ジムニーJB64にドリンクホルダーを設置しない強い理由

ジムニーって不思議な魅力があって、乗り始めるとどうも手を入れたくなるんですよね。おもちゃ的なおもしろさがあるんです。ぼくも以前JA11に乗っていたとき、ちょこまかとしたカスタムはよくやってました。

そんな中で、かなり定番のプチカスタムの1つがドリンクホルダーの設置。ぼくも納車されるまではやるつもりでした。しかし、いまは「設置しない」という結論です。それが最善である、と今のところ信じていますので、その理由は熱く語ってみます。

 

「こいつドリンクホルダーごときでなに熱く語ってんだ?」と思いながら読んでください。

ドリンクホルダーへのこだわり

ジムニー JB64
ジムニー JB64

ぼくは運転中は常時なにかを飲んでいます。コーヒーが多いですね。なのでドリンクホルダーの位置はとっても大事な問題なのです。

そんなドリンクホルダーの位置に対するこだわりを書いてみます。そして最後に、ドリンクホルダー以外のドリンクへのこだわりも。

 

1.ドリンクは左手側にあるべき

MT車なので、左手はシフトやらなんやらで忙しく、逆に右手はハンドル捜査を担います。右手でドリンクを飲もうとすると、ハンドル操作の主体を一時的に左手に移さなくてはならず、シチュエーションによっては手間が多いわけです。

そこでドリンクは左手側に欲しいというのがぼくの意見です。ウィンカー操作が右手側にあることを考えれば、ハンドル操作の主体が右手にあるべきだってのも間違いではないと思います。

シフトチェンジを終えて、巡航状態であれば、左手はシフトチェンジの仕事から解放され、ハンドル操作の補助をするくらいのものです。ドリンクに手を伸ばすなら、左手が1番。

 

2.インパネ回りは一等地だからドリンクごときで潰したくない

狭いジムニーです。あらゆるスペースを効率的に使いたい。ぼくはそう思います。

運転席から常に目に入り、手も届くインパネ周辺は超一等地。銀座みたいなものです。1番見たいもの。1番触りたいもの。そこでなくてはならない、選ばれし物だけで満たしたいわけです。

ドリンクは “見る” 必要がありません。飲むので、手が届く場所に必要ですが、見る必要はない。となると数少ない “目が届く” スポットにドリンクを置くのは分不相応。

 

3.狭いスペースをさらに狭く見せる必要はない

ジムニーは狭いです。意外と広いだなんて取り繕う気はありません。狭いもんは狭い。ぼくは身長180cmあるので、余計に狭くも感じるのかもしれません。不快な狭さとは思っていませんが、これ以上狭くはしたくないんです。

“狭さ” にもいろいろあります。

物理的な狭さと「狭く感じる」という感覚的な狭さです。

部屋のインテリアで、狭い部屋を広く見せるテクニックの1つが「いろんなものを低く設置すること」です。背の高い家具を並べるより、ローソファとローテーブルのような背の低い家具を置くことで視覚上は広く見えます。逆に大きな本棚など、背の高いものを置いたり、視界の上の方に存在感のあるデカイ物を設置すると圧迫感が出てきます。

ジムニーでも同じ。感覚的に腹や胸より高い位置に物を増やすと圧迫感が増すと思っています。

ジムニーのオーディオディスプレイなどの位置——つまりインパネ上部の高さにドリンクホルダーをおくということは、そこにペットボトルやタンブラーといったデカイ物を置くということ。やってみると分かりますが、やはり圧迫感を増します。

ドリンクは低いところにあるべきなのです(キリッ

あと、理論上、高いところの方が車の振動を大きく受けるのでこぼれやすいです。低い方が安定するはず。

 

結論——標準のドリンクホルダーの位置が最善。

で、あれこれ考えた結果——ぼくは標準のドリンクホルダーの位置が最善であるという結論に至りました。スズキさんよくやった!と強く言いたい。

見える必要はないけど、手が届く場所でなければならない」という条件では最善に近いと思います。

実際にはちょっと後ろに位置するので届きにくさはあります。「あとちょっと前にあったらアクセスが向上するな」とは思います。しかし、シフトやサイドブレーキなどの重要部品が陣取っているため諦めるしかありません。

ハンドルの左右あたりに設置したくなる人の気持ちは分かるけど、やっぱり標準の位置が正解だって思ってます。

ちなみに標準の位置だと運転中に見えにくい場所になるんですが、人間は慣れます。アクセルやブレーキだって見ないで操作できるでしょ? ウィンカーだって見ないで操作するでしょ? ドリンクくらい見なくたって取って戻すくらいのことはできます。

 

ドリンクに関して、1つオススメなのがタンブラーの活用です。

コンビニのドリップコーヒーなんかだと、紙コップで提供されます。それを標準のドリンクホルダーに入れると、手に取るときに、コップ上部を掴むことになり、不安定というか、心許ない感触を味わうことになります(やればわかる)。

そこでタンブラーを使えば、グッと掴んでグイッと飲める。ぼくは少し前からコンビニコーヒーは控えて、タンブラー生活を心がけています。エコだし、安上がりだし、好きなコーヒーをガブガブ飲めるわけです。

これなら1200円くらいでお手頃。

これで本当にノーストレスになりましたね。

 

ああ、こんなことを書くとオプションパーツメーカーから商品提供とかもらえなくなるんだろうな〜。しかたない。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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