20番スラッグのリローディング始めるので、参考になりそうなサイトを挙げてみる
猟期が終わりましたね。ハンターとして、次の猟期に向けて少しでも成長したいところです。
で、実は去年からTwitterなんかでは言い続けていたのですが、今年のテーマの1つが「弾のリローディング」です。つまり弾を手作りするというわけです。
自分なりの意気込みや目標を書きつつ、いくつかリローディングの参考になりそうなサイトを挙げていきます。
なぜ弾を手作りするのか?
ひとことで言えば「おもしろそうだから」です。
わたしはテンカラ釣りという渓流の釣りが大好きです。テンカラ釣りでは毛鉤を使います。その毛鉤は自分で作るのが当たり前。もちろん買う人もいますが、作る人の方が多いんじゃないかな?
そうやって自分で作った毛鉤を川に投げ、それを虫だと思った魚が食う。自分が作った道具で釣る喜びを知ったらやめられません。
ちなみに毛鉤を作るときの動画を撮影したことがあります。何の参考にもなりませんが……。楽しんでいる感じが伝われば嬉しいです。
やっぱり自分でこだわって作った道具で獲物を獲るというのは、説明できない喜びがあるんですよ。たとえばナイフを作って、そのナイフで獲物を解体するとか、自作の釣り竿で釣るとか、この上ない喜びだろうと思います。
——という気持ちがいつもあるので、「自分で作った弾で獲物を獲りたい」と思うのは自分の中では当然のことでした。
コストは主な理由ではない
「弾を自作すれば弾代が安くなる」というお話を耳にしますが、個人的には懐疑的です。
仮に半額で作れるとしても、それは結果論であって、「半額で、かつ既製装弾並の精度と安定性」に至るまでに長い長い挑戦が続くわけです。たとえば「火薬量違いでたくさん弾を作り、それぞれ撃ち比べてみて、どれがまとまるか?」なんて実験を繰り返すことになります。
もし既製装弾を使っていれば、50発練習したければ50発買えばいいだけ。それに対して、自作するならまず練習できる程度の弾を作るために何百発も作り、その中で信頼性のあるレシピを見つけ、ようやく「信頼できる50回の練習ができる」というわけです。
まだやったことがないので、言いきってはいけませんが、こういうイメージがあるので、自作すればお得! とは思っていませんね。長い目で見れば得だとは思っていますけど。
そのかわり、ある程度のノウハウがたまってくれば、1発あたりの価格はきっと安くなるでしょうね。そうしたらガンガン練習も出来ます。そうなったらいいな〜、くらいには思っています。
むしろこれまで我慢してた
そんなに弾のリローディング(弾を自作することをリローディングと言います)をしたいのならば、なぜ去年からやらなかったのか?
ひと言で言えば「射撃の腕前に不安があったから」です。
だって、うまく当たらなかったときに、もし自作の弾だったら、弾を疑うべきか、自分の腕を疑うべきかが分かりません。
今でもうまくはありませんし、時々ポンとひどい外しかたをすることもあります。それでも、外すときはだいたい撃った瞬間に分かるし、逆に撃ったときの手応えがいいときはちゃんと当たっています。
万全とは言えませんが、去年よりはいいかな、と。
20番は茨の道か……?
ちなみにもしリローディングをしたいという気持ちがあるなら、12番の方が情報は多いようですよ。リローディングに使う道具や材料も12番の方が多いみたい。
まだわたしは未経験で、実感は湧いていないのですが、そういうお話をチラチラ聞きます。
これから銃の購入を考えていて、リローディングもやるつもりなら、12番の方に利があるかもしれません。とはいえ、20番でやっている人がいるのも知っているし、外国にまで視野を広げれば、ちゃんと20番の情報もあるはず。
わたしはMSS-20で使う弾を作ります。つまり20番。だから茨の道です。
というわけで、これから弾作りに向けてやることなすこと全部ブログに書いていきたいと思います。誰かのためになればいいな。
参考になりそうなサイト
日本はそもそも銃人口が少なく、そのなかでリローディングをする人は一部だけ。さらにその中でも散弾銃のリローディングはごく一部。
なかなかまとまった情報を出しているサイトは多くありません。
わたしなりにチラチラ見た感じで、参考になりそうなサイトを挙げていきたいと思います。今後もいいサイトがあったら、ココに追記していきます。
こちらのサイトは超まとまってます。写真付きで細かい手順を書いてくれているのがありがたいですね。ちなみにこのサイトの作成には次に紹介する坂上火薬銃砲さんが関わっているとのことです。
こちらは愛媛県の銃砲店です。射撃場で知り合った、同期のハンターがいるのですが、彼が私より一足早くリローディングを始めまして、このお店を紹介されました。リローディングに力を入れているのかな? 確かに情報も多いし、先述の『散弾銃 リロードの全て』にも関わっているとのことで、頼りになりそうなお店です。
ただの販売店としてではなく、ちゃんと情報発信をしているということでご紹介させて頂きました。
こちらも銃砲店さんの記事です。内容としては、上記2サイトと重複しますが、読んでもらうと分かるのですが、とても慎重で、信頼できる人柄が滲み出ています。いい加減なことを書いていない感じが伝わってくるとでも言いましょうか? お近くの人は頼ってみてもいいと思いますよ。
また、弾作りの雰囲気が伝わってきます。
こちらは2016年から猟を始められたYuTLRさんのブログのうち、“ハンドロード” カテゴリの記事一覧です。ベテランの方々の意見も参考になりますが、同時にこういった「これから始める」という人のトライ&エラー的な記事もとても勉強になります。記事は上が新しいので、ぜひ、古い方から読んでいって、YuTLRさんがどういう流れで工夫・苦労をしているか見ていくとおもしろいと思いますよ。
そして、あえて最後にご紹介するのはこちら。いわゆる掲示板なんです。ガンスミスである滝田浩氏が管理していて、いろんな人があれこれ書き込んではプロとして、滝田浩氏が答えていくような感じですね。これがものすごい情報量なんです。そしてすごい説得力。読んでいて「なるほど〜」と頷くことばかり。
ただ、いわゆるまとまったサイトではないし、基本から応用までを順に説明していくような親切な形ではありません(掲示板ですから当然です)。
ちょっと知識がないと、用語や理論についていけないですよ。わたしもついていけないことばかりですが、それでも他のサイトを見て分からなかったことが、こちらの談話室でスッキリするようなこともあります。
検索もありますので、気になるキーワードで検索して、読み漁っていくとすごい勉強になると思います。
もしかすると、今日本語で手に入る情報源としては最も広く深いのでは? と思ってしまうほど。
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