ゲストハウス経営というお仕事(1日のルーティン)
たまにはぼくの仕事についてお話しましょう。
今日はゲストハウスを経営するぼくの1日のルーティンを書いてみます。
これからゲストハウスを開こうとする人の参考になれば、と。
9時〜12時 清掃
まず、朝はひたすら清掃です。
うちは10時にチェックアウトなので、10時には連泊のお客さんを除いて無人になります。そこですべてのフロア、部屋、トイレ、風呂、玄関、ダイニングルームなどを掃除します。繁忙期はパートさんを雇用し、お任せすることもありますが、平常時は自分でやっていますね。
12時〜15時 開店準備
12時くらいに清掃が終わるので、ちょっと休憩+昼食を済ませ、あとは開店準備ですね。
売り物のドリンクの補充、湯沸かし器の補充、コーヒー、紅茶などの消耗品の補充などが主ですが、それに加えて基本的な清掃ではやりきれない1歩深い清掃をやります。この内容は日によって違いますね。ひたすら窓掃除したり、壁紙を拭いたり、階段の細かいところを歯ブラシで擦ったり。
そしてぼくが「部屋割り」と呼ぶ仕事もここでやります。
その日の予約状況を見ながら、誰をどの部屋に割り当てるか、という無限の可能性がある創造性豊かな仕事です。うちはドミトリーといって、2段ベッドで、みんなが同じ部屋で寝る仕組みの部屋がおおいんですが、誰と誰を同じ部屋にするか? 誰を上段にするか、という難しい問題を勘だけで決めていきます。めちゃくちゃ悩ましい作業です。
15時〜22時 受付
うちのチェックイン時間は15時から20時ですので、この時間は受付に張り付くことになります。
まぁずーっと忙しいわけではなく、この記事を書いているのもまさにこの時間帯です。
汽車・飛行機・フェリーなどで来る方も多いので、来るときはドカッとチェックインが続きてんてこ舞いになることもある一方で、誰も来ない2時間ってこともあります。
とはいえ、その時間を読めないので、受付をあまり長くは離れることができない仕事になります。そういう意味でブログを書くというのには適した時間帯になりますね。また読書に勤しむこともあります。
また、チェックイン以外にもお客さんの対応がたくさん発生します。
「美味しい飲みや教えてよ」
「部屋の電気がつかないんだけど」
「洗濯機の使い方を教えて」
「おもしろい観光地ある?」
「ところでマスターってハンターなの?」
ってな具合にただの質問から、楽しい雑談までいろいろあります。ある意味でゲストハウスとしてはここが力の見せ所みたいなところはありますね。あえてホテルではなく、ゲストハウスを選ぶお客さんは、他のお客さんやスタッフとの交流を望んでいる方も多いので、ある意味で「友だちのような」対応を心掛けて、長いときは何時間も話し込むこともあります。笑
イメージとしては、ゲストハウスってバーのようなものだと思っています。
バーってカクテルを飲むだけじゃなくて、バーテンダーや他のお客さんとの軽い交流も楽しみの一部ですよね。その感じです。
また、チェックイン時間は20時までなのですが、実際には遅れてくるお客さんもいるため、20時にピタッとしめられる事は稀です。
22時〜24時 清掃+閉め作業+お客さんと団らん
22時になると、うちはお風呂を閉めるので清掃します。大きなお風呂ではないので、それほど時間はかかりませんが、遅い時間なので、わりと疲れます。
あとはレジの閉め業務だとか、消耗品の補充も必要ならやります。実際には引き続きお客さんとの団らんが続いていることも多いです。
自分としては22時を超えたら「仕事終わりモード」になるので、ビールとか飲み始めます。笑
超ブラック企業だけど……
9時から24時までは拘束されます。これが5〜9月の間は毎日毎日続きます。150連勤になったりします。それだけ見ると超ブラックですが、その企業のオーナーは自分なので文句は言えませんね。
空き時間にこうしてブログを書くこともできますし、なにしろ冬の間は閉館しているので、半年は休めます(実際にはただ休んでるわけじゃないんですが、少なくとも接客系の仕事はなくなります)。
そのうちハンターのためのゲストハウス開業講座でもやりましょうか笑
需要あるのかな〜。
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