狩猟免許1:医師の診断書、少し苦労しつつゲット!
猟銃所持の申請をする一方で、狩猟免許の方も手続きを進めます。
狩猟免許手続きの第1歩。それは「医師の診断書」をとることです。病院に行ってもらってくればいいわけですが、それが意外と面倒だったりします。
医師の診断書とは!?
狩猟免許をとるには「狩猟免許試験」を受けて、合格しなくてはいけません。その試験の申し込みには下記が必要です。
- 申請書
- 写真
- 医師の診断書
- 受験票送付用切手(82円分)
- 印鑑
- 収入証紙(5200円分)
面倒なのが「医師の診断書」というやつなのです。
具体的には医師の診断書は下記に該当しないことを証明するために必要となります。
- 統合失調症、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(発作が再発するおそれがないもの、発作が再発しても意識障害がもたらされないもの及び発作が睡眠中に限り再発するものを除く)の他、自己の行為の是非を判別し、又はその判別に従って行動する能力を失わせ、又は著しく低下させる症状を呈する病気にかかっている方
- 麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒の方
- 上記(1)(2)(3)以外で、自己の行為の是非を判断し、又はその判別に従って行動する能力がない、又は著しく低い方
つまり「銃を使うことができる精神状態で、麻薬なんかをやってなくて、善悪の判断ができる人」であることを証明する書類なんですね。
なぜ苦労するのか!?
さて、手順としては精神科のお医者さんに行って、「狩猟免許を取得するので、診断書を書いて欲しいのです」と言えば書いてもらえます。だから簡単なはずなのですが、これが意外と苦戦します。
どうもこの診断書を書くことに懸念を持っているお医者さんがいるようなのです。
この件について、お医者さんがネットで書いている記事を見たことがあります。趣旨は以下のようなものでした。
1度会っただけの患者が「統合失調症じゃない」とか「麻薬をやってない」とか「自己の行為の是非を判断できる」と保証することなど、できるわけがない! この診断書のもとで銃を所持した人が、銃に関する重大犯罪を犯したとき、医師に責任を押しつけるものにすぎない!
たしかに言うとおりですよね。
だからお医者さんによっては「現時点では――」と書き足して、将来にわたって保証しないようにしたり、保身のための工夫をするようです。
問題は、この診断書を書かないというお医者さんも多いこと。
実際、わたしも何件もの精神科のお医者さんに電話しましたが、3件に断られ、4件目でようやく書いてもらえることになりました。それぞれ別の理由(予約がずーっと一杯とか)で断られたので、それが本当なのか、ただの “断り文句” だったのか分かりませんが、とにかく苦戦することがあるので、早めに診断書を書いてくれる病院を探しましょう。
お医者さんの意見はすごくよく理解できるので、将来改善されることを祈ります。
精神科へ
で、書いてくれることになった精神科のお医者さんに行った様子を書いて締めくくります。
小さな医院に到着し、受付で「狩猟用の診断書を――」とお願いします。
「診断書は保険が使えないから、こちらにお名前を」と言われ、小さな紙に名前と住所を書きます。
で、実際の診断ですが、雑談のような感じで、いろいろ質問を受けました。
- なんで狩猟をやろうと思ったんですか?
- お仕事は?
- 誰と住んでるの?
- 旅行は行くの?
- 趣味は?
- 狩猟をやることをご家族はなんて言いました?
など。決して追求するような冷たい質問ではなく、普通の初対面の人との雑談のような雰囲気でした。30分は話しましたね。で、最後に「てんかんが起きたことは?」「麻薬をやったことは?」など、診断書に直結する質問を受け、「それじゃ書いておきますね」と終わりました。
で書いてもらった診断書はこれ。必ずフォーマットを持参します。診断書のフォーマットはご自身が住んでいる件の狩猟免許に関するサイトがあると思いますので、そちらで探してみてください。
すごく親切なお医者さんでした。おそらくこういった雑談の中からわたしが正常な人間かどうかを判断しようとしてくれたのだと思います。誠意を感じる、気持ちのいいお医者さんでした。
これで、診断書をゲットしたので、次は狩猟免許の申請です! うまくいきますように!
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広島県では、一度「精神科の医師」の診断書でないといけないという事になりましたが、また、以前に戻って、かかりつけの医師であればOKという事になりました。
今回、ライフル銃の申請には、かかりつけの内科の先生に診断書を書いていただきました。
診断書の用紙は、警察に行って申請書などと一緒に頂きました。
コメントありがとうございます。
県によって違うのか、担当者によって違うのか分かりませんが、かかりつけの医師であればOKというのはいいですね。そのほうが、医師としても書きやすい気がします。もしかしてわたしの県でも、かかりつけの医師でよかったりして。。