【モンベル】ハットは便利で好きだなー、という話
ささいな話ではあるんですが、ハットって便利だなーと改めて思った、というだけのお話です。
帽子から離れられない人生
32歳くらいの頃、海外を放浪していて、髪を切ったり整えたりする面倒さに打ちのめされて、ベネズエラの床屋でボウズにすることを決意しました。伝わらない英語を駆使して「ボウズでいい」と床屋さんに語ったところ「本当に良いのか?」となぜか爆笑されたのを覚えています。お客さんまで爆笑していました。
いろいろ話を聞いてみると、どうやら当時のベネズエラでは真ン中がピョンと長くなったタマネギカットのヘアスタイルがブームで、まん丸のキレイなボウズというのはありえないという感覚だったようです。だから床屋さんはしきりに「真ン中は残すんでしょ?」とぼくを説得するんですが、ぼくは「NO, NO, just make it short!!!」と熱くなって伝えるわけです。たぶんその必死さがおもしろかったんでしょう。
それ以降、ぼくはベネズエラに3ヶ月ほど滞在し、髪を整えに何度も同じ床屋に通い、何も言わずとも最短のボウズにしてもらえるようになったのが良い思い出です。
それ以降、ぼくの繊細な頭皮を守る髪がいなくなり、代わりに帽子を欠かせない人生となりました。
キャップ、ハット、ニット帽……
男性用の帽子としてはキャップ・ハット・ニット帽が一般的で、ぼくはそのどれも使っています。季節と天候と気分で適当に使い分けていますが、やっぱり自分の中のマイブームがあって、ここ1〜2年はもっぱらキャップ派として生きてきたと自認しています。
なんと言ってもキャップは気軽です。もっとも精神的な負担が少ない帽子です。キャップなら「なんでキャップなの?」と思われる心配もなくて、誰の目にもシンプルに映る気がします。
冬になるとニット帽の使用率も上がります。寒いからね。
で、なんとなくハットが遠のいていたのですが、ふと雨の日にハットを被ってみたら、これがなんとも便利で「お前、こんなに便利ならもっと自己主張しろよ。眼鏡を取ったら美人みたいな謙虚さを出すなよ〜」と思ったのでした。
ハットは雨に強い
シンプルな話で、雨に強いんですよね〜。
アウトドアはもちろんですが、犬の散歩でも傘をさすのは難しいです。やっぱり両手を空けておきたいですからね。
いわゆる雨具を着て、フードを被れば、それはそれで完成するのですが、個人的にフードが嫌いです。かさかさ音がするのも嫌だし、閉鎖感も嫌。それにやっぱり暑いときは暑い。歩いていると身体は暖まるので、フードを快適に思うことって少ないんですよね〜。かなり寒い日ならありえるかな〜って感じです。
言わずもがなですが、キャップだと首筋から雨水が入ってくるのに対して、ハットなら傘代わりになり、フードがなくとも首筋からの侵入は防げます(横殴りの雨でなければ)。
フードがない分視界も広く、音も聞こえやすく、首を回したときのカサカサ音にも悩まされません。首回りの風通しも良くて蒸れにくいのも嬉しいです。
さらに言えば、フードがいらないなら、アウターの選択肢も増えます。小雨くらいならガッチリした防水ジャケットを着ずとも、軽い撥水素材のウェアを着ていれば十分快適です。
撥水機能のあるアウターと、ハットを被っていればとっさの雨にも慌てなくて済むわけです。
陽射しに強いとか、まぁささいなことなんだけど
雨に強いとか、陽射しに強いとか、まあ些細なことなんです。
ハットがなければできないことがあるってほど大袈裟なこともないし、ハットがないとたどり着けない場所があるわけでもないんですが、なんとなく山での生活レベルが上がる気がします。なんか家の機密性がちょっと上がって、冬の寒さが和らぐような、目に見えないことなんだけど、ちょっとストレスが減る。そういう感覚です。
で、どのハットを使っているかというと、モンベルのフィッシングハットです。
なんかハットの魅力を感じてしまったので、こっそり気になっていたハットを買ってしましました。それが届くのはしばらく先。楽しみだなァ。
ハットの魅力よ、伝われ〜。
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