが、実に7時間かかっています。もし、これが16:30に獲物が獲れたならば、23:30までかかる計算です。

もちろんこれは慣れてくればどんどん短縮されるでしょうけれど、初心者がチンタラやればこう時間がかかることもある、ということです。

ギリギリまでに粘りたくはなりますが、あとのことを考えて、ちょっと早めに下山するのも賢明な判断だったりするかもしれません。

まだあるかな〜

本当に持ち帰りについては苦労しました。

それでも土嚢袋を持っていたのは正解で、もしゴミ袋しかなかったならば、かなり厳しい状況になったと思います。解体+持ち帰りについては良くイメージトレーニングをして挑んだ方がいいですね。

現場からは以上です。

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