シカがいる場所を理解し、山の地形を知り尽くすことが1番重要かも

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今日は2月15日。一般的には猟期の最終日ですね。出猟している人もいらっしゃるのでしょうか? わたしの住む地域では2月末日まで延長されているので(ニホンジカのみ)、もうちょっと取り組めます。

さて、猟期も終盤ということで、今季を振り返って「自分が猟期に得た最も大切なもの」を書いてみたいと思います。

それは「シカと地形に関する理解」です。

下見と猟はやっぱり違う

わたしは猟期の前から下見で何度も山に入っていました。

自分なりに一生懸命にシカを探していたつもりです。事実、時々はシカに遭遇することもありましたし、そうやって山を歩き回ることで大雑把な地形を理解することにも繋がり、本当に下見をして良かったと思っています。

でも、やっぱり猟期に入って、鉄砲を持って山に入ると気合いの入り方や取り組む姿勢が違いますね。なにしろ真剣さがぜんぜん違う。

それに下見で “何を下見すべきか” があまり分かっていませんでした。「おおー、鹿の足跡!」ってな具合に喜んでいただけで、今思えば不十分。まぁ、初心者なのでそれでいいと思いますが、猟となると足跡見つけて喜んでいても獲物は獲れません。

 

地形を理解すること

少なくとも下見を通して、山の地形や植生を(断片的ですが)理解しておいたのはよかったですね。

これは地形図を見て「ここは急斜面」とか「ここは平らな場所」と理解することではなく、実際にその場所に立って、周りの様子を理解するということが重要です。同じ杉林でも密で陽が入らない杉林と心地よく陽が入る杉林があります。倒木だらけで歩きにくい場所もあれば、足場がよく、快適に歩ける場所もあります。こういうことは地形図じゃ分かりません。というか、地形図に現れない情報の方が多いし、重要です。

地形図ではなだらかな斜面に見える場所も、実際に行ったら崖があって、通れないなんてこともあります。

たとえば、わたしが実際に「地形を理解していて良かったな」と思った場面を紹介します。

たとえばシカが逃げていくのを見つけたとき、地形を理解していれば「そっちは崖だから、ぜったいに東方向に回ってくるはず……」と予想を立てることもできます。

 

シカ道を理解すること

シカは山を縦横無尽に歩き回るわけではありません。

人間のように、決まりきった道を歩きます。つまりそれがシカ道(=けもの道)です。

これを知っていることは超がつくほど重要ですね。またシカ道の中には高速道路並に整備された道もあれば、一般道レベル、裏道レベルのシカ道もあります。要するに、「毎日必ずシカが通るような道」や「たまーにしか通らない道」です。

わたしは極力、高速道路レベルの道が見える場所を歩くようにしています。高速道路そのものを歩くわけではありません。

たとえばわたしがよく行く “ある場所” は斜面の下の方に高速道路レベルの道があり、80m程度上の方に一般道レベルのシカ道が並行して通っている場所があります。この一般道レベルのシカ道を静かに歩いていると、下の方の高速道路やその周囲にシカがいるんですね。

また、谷を挟んだ向こうの尾根のどこにシカ道があるかを知っていれば、たとえかなり離れていてもシカを見つけることができます。このおかげで150m先の尾根にいるシカも肉眼で見つかります。まぁ、これは遠すぎて撃ちませんが……。撃てないシカも見つけることに意味があります。それは次の話題。

 

シカの生活リズム

シカも生活リズムがありますね。わたしが行く場所に関していえば、シカの寝床・移動経路・日中のえさ場・日中の憩いの場を把握しています。あくまで1パターンですけどね。どうして自信を持って言えるかというと、追跡したからです。

寝床で寝ていたシカを見つけ、大きな角を持つ印象的なシカでしたので、起きてから向かう方向を確認、その後、どこにいるか見当が付いたので、別ルートで先回りして、えさ場を特定したりしてました。結局そいつは撃てませんでしたが、こうして把握したシカの行動パターンは貴重な宝物ですね。

だからこそ、遠すぎて撃てないシカもよく見て、どこに向かっているか考える必要があります。むしろ完全に無警戒なシカこそ観察するには持ってこい。たとえば前にシカがエサを食べているのを見つけて、ジーッと観察。シカがいなくなってからその場に行って、どの草を食べていたかを確認したり、“踏んだばかりの新しい足跡” を観察したり、有意義な情報を得ることができました。

わたしなんかはまだまだ一部しか分かりませんが、ベテランの方は「ここにいるシカは、こっちを通って、あそこに向かうはず」とばっちり読みます。その読みこそ、ベテランのベテランたる所以かと。

 

連日同じ場所に行くこと

二日連続、三日連続で同じ場所を歩いてみると、発見が多いですね。

なにしろ二日連続で行けば、昨日なかった足跡や糞を見つけることができます。それはつまり「昨日から今日にかけてできた痕跡」です。超有力情報。

どっちからどっちに向かっているのか? 追跡してみるとシカ道に関してよく理解できます。なぜそこを歩いたのか? どこに向かっているのか? なぜ? いつ頃歩いたのか? そういうことを考えてみると勉強になりますね。

わたしはこうやって有力な痕跡を見つけたときは、ひとまず仮説を立てるようにしています。

「きっとあそこに向かっているに違いない」

で、可能なら答え合わせをしていく、と。まぁ、いつも足跡を追いきれるわけじゃないし、あまりに遠くに向かっていそうなときは諦めますが。

 

やっと入口に立った

偉そうに書いていますが、本当にようやく入口に立ったところだと思っています。

やっと初の猟期を迎え、獲物も獲り、“ワナビー” から “初心者ハンター” になった感じですね。

また、仮にも1度じっくり猟に取り組めたことで、この猟期が終わってからの下見に関しても、前よりずっと有意義にやれそうです。本当に下見は重要です。むしろ下見こそが1番重要なんじゃないかと思うほどです。

わたしが下見で確認したことと言えばせいぜい

  1. 猟に入っていい場所か? 安全か?
  2. シカがいるかどうか?
  3. シカ道がどこにあるか?

くらいのもの。もっともっと下見しておくべきことがあった気がしています。それは別の記事を書きながら考えてみますね。

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