銃のギモン:自動銃の回転不良ってなに? なんで起こるの?
銃選びのためにアレコレ勉強し、知ったことや考えたことを「銃のギモン」として記事にまとめています。
初心者が勉強しつつ頭をひねって書いていることですので、間違いがあるかもしれません。追記・訂正の必要があればご指摘ください。必要に応じて追記していき、情報を蓄積したいと思っています。
今日のギモンは「回転不良ってなに?」「どうして起こるの?」です。
どうぞ。
自動銃の回転不良はなぜおこる?
銃選びの話題になると、必ず出てくるのは「自動銃の回転不良」という言葉。
「自動銃は3連射できるのが強みだけど、回転不良があるから信頼できないんだよね〜」
ってな具合に……。
回転不良ってそもそもなんでしょうか? そしてなぜ起こるのでしょうか?
回転不良ってなに?
回転とは「撃ち終わった空薬莢を排莢し、次の弾を装填すること」を指しています。
だから回転不良というのは空薬莢の排莢ができない and/or 次の弾が装填されない状態を意味します。
もう少し噛み砕くと、1発目のあと2発目が撃てないということです。
なぜ起こる?
「回転不良は○○だから起こる」と明確に説明している本やサイトを見付けられなかったのですが、その大きな要因のひとつを説明してくれているサイトがありました。
自動式ライフル銃について|FAR EAST GUN SALES
上記の記事では「銃身を短くし過ぎると回転不良が起こる理由」をすごく分かりやすく説明してくれています。
簡略化してこの原因を説明します(詳細は上記サイトでご覧ください。分かりやすいですヨ)。
自動銃の “回転” は発射時のガス圧を利用しています。そしてそのガス圧は弾が銃身内にある間だけ作用します(弾が出てしまったら、ガス圧も急激に下がるわけです)。銃身が短いと、十分な時間がなく(=ガス圧が足りず)、回転できないというわけです。
つまり「ガス圧が足りないと、回転不良が起こる」と言えます。
論理的に考えてみると、原因はこの2つに分けられそうです。
- ガス圧が足りない
- 可動部が摩耗したり、汚れが付着したりして、いつものガス圧じゃ足りない
掘り下げてみます。
ガス圧不足
たとえばクレー射撃では24gの軽装弾を使う事が多いようで(ルールなのかな?)、これを使ったときに回転不良は起きやすいと言われています。
最新の自動銃の売り文句として「24gでも回転不良が起きない or 起きにくい」と謳われているのも見たことがあります。それくらい24gの弾というのは自動銃にとって難しいのでしょう。
ガス圧不足というのは、ボルトアクション銃で言えば「手の力が足りなくてボルトを引けない」という状況を指します(ンなことあるか?)。
追記:上記「クレー射撃では24gの火薬」と記載していましたが、ご指摘で誤りに気付いたので訂正しています。ご指摘ありがとうございました。
摩耗・汚れで可動部がスムーズに動かない
ピストン部分にせよ、機関部の内部にせよ、銃の中身はとても繊細にできています。
汚れが付着したり、何か動きを妨げるようなキズ・汚れがあると、結果として回転が正常にできず、回転不良となりえます。
ボルトアクション銃で言えば「ボルトが何かに引っかかって動かない」なんて状況を指していると言えそうです。
最新の銃ではあんまり起きないって
以上、自分なりの解釈が多分に含まれていますが、わたしが考える回転不良の原因です。
わたしも初めての銃が自動銃なので、これを書きながら「起きないといいなぁ」と祈っています。
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クレー装弾のグラムは火薬ではなく、散弾量です。
火薬を薬莢にめーいっぱい入れても24グラム入らないと思うw
スラグでも火薬は約2グラムほどですよー。
そもそもガス圧は火薬だけではなく、弾頭重量も関係してくるので火薬を多く入れればいいと言うものではないと思います。
うわ、ずっと勘違いしてました。つっこんでくれてよかったです。ありがとうございます。後ほど修正します。