ショットシェルホルダー(弾差し)に関する妄想と放浪と結論……
猟の準備を楽しんでいます。今日はその中でも「弾の持ち歩き方について」考えてみます。
いつものことですが、これから猟を始める狩猟ゼロ年生です。
「どういうスタイルがいいかな〜」と妄想とモノ選びを楽しんでおり、この記事もレビューではなく、商品の良し悪しを断定するものではありません。買う前の妄想としてアーだコーだと妄想しているだけです。
そもそもどういう選択肢があるのだろう?
弾の持ち歩き方について網羅的に語っているサイトってあまりないように思います。
そこでわたしなりに思いつく方法を挙げつつ、自分が考えていることをメモしていきます。
1. ベルトにつける
弾の携帯の基本的な方法と言えば「ベルトにつける」あるいは「ベルトタイプのショットシェルホルダーを使う」というものでしょう。
商品で言えば、こちらがベルトタイプですね。
『吾輩はプアである』という愛読している狩猟ブログでも紹介されていました。
▶ 安物の散弾用シェルホルダー(弾差し)がおすすめ級に使いやすかった件|吾輩はプアである
またはベルトに取り付けるタイプのホルダーもあります。たとえばこんなの——

さて、このベルトにつけるという発想はいいですよね。雑誌なんかを見ていると、この方法をとっている人が多いように思います。
とくに「あ、いいアイディアかも」と思ったのは、猟友会ベストを着用している人が、そのベストの上からベルトをしてしまうスタイル。猟友会ベストってだぼだぼでゆるいから、このベルトで締めてやろうという発想ですね。
見た目も機能もいい感じかと。
ただしベストが猟友会ベストではなく、機能的な市販のハンティングベストの場合、その上からベルトをすると、ベストの機能を殺してしまうから考えもの……。となると、ベストの下に装着することになりますが、市販のベストの場合、猟友会ベストと違って、もっとピタリと着用できるため、弾を取り出すのが難しくなりそう、という不安があります。音が出たり、動作が大きくなれば獲物に逃げられる可能性が……。
というわけで、わたしなりには猟友会ベストや、その他のゆるめのベストを着用しているときの弾の持ち歩きとしてこの「ベルトタイプ」を考えます。
2. 銃・銃スリングにつける
銃につけるタイプだと、たとえばこんなの——
銃スリングの場合は、そもそもスリング自体にショットシェルホルダー機能が備わっているものが中心っぽいですね。
これらのアイテムについては重大な問題もあります。それは「銃を紛失したら弾もセットでなくすことになる」という問題と「弾自体の紛失の可能性」です。
もちろん銃を紛失したら、弾がセットになってなくても問題ですが、銃の取扱に関しては「2重3重に対策をとる」のが基本。「弾が入っていないと知っていても、トリガーには指を入れない、何度でも脱砲確認をする」とか「ガンロッカーに入れていても、先台は別管理する」のと同じ。
「絶対になくさない」と気をつけるのは当たり前ですが、なくしたときの被害を最小限にするのも大切かと……。
本人がどれだけ気をつけていても、たとえば雪崩に巻き込まれたり、崖から落ちて銃を失う可能性があり、そのときに弾と一緒になっていると、誰かに拾われた瞬間から犯罪に使われてしまうかもしれません。
また、山の中ではスリングを使って肩に掛けていることも多いでしょう。弾を落としてしまいそうで不安です。
というわけで、わたし個人的にはこの「銃・銃スリングにつける」はなし。
3. MOLLEにつける
MOLLEにつけることができれば、MOLLE対応ベルト、MOLLE対応ベストにホルダーを装着することができます。
MOLLEベストを使いたいと思っている自分としては、この方法が本命。
MOLLEのいいところは「いろんな持ち運び方ができる」ということ。
ベストに取り付けることはもちろん、実は「1. ベルトにつける」と同じようにベルトに装着することもできます(MOLLE対応ベルトでなくても、ベルトの太さが合えばOK)。またウエストポーチがMOLLEに対応していれば、そこにショットシェルホルダーを装着することもできますね。軽装でフラッ猟をしたいときにも対応できるわけです。
これだ! という商品がなくて……
それほど高価なものではないですし、良いものが見つかったら買ってしまおうと思っているのですが、いまだに購入できずにいます。
というのも自分が求める機能のものが見当たらなくて……。わたしが求めている機能とは——
- MOLLE対応
- 蓋付き(あるいは何らかの落下防止策)
- ふたがベルクロじゃなくて、マグネットやワンタッチのバックルのもの(ベルクロは音がイヤ)
- 革じゃない(雨でダメになりそう)
- 4〜6発収納
