書評『狙撃の科学』目から鱗も! 貴重な銃に関するハウツー本

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なかなか本屋では出会えない「銃に関する本」ですが、Amazonでこんな本を見付けました。

ライフルの本ではありますが、これから散弾銃を持つ人にも参考になる話題も多く、オススメできる1冊です。

『狙撃の科学』

日本で銃に関する本を見つけるのは結構むずかしいものです。銃所持者の数を考えれば、まぁ当然のことで驚くことではないのですが……。

そんな中、ライフルの話ではありますが、こんな本に出会いました。

自衛隊目線ではあるけれど

著者は長年自衛隊に勤務していた “かのよしのり” 氏。その背景もあり、全体的に自衛隊目線で語られることが多い本です。

「狙撃兵ならこうする」とか「歩兵でもこの程度はできる」とか、まさに自衛隊的な文章がたくさんでてきて、狩猟者目線で読もうとしている自分としては、「コレジャナイ感」が少しありました。

しかしハンターの存在も無視されておらず、大事なところでは「狙撃兵ならこうだが、ハンターならばこうする」と補足してくれますので、ぜひ折れずに読んで頂きたい本ですね。

照準器のいろいろ

この本を読み始めて、最初にグッときたのは照準器の話。

弾の話や本格的な銃の話よりも先に、照準器の説明が始まります。それくらい、きっと重要なことなのでしょう。

当然1000mの射撃など、本格的な狙撃兵としてのノウハウも紹介されていますが、ちゃんとハンターとして必要な情報も書いてくれています。むしろ両方書いていてくれることで、「なにが必要で、なにが不要か」が分かりやすいように感じました。

たとえば——

イノシシの巻き狩りのように、数十メートル以内の距離で動くものを撃つなら、スコープはいらないという意見もありますが、それでも筆者は3倍くらいの低倍率のスコープはいいと思います。
なぜならイノシシ狩りは、比較的草木の繁った暗いところで狙うことが多く、倍率が低くてもレンズが光を集めてくれるので、肉眼で狙うより明るく見えるのです。
肉眼でははっきり見えない暗さの時も、スコープを通してみれば明瞭に標的が見えます。

これはわたしがまったく想像しなかった視点なので、読みながら「へぇ〜」と唸ってしまいました。もちろん、このあたりは好みもあるところですが、スコープは「遠くのものを見る」ばかりではなく、「明るく見る」という目的があるのだ、と知っておくだけでも視野が広がると思います。

その他にも「スコープは両目で見る」など、経験者なら当たり前かもしれないですが、これから始める初心者にとっては知っておくと、ちょっとお得な知識も満載です。

銃口にテープを貼る!?

初心者のわたしにとっては「へぇ〜」と唸る情報が満載のこの本ですが、1番驚いたのはこれでした。

また雪の中では、銃口に雪が入らないように銃口をテープでふさぎます。

いいですか? 銃口をテープで塞ぐんです。なんだか恐ろしい気がします……が著者曰く——

銃身の中に物が詰まっているのに発砲すると銃口が裂けますが、テープを貼ったまま撃つのはまったく問題なしです。

本の中には張るテープの種類は書いてありませんが、雪の中でのカモフラージュも兼ねて真っ白いテープを貼っています。あんまり強いテープは怖い気がしますが、紙テープのようなものなら問題ないのでしょう。

このことをTwitterで呟いたところ、いろいろご意見を頂けました。

総合すれば「テープを張って問題ないぜ」ということらしいです。実際に試す際には、ぜひ身近な人のご意見や銃砲店のご意見を受けてください。

貴重な銃の本

わたしにとってライフルは10年後の話。だから「自分には関係ないか」と思っていましたが、それでもせっかく貴重な銃に関する本なので、フライング気味に読んでみました。

ライフル依存の話もありますが、照準器の話や、銃を撃つ際の姿勢、心構え、物理の話などは散弾銃でも参考になる内容です。

銃を持つ、と決めたら読んでみても損がない1冊だと思いました。

ちなみに、同じ著者がこんな本も書いています。わたしは購入済みで、次に読む予定です。興味がある人はぜひ手に取ってみては?

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