銃のギモン どうしてボルトアクション式は精度が高いと言われるの?

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自分なりに銃について勉強したり、調べてみたりしています。

そうして知ったことを記事にしてシェアしていくことで、これから銃のことを勉強する人のためになればいいな、と思っています。

ベテランの人にとっては当たり前すぎることかもしれません。あるいは説明に過不足があるかもしれません。ぜひ、添削する気持ちで読んで頂ければと思います。

さて今日の話題は「なぜボルトアクション式の銃は精度が高いと言われるのか?」です。

銃って情報が少ないから……

銃に興味を持ったとき、本当に分からないことだらけでした。今でも分からないことだらけですけど。

日本で銃に関する情報を集めるのって大変だな、と感じています。だからこそ自分が知ったこと、理解したことを記事にまとめていくことで、誰かのためになればいいなと思います。

わたしも勉強しながら書いています。ご指摘があればぜひコメント欄かTwitter(@yamakuji_jp)で教えてください。

追記(2017年2月17日):こちらスラッグでのお話です。ライフルではまた違った理由もあるようですが、それは範疇外とさせてください。

 

なぜボルト式の方が精度が高い!?

さて、今日のテーマは「なぜボルトアクション式の銃の精度が高いのか?」です。

銃について勉強を始めると、いろんな定説が出てきます。「自動銃は〜〜だ」「上下二連は〜〜だ」ってな具合に。

その中の1つが「自動銃よりボルトアクションの方が精度が高いからねぇ〜」ってやつ。

最初は「そういうもんか」と受け入れていましたが、冷静に考えるとよくわかりません。

だって銃はみんな、弾の雷管を叩き、弾の火薬に引火して、その爆発の勢いで弾が飛び出る仕組みです。ボルト式であろうが、自動銃であろうが、弾の装填の仕組みこそ違えど発射のメカニズムは同じなのです。

——でもちゃんと理由があるんです。

弾が起爆してからが違う

精度という点において、大きな違いを生むのは、どうも弾を起爆するまでの動きではなく、弾が起爆してからの動きのようです。

もっと簡単な言葉に直すと「発射直後の動きが違う」ということ。

何が違うか!?

自動銃はその名の通り、1発撃つと、次の弾を装填します。つまり、次の弾の発射準備(打ち終わったから薬莢を取り出して、次の弾をセットする)を自動でやってくれます。

さて問題は次の弾が装填されるメカニズムです。自動銃の中には次の弾を装填する機構が入っています。その機構が動くわけですが、ものが動くためには必ずエネルギーが必要です。大人なら分かりますね。

自動銃には電池なんて入っていません。では装填を行うエネルギー源はなんでしょうか? じつは直前に発射された弾のガス圧を利用しているのです。

自動銃の銃身を見てもらうと分かるのですが、銃身の途中に穴が開いています。その穴から弾の装填を担うピストンにガス圧を送って、ピストンが動くことでガチャコンと排莢と装填が行われます。

だから模擬弾を撃っても次の弾は装填されません。だってガス圧がないから。

つまり、自動銃が自動で弾を装填できるのは、弾を発射した瞬間だけなのです。

トリガーを引いて、撃鉄が落ちて、雷管が叩かれて、弾が起爆する。弾が銃身を通り抜けようとしているそのとき、自動銃は次の弾の装填のためにガチャコンと動きます。その動いた瞬間、まだ弾丸は銃身の中にいるわけで、当然狙いがズレます。

これが自動銃の(精度における)弱点、というわけです。

一方ボルトアクション式は発射の時は発射しかしません。だから、余計な動きがないんですね。動かないということは精度が高い、というわけです。

同価格なら品質が違う

またこんな意見もありました。

こちらは意見としては理解できるものの、わたしぐらいの知識では証明しようがないのですが、あくまでひとつの意見として書いておきます。

ポイントは製造コストです。

自動銃は作りが複雑ですので、製造コストが高くつきます。一方、ボルトアクション銃は作りがシンプルな分、安く作ることができるようです。

となると、同じ価格の自動銃とボルトアクション銃を比較すると、どちらが「基本性能」や「部品精度の高さ」にコストをかけているでしょうか?

ボルトアクション銃ですよね。

これも「ボルトアクション式の方が精度が高い」とされる理由のひとつとして挙げられています。

求める精度は何か?

銃において、命中精度は数ある機能のひとつでしかありません。

もし命中精度がすべてならば、上に挙げたような理由でボルトアクション式が主流になっているはずですが、実際は自動銃だってずいぶん使われています。

それに50m先の的を撃つのが目的なら、300m先の的に当たる精度はいらないとも言えます。

銃砲店の店主がこんなことを言っていました。

「関東の狩猟なら、そんな広大な場所で撃つわけじゃないんだから、自動銃で十分だよ」

関東って言っても行く場所や当人の猟のスタイルによっても違うでしょうけれど、少なくともひとつの考え方として間違っているわけではないはずです。

わたしもこれだけ「ボルトアクション式の方が精度が高い」と書いておきながら、買おうとしている銃は自動銃だったりします。

 

追記(2017年2月17日):Twitterで@pjgqd772さんから、このようなご意見を頂きました。

@yamakuji_jp 銃身が機関部にガッチリネジ止めされていて銃身の肉厚も有り機関部がストックに正確にベディングされていて銃身はフローティングしている、撃針その物がコッキングされているので撃針を叩く為のハンマーも無くロックタイムが比べようも無く早い。

@yamakuji_jp 感覚で言うとボルトアクションはトリガーを人差し指が引き切る前に弾が銃口から出てる感じ、オートはトリガー引きハンマーが動き出して撃針を叩き撃針が雷管を叩いて着火して火薬が燃焼ガス化して弾を推進し銃身内部を加速し銃口から出る時間内に銃口が動いちゃう感じwww

どちらも @pjgqd772 さんより

自動銃では銃身は差し込んで固定されているだけですが、ボルトアクションでは「ガッチリネジ止めされてい」るというのがひとつのポイントのようです。

またこういったご意見もありました。自動銃に比べ、ボルトは「各部がしっかりネジ止めされているから」、結果としてスコープの取り付け精度が高い、と。

いやはや、いろいろなご意見があり、すべてを100%理解しきれないのですが、もし「他にもこういう理由があるよ」というご意見がありましたらお知らせください。

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