初めての射撃体験——ひとまずちゃんと撃てましたよ
初めて射撃に行ってきました。
その様子をまとめておきたいと思います。これから初めて行く人にもちょっとしたヒントになれば幸いです。
射撃場ってフラッと行っていいの?
本当に射撃場のことを何も知らないので、自分ひとりがフラッと行っていいのかどうかも分かりませんでした。
「初めて行く人は慣れた人と行くといいよ」
と言う人もいるので、なおのことです。
銃砲店で訊くと「週末とか、銃砲店なんかの射撃会で埋まってることもあるから、フラッと行っても入れないかもしれない」とのことでした。逆に言えばそれさえ避ければ、別に問題ないとも言えます。
さらに銃砲店の方は「最初は教わらないと分からないと思うから、うちの射撃会においでよ」と誘ってくれますが、予定がチョイと先だし、仕事の都合でいけない可能性が高く、それを待つと射撃体験を先延ばしすることになりそうで我慢なりませんでした。
ダメ元で行ってみよう、と
わたしが行こうとしていた射撃場のウェブサイトにはカレンダーがあって、射撃会の予定がまとめられています。それを見て予定がない日を選んで行くことにしました。
もし行って撃てなければそれでもいい、と割り切ります。とにかく行ってみれば分かることもあるだろう、と……。
ちなみに土砂降りの日でした。
「初めてです!」
射撃場について、受付で「まったくの初めてなんですが、大丈夫でしょうか?」と最初に宣言します。もし「慣れた人と一緒じゃないと」と言われたら見学だけして帰ろうくらいに気楽に考えていました。しかし、その心配はよそに——
「今日はガラガラだから、プーラー(クレーを飛ばす操作をする人)に教わりながらゆっくりやるといいですよ」
と、言っていただけました。外は土砂降りで、わたしの他にはトラップ射台に1人2人いるだけ。スキートは自分だけです。
待っていると、プーラーとは別に、もう1人の方が来てくれて、その人が最初から最後まで付きっ切りでまるで教習射撃のように教えてくれました。後ろから「もっと頬をつけて」「後ろを撃っちゃってるね」なんてアドバイスを、丁寧に1発ずついただけました。感謝してもしきれません。
これは本当にありがたい話で、いつもやってもらえることではないと思います。
弾の購入
今回は銃砲店で弾を買ってきていないので、射撃場で購入します。
「何発にする?」
「だいたいみんな4ラウンドで100発と聞きますが、そんなもんですか?」
「そうですね〜。やる人はもっと撃つし、少ない人もいるし……、初めてだからまず50発やってみて、もっとやれそうなら追加してみたら?」
「そうします!」
ってな具合にとにかく50発購入。
さっそく射撃に挑戦!
「まずは当てることに慣れましょう」と付き添ってくれた方が言ってくれました。
「通常なら1番射台や7番射台で練習を始めるんだけど、今日は雨だから2番と6番でやってみましょう」
スキートのルールに深入りしませんが、スキートでは1〜8番射台という8つのポジションがあり、その中で1番と7番は銃をあまり左右に振ることなく、撃つことができます。銃砲店の人も「初心者には1番と7番から始めてもらう」と言っていました。
ところが、今日は土砂降り。そして1番と7番には屋根がないのです。そこで仕方なく、2番と6番で練習しようということに……。
また本来のスキートでは銃を下ろした姿勢から、据銃(銃を構えること)し、発射しますが、最初は難易度が高いので、構えた姿勢でコール(「はい!」と声を出すとクレーが飛ぶ)します。
構え方も教わりつつ、2番と6番を25発ずつ撃ちました。実はスコアをとっておらず何発当たったか覚えていないのですが、かなり苦戦しました。何回も同じポジションで撃っているので、段々当たるようになってきましたが、50発合計で見ると半分も当たってない気がします……。
とにかく計50発撃ち終えました。迷わず50発を追加で購入。
実はかなり負けず嫌いです。
教えてくれていた人が「ちょっと休んだら?」と言ってくれたので休むことに。缶コーヒーを持ち上げるとき、腕がプルプルいっていることに気がつきました。
ーー思ったよりも疲れてるなァ。
「みなさん、どれくらい当たるもんなんですか?」と伺うと「やり込んでる人だと全部当てるのが基本」とのこと。
興味本位で「自分は狩猟をやるんですが、狩猟メインの人だとどれくらい当たるもんですか?」と聞いてみます。
「全然ダメですね。狩猟だけやってて射撃に来ない人は全然当たらないですよ。ある程度はやった分だけ当たるようになるもんですけどね〜」
と笑ってました。自分は当てられるハンターにならなきゃなぁ。
後半戦は雨の中
「ちょっと1番と7番もやってみましょう。わたしが傘を持つんで——」
