行ったことがない人のための「射撃会の1日」を紹介
わたしも漏れなくそうなんですが、射撃会みたいな「知らない人の集まり」に参加するのって勇気がいるんですよ。人見知りだし、それも知らない人ばかりの場所に行くのってストレスなんです(行きたくないわけじゃないんです。行きたいけど辛いんです)。
そういう気持ちを和らげるのって「集まりの雰囲気を少しでも事前に知っておくこと」だと思っています。
そこで、今日はスラッグ系の射撃会の様子をご紹介していきたいと思います。もちろん射撃会によって少し違う部分もありますが、1つのパターンとして心に留めておくと、始めて射撃会に参加するときも心の準備がしやすいかもしれません。
当日までの動き
多くの射撃会は事前に参加申し込みが必要です。不要なケースもありましたが。
そこで事前に申し込みをして、レギュレーションといって「射撃会のルール」的なものをもらいます。口頭で聞くだけってこともあるでしょう。
この時点で確実にチェックしておくことは——
- 射撃姿勢ごとの弾数
- 集合時間
ですね。たとえば1つのパターンとして「立射・膝射・動的を各10発ずつ。10時ごろ集合」みたいなパターンでしょうか。
だいたい合計で30〜40発ってことが多いと思います。
当日はこの数に加えて10〜20発多めに持っていくことをオススメします。理由は後述。
当日の朝
さて、「10時集合」と言われて10時に行ったら、もうみんな集まって撃ち始めているなんてこともあります。
これは射撃会によるんですが、「10時開始」の真意が「10時から射撃会が始まる=10時までは試射できる」という場合もあるんです。これは事前に主催者に聞いておきましょう。
「集合時間前の試射はできますか?」
と聞けば
「9時からできるよ〜」とか「いや、集合時間以降にちょっとだけ試射の時間を取ってるよ」とか、教えてくれるはずです。
で、この試射は必ずやっておきましょう。
みんながいる前で撃つので緊張するかもしれませんが、むしろその緊張に慣れるのに好都合です。それにスコープのズレなどを合わせておくと安心です。
なにもなくても3〜5発くらいは撃つのがオススメ。で、スコープのズレがあれば直したいので、弾は余分に持っていきましょう。だからこそ「必要な数の10〜20発多め」に弾を持っていくことを勧めています。
試射で注意すべきは「大人数が試射をしたいわけだから、自分だけが射台を延々と確保しては迷惑」ということ。数発撃って問題なければスッと離れる。もちろん問題があれば、手早く対応し、終わったら離れる。
このタイミングはかなり人が入り乱れます。銃も入り乱れます。安全に注意するのは言うまでもなく、弾や鉄砲などの取り違えなどが起きないように重々注意してください。
開始の挨拶
時間になると主催者の方から挨拶があるはずです。
1日の流れやルールの説明があります。ちゃんと聞いておきましょう。
競技開始
大抵は自分が撃つ順番などが張り出されるはずです。ちゃんと目を通して、自分が何番目か理解しておきましょう。最初は緊張すると思うので、自分と同じ射群(一緒に並んで撃つ人たち)を見つけておいて、その人たちの動きを見ているといいです。
「あ、あの人が準備を始めたから俺も……」
なんて具合に。
競技が終わり
1日の競技が終わると、普通は主催者の挨拶や表彰などがあります。
自分が負けているとしても必ず最後までいましょうね。用事があって早退するときは主催者にひと声かけましょう。参加賞などがあることもありますから。
射撃会の注意事項を思いつく限り……
さて、射撃会に参加する上で、注意すべきことを思いつく限り挙げていきます。これですべてじゃないと思いますので、気付いた点はぜひTwitterで教えてください。
- 銃には目印を! → 大人数がいるし、同じ銃もあるものです。見分けがつくように。
- ボルトは抜いておくと安心
- 弾からは目を離さない。他の人が間違って持っていかないようにする。
- ミリタリー色の強い服は着ない(公式な大会だと禁止されていますが、草大会だと特に明記はされていないでしょう。でも良く思わない人がいるので、着ないことをオススメします)
- サンダルなどは避ける。固いことは言わないですが、カジュアルなりにもちゃんとした格好を心掛けるといいです。
- 射台の近くで大声で話さない。撃つ人の邪魔になります。
- 脱包されていることがはっきりわかるように! (セーフティーフラッグなどを使うも良し、ボルトを抜くも良し)
- 朝は早めに行くと安心
ってなところでしょうか。
はじめは知らない人ばかりだと思いますが、みんな同じ趣味を持った同好の仲間たちです。わからないことがあれば、声をかければ親切にアドバイスをしてくれるものです。
射撃会は本当に勉強になります。いろんな人の鉄砲を見て、射撃姿勢を見て、その結果を見て……「次の練習はこうしよう!」といろいろインスピレーションをもらえるものです。
新しく鉄砲を所持した人は、ぜひ、参加して欲しいと思います。
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