【今年のテーマは】鹿肉ソーセージを作りたい理由【ソーセージ】
狩猟を始めて、最初の頃は「獲ること」がすべてのテーマでした。いっつもどうやって獲るかを考えていました。
でも獲物に恵まれるようになると、次のテーマは「どうやって食べるか?」が重要になってくるように思います。それも最初の頃は「なんとなく美味しく食べる」くらいの考えでしたが、段々とライフスタイルが見えてきて、求めるものが少し明確になった部分があります。それに伴い「ソーセージを作ろう」と今年は決めました。
その理由を書きつつ、買った道具を紹介します。
なぜソーセージか?
ぼくは冬の間に獲ったシカ肉を、1年を通じて食べて生活しています。「鹿肉しか食べない」だなんて言いません。いろいろ食べる食材の1つとして、1年分確保する、ということです。でも、鹿肉への依存度はかなり高いです。
鹿肉なんて焼けば食えるわけですが、そればかりじゃ飽きるんですよね〜。毎日毎日焼き肉しているわけでもないですし。
ちょっと手の込んだ料理をすれば、いくらでも美味しく食べられますが、じつはそれができない事情があります。
「夏は宿泊業が死ぬほど忙しい」
ってことです。知らない人向けに補足しますが、ぼくは冬以外は宿泊業を営んでおり、とくに夏は大繁忙期になり、猫の手も借りたいくらい忙しくなります。宿から何日も出られないこともあります。それくらい忙しいんです。
忙しいのは僕だけじゃなくて、妻も同じ。今年は住み込みでバイトにも入ってもらいましたが、言うまでもなく彼らも忙しい。全員が忙しく疲れる時期です。
それだけ忙しくなると、だれも料理をする余裕もなくなり、インスタントラーメン・外食……その他の簡単な料理が続きます。
そんな忙しい中、ぼくはふと考えました。
「自分は鉄砲撃ちで、鹿肉は山ほどある。だけど、これだけ忙しいとゆっくり料理なんて出来やしない。もったいないなぁ」
それで「鹿肉をすぐに食べられる形で冷凍しよう」と考えるようになりました。
いろんな案があります。餃子・ハンバーグあたりはいいですよね。解凍して焼けば食える。それらを作るにはミンサーが必要です。趣味で少量作るだけなら包丁で叩けば良いのですが、量産して家族とバイトみんなでガツガツ食べるなら、かなりの量が必要になります。
どうせミンサーを買うなら、ほかにもなにかないかな〜と考えたところ、ソーセージが浮かびました。
ソーセージってすごくない?
ソーセージって解凍して焼くなり煮るなりすれば食べられます。食べ方も万能です。
忙しいなら焼いてパンに挟めばかなり満足度が高いです。
しかも、住み込みのバイトの子たちの視点で見れば「鹿肉ソーセージを食べさせて貰って楽しい!」と思ってくれるでしょう。そういう楽しさって、仕事のモチベーションに直結するから大事なんです。
簡単に調理できて、楽しくて、満足度が高いソーセージってかなりいいな、と期待しています。
もう1つ期待しているのは保存性の良さ。びっしり冷凍庫に入れれば結構な量になりそうです。餃子よりは密度高く保存できそう。ハンバーグとソーセージを量産しておけば、楽しい夏の料理になる気がします。
必要らしいもの
ソーセージ作りっていろいろ必要かと思いましたが、機材的にはこの手のミンサーがあればいいようです。
こちらはSG-50ってやつですが、1つ下のSG-30もありみたい。製造量による違いでしょうけど、細かいことはともかく、1年分作る、という熱い気持ちを込めてぼくはSG-50を選びました。
材料的に特殊なのはケーシングってやつ。つまり腸です。
いろいろあって、どれがいいか分かりませんが、レビューなどを見た感じで、上記を買っておきました。あとは調味料の類いでしょうけど、それはいろんなレシピがあるはず。家にも色々あるし、最寄りのスーパーで買えるもので作ることも出来るはず。焦って買わないことにしました。
今後の計画
とりあえずいきなり量産はせず、最初は少数ずつ作って自分好みの味を作りたいと思っています。べつの売り物を作るわけじゃないので、ある程度満足したところで量産して備蓄します。ざっくり100本くらいは備蓄したいかな。
実を言うと、友人にプレゼントするのにも良さそうなので、もっと多めに作りたいと思ってます。
猟期は長いので、さっさと1頭獲って、あれこれレシピを実験したいです。
みんな鹿100%だとボソボソする、と言うので、豚の脂などを混ぜることになると思いますが、できれば少量に抑えたいので、そのあたりのバランスを見極めたいですね〜。売り物じゃないので、自分が満足できればヨシとします。
楽しみだ〜。
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