という感じ。山の中でベルクロの音ってかなり響くんですよね。
また、心配性の自分としてはただのゴムバンドで止まっているだけのホルダーは不安。実際は使っている人が多いようなので、大丈夫なんだろうと思うんですが、できれば弾の落下を防止したい。
で、弾の数は6発くらいでいい。それ以上持って行きたいときは、しっかりしたふたのある小さなMOLLEポーチにでも詰めて、どこかに収納しておけばいい。で、ショットシェルホルダーの6発を使い切ったら、そこから補給すればいい。
今のところ先ほども紹介した、このコンドルのショットシェルホルダーが本命(というわけで、この記事を書きながら購入してみました)。
ふたがベルクロなので、条件からは外れるのですが、対策を考えてあります。実際にやったらご紹介しますが、ベルクロにダミーのベルクロを貼って無効化しちゃいます。
でもそうすると蓋が閉じなくなりますね。そこでベルクロを貼り付けたところに、マグネットをいくつか仕込みます。そうするとマグネットで閉じるはず。
うまくいくかは不明。やってみたらご報告します。
ちなみにこの話をTwitterで呟いたら、「このケースは補充用にして、外側に別のホルダーをつけるといい」という意見もありました。それもありですね〜。それならベルクロがあってもいいし、最低限の数は外にあるからスムーズにアクセスできるし。
まぁ、どういう形で運用するかは実際に狩猟を始めてから深く考えます。
あとサバゲー用品はショットシェルの大きさが違うらしく(マルイのがでかい、とか……)、実弾で使うとうまくいかないことも多いそうです。注意しましょう。
みなさんのオススメの弾差しがあれば教えてください。
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こんにちは。
やまくじさんのブログは有用な情報が多くて助かります。
私も現在、弾をどうするか検討中です。
現状、ポケットに裸で数発入れて歩こうかと考えてます。
落として紛失するのが怖いですね。
とんでもないです。まさにタイトルの通りですが、日々、狩猟のことを考えてはあーでもないこーでもないと考えたことを垂れ流しているだけです。
考えすぎて、かえって難しく考えすぎているのかな? とさえ思っています……笑
ポケットでもいいと思いますよ。ちゃんとフタ(?)さえあれば。
紛失はアウトだと思っています(法律的にはどうだったか失念しましたが、やっぱり「なくちゃった!」じゃ済まない問題かと)。
何発持って行くか? その辺の感覚にもよるかもしれませんね。
自分も正解が分からず模索中です(実は記事中のコンドルのMA12を購入しました。簡単なレビュー記事をそのうち公開します)
はじめまして。いつも楽しくブログを拝見させていただいてます。
私も来月初心者講習と狩猟免許試験を受け、今期からエアライフル猟を始めようと考えております。
yamakujiさんは「ハイキングハンティング.txt」というブログをご存知でしょうか?こちらの方がベストに付けられるプラスチック製の弾差しを紹介されてました。よろしければ参考になさってみてください。
おお!そうすると同期のハンターになりますね。一緒にがんばりましょう!
はい、そちらのブログは拝見しています。というか、この記事に出てくる “ちなみにこの話をTwitterで呟いたら、「このケースは補充用にして、外側に別のホルダーをつけるといい」” という話は、そのブログの主のリロさんの意見です。リロさんからいろいろアドバイスをもらって助かってます!
ちなみに、そのプラスチック製の弾差しはハイスピードギアって会社のものですね。実はあの商品は廃盤になっていて、バージョン2が出ているようです。買ってみようかな〜なんて思ったのですが、ちょっと高くてやめちゃいました(5000円くらいだったかと)。
同期ということで、ぜひまたコメントお願いします!
はじめまして 去年からはじめた新米ハンターです
弾の持ち運びは悩みますよね 最初はベルト差しに10発+リュックに一箱(10入り)
バンバン撃っちゃうぞ!!!って思ってましたが 以外に撃つ機会がない><
結局ベルトに4発 ベストの胸の所にある弾差しに2発で計6発で落ち着いてます
それでも毎回撃ち切ることは事は無かったです・・・最高で3発でした
猟のスタイルは巻き猟のたつまですので全く撃つ事も無く終わる日もありました
上下二連なのでバンバン撃っても2発・・・直ぐに装填してももう獲物はいない~tt
今年も悩みながら安全第一で頑張る予定です!!
そうですよね。カモとか鳥猟なら数打つこともあるでしょうけど、大物だとそんなに撃たないんでしょうね。みんなどれくらい弾を持っていくか気になっていました。
コメントありがとうございます。