牧草地流し猟の下見にいってみる

最終更新日

非猟期の間は牧草地での流し猟に取り組むことになりそうです。

わたしにとっては初めてのことなので不安もありますが、そのあたりは地元の先輩ハンターさんたちからもアドバイスをもらいつつ自分でも猟場を回って情報収集……という感じになります。

やっていることは初めての忍び猟の時と同じ。とにかく何度も通って、アーでもないコーでもないと研究するだけ。すでに何度か下見をしていますが、ある日の下見の様子を。

流し猟の下見は短時間でもOK

ダットサントラックD22

忍び猟の下見の時は少なからず山を歩くことになるし、そうでなくても忍び猟をやるつもりの山の林道を走り回ることになるので結構時間がかかります。

一方、今のわたしの家から流し猟をやれるエリアの1つまでは20分そこらで行けちゃいます。もっと言えば、わたしがよく行く買い物スポットから10分で流しの猟場になります。

この日もそうですが、買い物に行き、そこから10分だけ足を伸ばし、20〜30分走り回ってから帰れば実質の寄り道は40〜50分程度。1時間も余計な時間があれば十分下見ができちゃいます。

山でどっぷりと時間を過ごすことこそが、わたしが狩猟をやる理由であり、楽しみです。しかし駆除は駆除。忍び猟をやれるわけでもないですし、ここはグッと覚悟を決めて取り組んでみるつもりです。

 

さっそく遠くにシカを発見

遠めのシカを発見!

道が向かう先にシカがいました。こちらに気が付いている様子はありません。

これまでの経験上、山を降りたシカは車の音自体にはそれほど緊張感を持ちませんね。ところが車が停まると、一気に警戒心が高まります。

というわけで車で近寄らず、離れたところで茂みに隠れた場所で停車。エンジンを切り、あえて1〜2分待ちます。車を止めたのに気が付いてこちらを警戒している可能性があるから。

そして静かに車を降りて、茂みで身体を隠しながら忍び寄ります。気持ちは忍び猟モード。

50mのところまで近寄って写真を。

シカと自分の間には写真手前の笹藪だけ。ここから先はさすがに難しいかな〜。なんにせよ自信を持って撃てる距離まで近付いて満足したので、コソコソと退散しました。無駄に驚かせず、ソッと立ち去ります。

 

狙っていた熱い場所

これまで何度か下見をしていて、よくシカが出る牧草地とそうでもない牧草地がわかってきています。

今日はあまり時間がないので、シカがよく出る熱いスポットを1ヶ所チェックして帰ることにしました。

その場所は地形がゆるやかに盛り上がっており、その盛り上がりの向こうによくシカがいる場所です。盛り上がった先まで来るまで行くと必ず逃げられるので、その手前で車を止めて、歩いて忍び寄ることに。

そこにいたのがこちらの2頭。たぶん親子かなァ。

 

やはり車を止めたのを察してこちらの方角をみています。しかしはっきりと何が起きているかは分かっていないようですね。数分、茂みの裏でジッと待っていると警戒心が緩み、下の写真のように仲良く食事タイム。

 

奥にいるのがオスです。ピンコと呼ばれる1本角の若い個体です。恐らく手前のメスの子どもじゃないかな〜。

 

シカウォッチングが止まらない

猟期中にも思ってたんですが、わたしシカウォッチングが好きみたい。

なんかシカをみるとジーッと見ちゃう。シカに限らず野生動物はみていて楽しいですね。動物園さえ好きなんですが、やっぱり野性の動物はその見つける苦労も含めて大好きです。

動物は昔から好きだったけど、こうして狩猟に取り組むようになって圧倒的に動物に触れる機会が増えています(それどころか殺してさばいている……)。

こうして猟期外でもシカを見に行けるってのがいいですね。もちろん駆除がなくても見にいくことはできるのですが、やっぱり目的を持って行くと熱意が違います。

というわけで、これからもがんばっていこうと思います。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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