という “超” を何個つけてもつけたりないくらいありがたい提案で、初心者向きと言われる1番と7番を撃つことに。
ここでも25発ずつ1番と7番を撃ちます。
同じポジションを繰り返し撃つので、徐々に感覚を掴んできて、当たるのが普通と言えるくらいにポンポンと当たるようになりました。
「当てるのは問題なさそうだから、ダブルもちょっとやってみましょうか?」
「ダブル?」
「クレーが2個同時に飛びます」
そう。スキートの正式ルールではこのダブルってのがあるんですね。なんとなく知っていましたが、初心者の自分には縁のない話、と思ってました。
お試しって感じで3回ほどダブルに挑戦。1発目は当たるけど、2発目は当たらない。っていうか引き金さえひけないことも……。
最後の一発はシングルで落ちついて当てて終わり。
これから初射撃という人に伝えたいこと
自分のたった1回の経験ですが、振り返ってみて、これから初めて射撃に行く人が知っておいた方がいいと思うことをまとめます。
1. 予定が合うなら射撃会に
予定が合うなら銃砲店などのイベントに参加して、教えてもらうのが簡単・確実。確実に教えてもらえるし、変な不安感もないと思います。わたしのように唐突に射撃場に行っても教えてもらえるとは限りません。
2. 事前に連絡した方が無難かも
どうしても1人で行くなら、射撃場に連絡して、空いてる時間なんかを聞きつつ、「初めてなんですが……」と伝えた方がスムーズだと思います。
わたしのように手取り足取り教えてもらえないにしても、空いていれば、正規のルールではなく、1番・7番射台で練習するくらいの融通は効くんじゃないかな。
その辺も相談してみては?
3. スコアをとってもらおう
撃ち始める前に「スコアをとってもらえますか?」と言っておくと、最後にスコアをもらえるみたい。
練習だから、正規のルールでやっているわけではなく、スコアを取っても客観的には意味はありませんが、結果を数字で見ることは気持ちの支えになるから、お願いしておいた方がいいと思いますよ。
わたしは知らなかったのでスコアなしでした。
4. かかる時間
わたしはひとりっきりで4ラウンド(100発)撃って、1時間もかかりませんでした(途中でゆっくり休憩したので、射撃自体は実質30分くらいで終わったと思います)。
ひとりでポンポン撃つと、25発なんて5〜10分程度。
一応目安として把握しておくとスケジュールが立てやすいかもしれません。
もちろんひとりでなければ、その分長くなっていきます。
銃がびしょびしょ
射撃を終え、銃を見るとビショビショ。
そりゃそうです。いくら傘をさしてもらっていても、銃は傘の下には入りません。撃ってるときから濡れているのに気付いてましたが、まったく気になりませんでした。
だって山の中で狩猟に使うつもりの銃です。雨くらい覚悟の上。むしろメンテナンス好きのわたしとしては「帰ったら綺麗にしてやるからな」とニヤける体験です。
わたしはメンテナンス道具を家に置いてきましたが、射撃場でメンテナンスを済ませて帰る人も多いみたいですね。次からは自分もそうします。ガンオイルの匂いなど、家族が好きとは限りませんからね。煤も出るし、かといって道路から覗ける庭でメンテナンスするわけにもいかないし。できるなら射撃場で済ませた方が賢い気がします。
自宅で銃を分解するとしっかり中まで水が入っていました。
できる限り分解し、拭いて、ガンオイルをつけて、また拭いて、、と綺麗にしてやります。煤であっちこっち黒くなってるものですね。細かいところは綿棒で綺麗にしてやります。
愛銃のベレッタA303も回転不良を起こすことなく、スムーズに動いてくれて、ひとまず安心です。
すっごく楽しい射撃でした。これからも頑張りますよ。
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楽しそうで羨ましいです。
親切な射撃場ですね。
教えてください。
撃った弾は24gですか?
スコアカード無しでも消費弾数の記録はもらえますか?
私も早く所持したいです。
撃ったのは24gでした。ちゃんと回転したのが地味に嬉しかったです。
弾数は領収書に書いてあるので、おそらく弾の管理上はこれでオッケーだと思いますが、今後はスコアカードをもらうつもりです。
射場にはスコアボードがあって、当たると緑、外れると赤がいているはずで、終わってから緑を数えると命中数が分かります。
2か月前に、オールレッドを記録してから、止めさしも当たらなくなり、スランプの真っ只中です。
スコアボードの存在に気が付きませんでした。。。今度注意してみてみます。
全赤は凹みますね。早くスランプが終わりますように。。