銃のギモン:安全装置は安全か? 安全装置の構造について

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銃のことを勉強し始めると、比較的すぐに習うのが「安全装置の安全性について」。

銃を所持するならば、その構造から理解する必要がありますが、取り急ぎ、安全装置を使う上で知っておくべき事実を書いておこうと思います。

安全装置は安全か!?

さっそく本題に入りますが、銃には安全装置という部品があります(別名:セーフティー・セレクターレバー・安全器・安全子)。

とっても安心感のある名前ですが、これが落とし穴です。

安全装置はどういう装置?

まず安全装置の構造を理解していないと、安全性が想像できません。

銃を所持しようとすると、銃の構造について繰り返し教わりますから、当然頭に入っていると思いますが、「これから所持しよう」という人は知らない人も多いでしょう。

細かい構造は図解しないと伝えにくいのですが、簡単に言えば「安全装置はトリガーを固定する装置」です(少なくとも一般的な猟銃においては、です。その他の例は最後に記載)。

だから安全装置をかけていればトリガーは引けません。

安全ですね?

否。安全ではありません。トリガーが引けないだけで、構造上、弾を発射させることは可能です。証拠はこちらの動画がわかりやすいです。

この動画では安全装置について触れられていませんが、おそらく安全装置に関わらず暴発していたはずです。ここで知っておいた方がいいのは「銃はトリガーを引かずとも、弾は出る」という事実です。

だから安全装置がトリガーをロックしたとしても、弾は出ます。この手の安全装置の意義は「間違って引き金を引いてしまわないようにする」という程度。

たとえば弾を装填して、安全装置をかけた状態で本人が転べば、その衝撃で暴発する可能性があります。

同じように、早足で歩いていて、よそ見していて、木にぶつかったならば、もしかしたら暴発するかもしれません。

山での狩猟を考えれば、崖から落ちれば当然暴発しますし、弾を入れたまま銃を立てかけていて、それが倒れれば暴発します。

こういった理由から「不安全器」などと呼ばれたこともあるそうです(『銃砲年鑑』08-09年版、158-165頁)

すべての銃がこういう仕組みなの?

さて、ここまで何度か「一般的な猟銃では」と注釈を書いてきました。

一般的な猟銃以外ではどうなっているのでしょうか?

わたしもWikipediaレベルの知識ですが(銃の部品)、安全装置の中には撃針を固定するタイプ、撃鉄を固定するタイプ、逆鉤を固定するタイプなんかもあるそうです。構造的には(たぶん)前者ほど安全でしょう。撃針が動かなければ弾は発射されませんからね。

しかしコストの問題なのか、猟銃の中にそういう銃は多くなさそうです。

だから弾は装填しない!

というわけで、結論。

「安全装置は安全ではないので撃つ瞬間以外、弾は装填しない」

ということです。

弾が入っていない銃ほど安全なものはありませんからね。

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