猟銃所持許可3:初心者講習の勉強の仕方は翻訳に尽きる気が……

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さて、昨日のブログで書いたとおり、めでたく「猟銃等講習会(初心者講習会)」に合格しました。

つきましては、自分なりに「どうやって勉強したか?」を書いてみようと思います。

これから受講する人の参考になれば、と思います。

 

試験は難しくない

昨日のブログでも書きましたが、試験はずいぶん簡単でした。

昔は難しかったという話を聞きますし、県ごとに問題が異なる可能性もあるので、油断はしない方がいいですが、「普通に勉強すれば、普通に受かる」のはまちがいないでしょう。

また(わたしの県では)当日の講習会で、試験問題に直結する重要ポイントをほぼすべて教えてくれました。だから事前に完璧に勉強していなくても、合格することは可能かもしれません。

ただし、「勉強しないで行く」のは2つの理由でオススメしません。

  1. 銃刀法や火取法の理念や言葉遣い、考え方を理解していないと、当日だけでは理解が追いつかないかもしれないから。
  2. 狩猟を始めてからもずーっと必要になる知識だから。

特に2が重要です。つい試験勉強という気持ちになってしまいますが、ハンターとしての常識を学んでいるとも言えるので、手抜きをするべきではないと思います。また、銃を手にしてから、銃刀法に違反すれば、その瞬間に所持許可取り消しになる可能性だってあるわけです。

 

翻訳、翻訳、、

さて、勉強ですが、使う資料は警察からもらう『猟銃等取扱読本』です。

この本は文章の表現が「法律っぽい文章」なので、パッと読んでも頭に入ってこないんですね。たとえば次の文章は同書の2ページ目に出てくる表現です。初見で理解できますか?

猟銃(ライフル銃以外の猟銃(「散弾銃」・「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」以下同じ。)、ライフル銃)・空気銃に対する公安委員会の所持許可……(以下略)

よく読み説くと次の4つの銃について「公安委員会は所持許可を与える」、と言いたいことが分かります。

  • 散弾銃
  • ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃(≒ ハーフライフル銃)
  • ライフル銃
  • 空気銃

で、散弾銃とハーフライフル銃のことを合わせて「ライフル銃以外の猟銃」と呼び、ライフル銃とライフル銃以外の猟銃のことを合わせて「猟銃」と呼ぶ、ということが括弧で表現されているわけです。つまり――

  • 《猟銃》
    • 《ライフル銃以外の猟銃》
      • 散弾銃
      • ライフル銃以外の猟銃(≒ハーフライフル銃)
    • ライフル銃
  • 空気銃

という構造です。

そもそも、ハーフライフル銃が「ライフル銃でも散弾銃でもない猟銃である」ということを前知識として知っていないと、ライフル銃でも散弾銃でもない猟銃って何!? と思考停止になってしまう恐ろしい文章です。そうでなくったって、括弧が入れ子になり、同じような言葉が連呼されるこの文章は、あまり優しくないですよね。

とまぁ、パッと読んでわかりづらい表現が多いんですよ。

もう1つ、これほどではないですが、パッと読んで頭に入りにくい例を挙げますね。この文章は銃を所持することが絶対に許されない「絶対的欠格事項」の1つです。つまりこれに該当したら銃の所持許可は下りません。

銃刀法若しくはこれに基づく命令の規定若しくはこれらに基づく処分に違反し、または猟銃用火薬類等(火薬類取締法(昭和25年法律第149号。以下「火取法」という。)第50条の2第1項の規定の適用を受ける火薬類をいう.以下同じ。)について同法若しくはこれに基づく命令の規定若しくはこれらに基づく処分に違反して罰金の刑に処せられ、その刑の執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から5年を経過していない者。

パッとわかりますかね? 思い切って簡略化するとこうなります。

銃刀法・火取法に違反して罰金以上の刑になったら、その刑が終わってから5年はダメよ。

勉強するときは、暗記に入る前にこういった、わかりづらい文章を、自分がパッとわかる言葉に置き換えていく「翻訳」をすることから勉強は始まります。

わたしの場合、本に直接、こうやって書き込んでいきました。(サ)が上に挙げた部分です。最初は重要そうな場所にマーキングしていたのですが、キリがなく、パッと読んでも頭に入らないので、思いっきり簡略化して、赤字で書き足していきました。

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先ほど挙げた部分など「銃刀法 火取法 5年」としか書いていません。

でも、覚えることはこれで十分だったりします。

 

数字を覚える

法律ですので、いろんなことが数字で明確に「許可」されたり、「禁止」されたりします。

先ほどの例でいえば「銃刀法・火取法に違反すると5年は所持できない」といった数字ですね。

こういった数字はとにかく暗記しましょう。

装填できる弾の数。許可の更新日。猟期。引き金の重さ。所持できる火薬の量。無許可で購入できる弾の数。とにかくいろんな数字が飛び交っていますので、自分なりに整理して、暗記しなくてはいけません。

文章のまま覚えると大変なので、表を書いてみるなり、語路合わせを作るなり、工夫して覚えましょう。

 

義務と努力義務

読んでいくと「しなければいけないこと(義務)」と「努めなければならない(努力義務)」が明確に線引きされていることがわかります。

たとえば「猟期の前に射撃場で練習するように努めなければならない」などです。

こういった部分は引っかけにしやすい部分ですし、実際に所持してからも重要ですから、よく理解しましょう。

 

以上、以下、より大きい、より小さい……

数字を暗記するとき「以上」なのか「より大きい」のか、重要ですので、ちゃんと見ておきましょう。

以上だとその数字を含みます。わかりますよね?

 

何度も読む

数字に関してはとにかく暗記ですが、それ以外に関しては「暗記よりも理解」だと思います。

銃刀法の理念を理解していれば「変装銃(杖に見える銃など)」が許可されないことはわかると思います。住所が不定だと許可が下りないのだって、「銃の所持」の概念がわかれば、当然です。

何度も読めば、こういった理念が頭に入ってきます。これだけで試験の8割前後の問題は解けると思いますよ。

あとは数字を暗記すること。

これから受講されるかたは、ぜひがんばって勉強してください!

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